人気ブログランキング | 話題のタグを見る

山好き的日々@京都北山

kitayamawa.exblog.jp
ブログトップ
2011年 02月 06日

御池岳-雪のテーブルランド周回

 2月6日(日曜) 曇り時々晴れ K峰君と二人行

 雪のテーブルランド-2010/2/7に訪れました。このときは、晴天の下、雪も状態もよく、素晴らしい雪山山行を楽しむことができました。今年も雪のあるときにテーブルランドをスノーシューで歩きたいという思いに駆られ、いつ行くことができるかとその機会をうかがっていました。

 2/6(日曜)-雪はたっぷりあります。天気予報は晴れです。絶好の雪山山行になると思い、御池岳に行くことに決めました。ただ、昨年より今年は雪が多いようで、2/2の山レポを見ると、R306が大君ヶ畑の集落を抜けた当たりで通行止め(除雪されていない)になっていることが分かりました。雪の国道歩きが片道1時間ほどかかるだろうと予想されました。往復2時間の国道歩きを加算しても、何とか日帰りは可能であり、もし余計に時間がかかったときは、テーブルランドの歩きを短縮すればよいとの計画にしました。

<本日のコース>
駐車地-鞍掛橋-御池谷出合-尾根取付き-鞍掛尾根出合-鈴北岳-西ボタンブチ-夕日のテラス-天狗鼻-ボタンブチ-奥の平-御池岳(丸山)-鈴北岳-鞍掛尾根出合-鞍掛橋-駐車地


御池岳-雪のテーブルランド周回_e0110500_1533818.jpg
 御池岳(丸山)山頂にて-標柱を見ると1mくらい埋まっています



 午前6時京都を出発し、京都東ICから名神に乗り、彦根ICで降ります。R306に入り、多賀大社前から鞍掛峠方面に向かいます。佐目トンネルを抜けると大君ヶ畑の集落に入ります。結構積雪はありますが、除雪されていて道路は難なく通過することができます。やがて、集落を越えると、すぐに左手に前谷林道が分岐するところがありますが、この先は除雪がされていませんでした。つまり、R306はここで通行止めになっていました。それでもこの分岐に3台の車が駐車していました。予想されたこととはいえ、鞍掛橋までは去年よりはたくさん歩かなければなりません。7:50出発です。
御池岳-雪のテーブルランド周回_e0110500_045064.jpg
 前谷林道分岐点より先は除雪されておらず、ここで車を駐めることになりました
御池岳-雪のテーブルランド周回_e0110500_046317.jpg
 国道にはトレースがありました-MSRのスノーシューの轍が目立っていました-これはすでに駐車してある登山者のものです)
御池岳-雪のテーブルランド周回_e0110500_0471521.jpg
 朝早いので気温が低く雪も締まっていたのでツボ足でもかなり歩くことができました
御池岳-雪のテーブルランド周回_e0110500_0493428.jpg
 雪の国道を歩くこと45分で鞍掛橋に到着しました-スノーシューを履いていたらもう少し時間短縮できたでしょう(8:35)
御池岳-雪のテーブルランド周回_e0110500_0535668.jpg
 R306の冬季通行止めのゲートです(鞍掛橋にあります)
御池岳-雪のテーブルランド周回_e0110500_055936.jpg
 鞍掛橋からも谷に沿って入っていきます-トレースがしっかりと続いています
御池岳-雪のテーブルランド周回_e0110500_057060.jpg
 御池谷出合にある登山届のBOXはすっかり雪の中に埋まっています(9:20)
御池岳-雪のテーブルランド周回_e0110500_162536.jpg
 御池谷に入ると、左岸に沿って山道が続き、トラバースや倒木を越えて進みます

 やがて御池谷との分岐点にやってきました。御池谷を遡行すればヒルコバに至りますが、最近は荒れていて難路になっているそうです。ましてや積雪期には難儀することでしょう。もちろん、ここでは尾根に取り付いて鞍掛尾根をめざします。このルートは、初めが樹林帯の中の急登で、次いで自然林となって一息つき、再び樹林帯の急登となります。樹林を抜けると再び自然林の急登となり、やがて鞍掛尾根に出てきます。
御池岳-雪のテーブルランド周回_e0110500_1183637.jpg
 尾根取り付きには標識が架かっています
御池岳-雪のテーブルランド周回_e0110500_119572.jpg
 取り付きの最初は樹林帯の中の急登です
御池岳-雪のテーブルランド周回_e0110500_1193665.jpg
 最初からしんどい登りでバテてしまいそうです
御池岳-雪のテーブルランド周回_e0110500_1201980.jpg
 再び樹林の中の急登です
御池岳-雪のテーブルランド周回_e0110500_1204453.jpg
 樹林帯の中を抜け出たところに展望地があります-霊仙山が見えています
御池岳-雪のテーブルランド周回_e0110500_1213199.jpg
 自然林の尾根を登っていきます
御池岳-雪のテーブルランド周回_e0110500_1215525.jpg
 鞍掛尾根は近い
御池岳-雪のテーブルランド周回_e0110500_122142.jpg
 鞍掛尾根に登ってきました

