山好き的日々@京都北山

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2012年 03月 20日

妙理山・鯉谷・大黒山縦走-余呉トレイル周辺

【日 付】 2011年3月20日(春分の日)
【天 候】 晴れ後曇り
【山 域】 湖北(余呉トレイル)
【メンバー】 単独行

【コース】 椿坂(桂照院跡)-西尾根分岐-妙理山-西尾根分岐-P795-鯉谷-P753-東尾根分岐-東峰(P859)-東尾根分岐-大黒山-椿坂峠 

先々週(3/3)に菅並から妙理山に歩きましたが、そのときは妙理山から七々頭ヶ岳に周回しました。妙理山からはさらに大黒山に尾根が続いています。今回は、余呉トレイル周辺の雪山登山として、妙理山から大黒山まで歩きました。妙理山も大黒山もブナ林が印象的な山であることから、ブナ探索のスノーシューハイクとなりました。

 登山口は、椿坂集落にある桂照院跡からで、妙理山の西尾根を辿り、妙理山山頂に至りました。次いで、一度西尾根分岐まで戻り、今度は北西に延びる尾根に向かい、P795を経由して四等三角点のある鯉谷(781.3m)に着きました。さらに大黒山の南尾根を北上し、東尾根の分岐に至りました。ここで時間的余裕があったので、東峰(P859)まで足を延ばしてピストンしました。その後、大黒山山頂(891.5m)を極めて、最後は西尾根から椿坂峠に下りました。

【参考文献】 草川啓三「琵琶湖の北に連なる山」、冨永豊「湖北の雪山50」

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 鯉谷から大黒山に続く尾根を眺望しています(向こうには敦賀湾も見えています)



<アクセス>京都東IC-米原JTC-(北陸道)-木之本IC-R365-椿坂

 今回は、妙理山から大黒山まで縦走するので、登山口の椿坂集落と下山口の椿坂峠が離れています。椿坂峠から椿坂峠までは下りなので、歩いても30分程度と思いますが、今回から新兵器を用意しました。言わずと知れた折りたたみ式自転車です。カードのポイントを使ってもらった自転車はマイ・パラス号です。まずは、下山口の椿坂峠まで走り、自転車をデポしておきます。引き返して椿坂集落の登山口を探します。最初取り付きが分からず、ウロウロしてしまいましたが、目印は桂照院跡の大カツラです。R365沿いにようやく見つけたものの、駐車地がありません。少し椿坂峠方向に行ったところに、R365と集落からの道との合流点があり、その路肩にスペースがあったので、ここに駐めさせてもらうことにしました。

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 桂照院跡にある大カツラ
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 桂照院跡についての説明板

 取り付きは、大カツラのある桂照院跡ですが、そのあたりに余呉町教育委員会が作製した、桂照院跡の謂われを記した説明板があります。さて、どこから登るのだろうと付近を見渡したところ、左手の下谷川に沿って道がありそうに見えましたが、よくわからないので、桂照院跡の裏手の急斜面に取り付き、強引によじ登っていくことにしました。早朝のことなので、積雪が凍っているので、キックステップの要領で大丈夫です。傾斜が緩んでくると、どうやら登山道らしいものと合流しました。20分ほど歩くと、ほぼ雪面になってきたことから、スノーシューを履くことにしました。雪面が締まっているので、スノーシューのクランボンが食い込み、快適に登っていくことができます。どんどんと高度を上げていくと、ブナ林になってきます。気持ちよく登りながら、振り返ると、乗鞍岳、三国山、さらには野坂山地の岩籠山や野坂岳などの白い山々が見えています。

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 桂照院跡の裏手から取り付きます
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 雪面が固いのでスノーシューのクランボンが効いて快適に登っていくことができます
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 青空に映えるブナの木
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 ブナ林はいいなぁ
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 振り返ると、白い山々が見えていました

 快適に登っていくと、尾根が左に曲がって行きます。妙理山の西尾根に続いている尾根です。尾根の右が雪庇になっていて、所々切れ落ちています。この尾根にやってくると、東方向の展望が開け、3/3に歩いた妙理山から七々頭ヶ岳に続く尾根が見え、その向こうにうっすらと伊吹山、さらに金糞岳や横山岳の姿も見えてきます。振り返ると、琵琶湖と余呉湖も見え、賤ヶ岳や山本山も識別することができます。今度は尾根の左手を見ると、今日縦走する大黒山が見えます。敦賀湾を隔てて向こうには西方ヶ岳や栄螺ヶ岳も見えています。西尾根分岐に到達し、10分ほどで妙理山山頂に着きました(10:30)。少し早かったのですが、天気がよいのと、景色がよかったので、妙理山山頂で早めのランチタイムにすることにしました。。

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 妙理山の西尾根に続く尾根
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 七々頭ヶ岳に続く尾根、その向こうにうっすらと伊吹山
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 振り返ると、琵琶湖と余呉湖が見えています
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 逆光ながらも、横山岳、金糞岳、伊吹山という湖北を代表する滋賀県の山々が見えています
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 大黒山と敦賀湾の向こうに西方ヶ岳と栄螺ヶ岳
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 大黒山と東に延びる尾根
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 西尾根分岐から妙理山に向かいます
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 妙理山山頂に到着しました
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 妙理山山頂から、横山岳、金糞岳、伊吹山を望む
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 妙理山直下の展望地から、上谷山と左千方を望む
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 早めのランチタイムにしました
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 3/13に新しくなったプレミアム・モルツで、横山岳、金糞岳、伊吹山に乾杯!

 小一時間ばかりのランチタイムを終え、大黒山への縦走に取りかかります。まずは、鯉谷(四等三角点)をめざします。妙理山から先ほどの西尾根分岐まで戻ります。進路は北西に取り、尾根伝いに下っていくことになりますが、この下降点が少しわかりにくい。後から思えば、鯉谷(鉄塔が建っているところ)を見やりながら尾根を見極めればよかったのですが、少し間違えて急斜面を下ってしまい、スノーシューを履いたままだったので、滑って転倒してしまいました。でも、臀部を打ったくらいで大過はありませんでした。滑り下りた鞍部から尾根に上がり、稜線沿いに鯉谷をめざしました。

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 西尾根分岐付近から大黒山への縦走する尾根を眺望しています(鉄塔のあるところが鯉谷)-敦賀湾の向こうに敦賀半島の山・西方ヶ岳が見えます
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 右手には、上谷山から左千方と並ぶ奥美濃の山々が見えます
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 左手には、野坂岳から三国山、乗鞍岳に続く山並みが見えます
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 P795付近で左にカーブしていきます
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 P795から左手に、行市山、三方ヶ岳が見えます-その向こうには琵琶湖
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 P795を過ぎると、ブナ林となってきます
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 風雪に耐えてきたブナの樹
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 たくさんの宿り木(寄生)がついているブナ

 鯉谷は鉄塔の建っているところなので、前方に位置が確認できます。P795から小さなアップダウンを繰り返して、鯉谷手前のブナ林になっている尾根を登り切ると、鯉谷山頂です。三角点は雪に埋まっていて確認することができませんが、山頂は鉄塔から少し右にあり、樹林の中で展望はありません。しかし、山頂から少し西に行ってみると、展望が開けていました。大黒山への縦走路、敦賀半島の山、野坂岳から乗鞍岳までの山並みなどが一望できます。

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 鉄塔の右が鯉谷です
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 鯉谷山頂(12:50)眺望はありません
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 鯉谷の西の展望地から大黒山を眺めています
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 敦賀湾の向こうに敦賀半島の西方ヶ岳が見えています
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 野坂岳から乗鞍岳までの山並みが一望できます

 鯉谷で展望を楽しみながら小休止した後、最後の山である大黒山をめざします。鯉谷まで来ると、遠かった大黒山ももうすぐ目の前に見えているので、さああと一踏ん張りとファイトが湧いてきます。鯉谷の先で尾根が左に直角に曲がり、すぐに鉄塔の下を通過します。次第に右にカーブしていくと、P753に到達します。このあたりから緩やかな登りとなり、再びブナ林になってきます。実に気持ちのよい歩きができます。やがて、前方の雪の盛り上がった丘のようなものが出てきたので、ここを駆け上ると、展望がより一層開けていました。この展望台地での景色をしばし楽しんでから、大黒山への最後の登りとなります。ヤセ尾根を通過すると、ブナ林の中を尾根に駆け上ります。

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 鯉谷から少し進んだところから、送電線越しに大黒山の展望があります
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 大黒山から東に延びる尾根
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 鉄塔の下を通過します
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 P753を通過します(13:10)
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 P753を過ぎると緩やかな登りになっています
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 再びブナ林になってきます
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 所々にブナの巨樹も見られます
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 突然眼前に盛り上がった雪山が現れました
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 盛り上がった雪山を乗り越えると、再び気持ちのよい尾根道が大黒山へと続いています
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 振り返ると、辿ってきた妙理山と鉄塔のある鯉谷が見えています
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 この雪の台地からは、横山岳、金糞岳、妙理山が一望できます
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 敦賀湾や日本海も望むことができます
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 ヤセ尾根を通過します
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 ブナ林の斜面を駆け上ります