 尾根取り付きから鞍掛尾根まで1時間10分(鞍掛橋から約2時間)はまずまずのペースです。天気予報は晴れでしたが、雲が多く、太陽も時折照るには照るのですが、何せ雲が多いので晴れ!という感じにはほど遠い。おまけに尾根では風があり、今まで暑かったのが一気に寒くなってきました。ここでスノーシューを履くことにしました。

御池岳-雪のテーブルランド周回_e0110500_14774.jpg
 鞍掛尾根にはしっかりとトレースがあります
御池岳-雪のテーブルランド周回_e0110500_1474797.jpg
 左側に小さな雪庇ができているので注意しながら進みます
御池岳-雪のテーブルランド周回_e0110500_1483146.jpg
 途中で1箇所急登になっているところがありますが、スノーシューのクランボンを効かせてザクザクと登っていきます。
御池岳-雪のテーブルランド周回_e0110500_1494887.jpg
 鈴北岳直下にできているシュカブラ(冬期に高山の山稜で雪面に見られる風紋のことで、強風と低温によりクラストした雪面に様々な波状の紋様ができる)
御池岳-雪のテーブルランド周回_e0110500_14115870.jpg
 K峰君も息を切らせながら登ってきます
御池岳-雪のテーブルランド周回_e0110500_14123956.jpg
 シュカブラ2
御池岳-雪のテーブルランド周回_e0110500_14125999.jpg
 鈴北岳に到着しましたが、以外に積雪が少なく、エビのしっぽもできていませんでした (向こうに薄く見えるのが霊仙山)
御池岳-雪のテーブルランド周回_e0110500_14142184.jpg
 霊仙山をズームアップ(今日は気温が高く霞んでいるのではっきりと見えません)
御池岳-雪のテーブルランド周回_e0110500_1415237.jpg
 少し北に寄ると、鈴ヶ岳の姿も見えます
御池岳-雪のテーブルランド周回_e0110500_14155544.jpg
 御池岳(丸山)を眺望しています
御池岳-雪のテーブルランド周回_e0110500_14163231.jpg
 西方面-西ボタンブチや夕日のテラスのある方向を眺めています

 さて、今回もテーブルランドの周回をしようと思いますが、今日は時間的にはすでに11時を回っているので、ぐるりと一周は無理なので、西ボタンブチ-夕日のテラス-天狗鼻-ボタンブチ-奥の平-丸山-鈴北岳という行程で回ろうと思います。

御池岳-雪のテーブルランド周回_e0110500_22555433.jpg
 まずは鈴北岳から西ボタンブチまで歩きます
御池岳-雪のテーブルランド周回_e0110500_2258925.jpg
 テーブルランドの西縁に上がる途中で右手に見えた鈴ヶ岳(こんもりとした山容が愛らしい)
御池岳-雪のテーブルランド周回_e0110500_22591265.jpg
 西ボタンブチから西方向の眺望(11:30)-あまりよく見えませんが、左にピラミダルな天狗堂が見えています
御池岳-雪のテーブルランド周回_e0110500_2301064.jpg
 テーブルランドの西縁に沿って歩くと、樹林の切れ間から鈴北岳が見えます
御池岳-雪のテーブルランド周回_e0110500_2305739.jpg
 今日は気温が高いので樹氷はついていません
御池岳-雪のテーブルランド周回_e0110500_2312872.jpg
 天に向かった手を広げているような樹木(シデかな?)
御池岳-雪のテーブルランド周回_e0110500_2321575.jpg
 夕日のテラスも今日は眺望がよくありません(11:40)
御池岳-雪のテーブルランド周回_e0110500_2333151.jpg
 丸山とボタンブチが見えています
御池岳-雪のテーブルランド周回_e0110500_23192756.jpg
 樹林と雪原を縫って歩きます
御池岳-雪のテーブルランド周回_e0110500_23202427.jpg
 樹間から天狗堂が大きく見えています
御池岳-雪のテーブルランド周回_e0110500_232158.jpg
 青空も時折のぞいてくれますが、樹氷がありません
御池岳-雪のテーブルランド周回_e0110500_2321513.jpg
 スノーシューのトレースを追って、さあ歩こう!
御池岳-雪のテーブルランド周回_e0110500_2322257.jpg
 広い雪原に出てくると、その先が天狗鼻です
御池岳-雪のテーブルランド周回_e0110500_23233754.jpg
 天狗鼻から奥の平の稜線を眺望しています
御池岳-雪のテーブルランド周回_e0110500_23248100.jpg
 天狗鼻からすぐ先のボタンブチを望んでいます
御池岳-雪のテーブルランド周回_e0110500_23245261.jpg
 出っ張った岩が天狗の鼻に例えられています(向こうには天狗堂とサンヤリ)
御池岳-雪のテーブルランド周回_e0110500_23261080.jpg
 ボタンブチまでやってきました(13:00)
御池岳-雪のテーブルランド周回_e0110500_2326439.jpg
 ボタンブチから天狗鼻方向を眺望しています
御池岳-雪のテーブルランド周回_e0110500_23272122.jpg
 ボタンブチからT字尾根を見下ろしています
御池岳-雪のテーブルランド周回_e0110500_233859100.jpg
 ボタンブチから奥の平に駆け上がります(途中で丸山方向を眺望しています)
御池岳-雪のテーブルランド周回_e0110500_2339489.jpg
 奥の平に駆け上がっているK峰君
御池岳-雪のテーブルランド周回_e0110500_23402487.jpg
 奥の平も積雪は少ない(13:10)
御池岳-雪のテーブルランド周回_e0110500_2341598.jpg
 ボタンブチ方向を見下ろしています
御池岳-雪のテーブルランド周回_e0110500_23413776.jpg
 丸山めざして駆け上がります
御池岳-雪のテーブルランド周回_e0110500_02329.jpg
 御池岳山頂(丸山)に向かって最短距離で登ると、標柱のこんな方向からのアプローチになります
御池岳-雪のテーブルランド周回_e0110500_03392.jpg
 御池岳山頂にて-ハイポーズ
御池岳-雪のテーブルランド周回_e0110500_0102940.jpg
 丸山から鈴北岳へ向かっています(右向こうに霊仙山が大きい)
御池岳-雪のテーブルランド周回_e0110500_0114081.jpg
 雪面にトレース2筋
御池岳-雪のテーブルランド周回_e0110500_0122526.jpg
 さあ歩け!鈴北岳まで
御池岳-雪のテーブルランド周回_e0110500_0125547.jpg
 尾根を見極めながら下っていくと、遭難碑手前に出てきました
御池岳-雪のテーブルランド周回_e0110500_0134246.jpg
 鈴北岳へ直登します
御池岳-雪のテーブルランド周回_e0110500_0142379.jpg
 最後の登りですが、これが結構しんどい
御池岳-雪のテーブルランド周回_e0110500_0144865.jpg
 鈴北岳到着(14:05)雪もかなり溶けています
御池岳-雪のテーブルランド周回_e0110500_0154167.jpg
 丸山と藤原岳(左)
御池岳-雪のテーブルランド周回_e0110500_0161327.jpg
 鈴ヶ岳と霊仙山、その間に鍋尻山

 さあ、もう午後2時を回っているので、急いで下りましょう。ここからは往路をピストンなので、様子もわかっています。まずは鞍掛尾根をサクサクと下ります。スノーシューのクランボンをガシガシ効かせて急な坂を下っていきます。鞍掛尾根の分岐でスノーシューを脱ぎました。ここからはキックステップで踵に体重をかけて下る方が速くて楽です。

御池岳-雪のテーブルランド周回_e0110500_022679.jpg
 鞍掛尾根を下ります
御池岳-雪のテーブルランド周回_e0110500_0235163.jpg
 雪のロールケーキができました
御池岳-雪のテーブルランド周回_e0110500_02421100.jpg
 鞍掛橋まで戻ってきました(15:30)下りは1時間半でした。
御池岳-雪のテーブルランド周回_e0110500_0253435.jpg
 国道歩きはスノーシューを履いた方が速く歩けます(朝は締まっていた雪がもう腐っているので)MRS LIGHITNING ASCENT25のトレース
御池岳-雪のテーブルランド周回_e0110500_0251811.jpg
 駐車地に到着したら、もう車は私たちのものだけでした(16:20)
御池岳-雪のテーブルランド周回_e0110500_028780.jpg
 この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平20業使 第438号)

<コースタイム>
 750駐車地 835鞍掛橋 855御池谷出合 920御池谷分岐 1030鞍掛尾根出合 1105鈴北岳 1130西ボタンブチ 1140夕日のテラス(昼食) 1250天狗鼻 1300ボタンブチ 1310奥の平 1320御池岳 1405鈴北岳 1420鞍掛尾根出合 1530鞍掛橋 1620駐車地


by kitayama-walk | 2011-02-06 23:41 | 鈴鹿山系


<< 御在所岳-藤内沢から中道へ      武奈ヶ岳-比良も雪が多かった! >>