 大黒山への分岐(尾根)に着いた時間は13:40。ここから大黒山に登り、椿坂峠までのコースタイムは1時間半なので、まだ時間的余裕がありました。この分岐から東尾根を伝って東峰(P859)までのコースタイムは往復で1時間弱なので、少し雲が多くなってきたところですが、雨にはならないだろうとの判断で、P859までピストンすることにしました。

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 分岐から東尾根は緩やかな下りですが、ヤセ尾根になっています
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 やがて右手に展望が出てきます
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 右には、妙理山が大きく見えています(左に見えるのは横山岳)
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 鉄塔の下を通過します
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 鉄塔を通過した後、右に雪庇があるので、踏み抜かないように注意しなければなりません
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 向こうに見えるのがP859(東峰)です
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 東峰(P859)からの眺望です

 大黒山分岐から東峰(P859)までのピストンに要した時間は60分と予定どおりでした。もう午後3時近くになっており、雲が広がってきて青空も少なくなってきました。さあ、最終の大黒山の山頂を踏んで、椿坂峠に下りましょう。分岐点から大黒山山頂まではわずかの登りです。山頂というにはあまりピークらしくないところでしたが、ブナ林があって雰囲気はよいところでした。大黒山からは、西南に延びる尾根を下ることになりますが、途中から右に方向が変わるので、GPSを見ながら間違わないように注意して下ります。左手には、歩いてきた尾根が見え、妙理山から横山岳への展望があり、右手には敦賀湾の眺望があります。そして、正面には乗鞍岳から野坂岳への山々が見えています。樹林帯の中に入る手前で、スノーシューを脱ぎ、ツボ足で下ることにしました。キックステップを踏みながら、どんどんとスピードを上げて下ります。最後が急降下になっていて、ちょっと転倒したりしましたが、ちょうど自転車をデポした場所にドンぴしゃと着地することができました(15:40)。椿坂峠からは自転車に乗ってR365を下ります。ちょうど余呉高原スキー場からの帰りの車がどんどんやってきます。下り坂なので、歩けば30分はかかるところ、5分あまりで駐車地に到着しました。

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 大黒山山頂に到着しました(15:00)
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 大黒山山頂付近のブナ林
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 大黒山からの下る途中に妙理山を眺めます
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 右手には、敦賀湾と日本海が眺望できます
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 正面には、乗鞍岳から野坂岳までの山並みがあります
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 ちょうど椿坂峠の自転車デポ地点に着地しました

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 この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平20業使 第438号)

<コースタイム>
830椿坂 1020西尾根 1030妙理山(昼食)1115 1125西尾根 1200P795 1250鯉谷 1310P753 1340大黒山分岐 1410東峰(P859) 1440大黒山分岐 1500大黒山 1540椿坂峠


by kitayama-walk | 2012-03-20 23:20 | 湖北・福井・美濃・飛騨・加賀 | Comments(2)
Commented by biwaco06 at 2012-03-26 16:55
まだまだ雪がいっぱいですね。若狭の山や海まで一望でしたか!(^^)!
秘密平気(兵器?)で縦走も怖くない~♪ 私も先日の山で使うつもりが、林道が凍結で予定地まで車が入れませんでした。
お昼のアワワ、リッチですね!私は「金麦」や「麦とホップ」で我慢です。(;一_一)
Commented by kitayama-walk at 2012-03-27 00:50
 biwacoさん、こんばんは。
 このコースは、今年1月に行われた、やぶこぎネットのスノー衆パート1のコースです。ご一緒したかったのですが、生憎日程が合いません
でしたね。天気がよかったこともあって、素晴らしい景色を堪能することができました。

 秘密兵器も活躍してくれました。ポイントでもらったものなのですが、結構重宝してくれましたね。単独行が多いので、これからもどんどん使
うことになると思います。先日の山というと、花房山のことでしょうか?

 プレモルは、3/13に新しくなったということで試してみましたが、味が前とどう違うのか、さっぱりわかりませんでした。でも、プレモルはうまい
ですよ。たまにはアワワと贅沢してみませんか。


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