山好き的日々@京都北山

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カテゴリ:日本二百名山( 14 )


2014年 05月 19日

伯母子岳-世界遺産「小辺路」の名峰

【日 付】 2014年5月19日(月)
【天 候】 晴れ後曇り
【山 域】 紀伊山地
【メンバー】kitayama-walk(単独行)

【コース】 伯母子道入口-▲口千丈山-焼山太尾の頭-牛首山-牛首の鼻(巻き道分岐)-伯母子岳-伯母子峠-十字路(大股分岐)-尾根道分岐-牛首の峰-口千丈山-伯母子道入口

 自由法曹団の5月集会が白浜で開催されたが、これを機会に紀伊山地の山に登ってみようと思った。どの山に登るか思案したが、二百名山で和歌山県最高峰の護摩壇山(1372m-実はこの東にある龍神岳1382mの方が高かった)から近い伯母子岳(1344m)に登ることに決めた。調べてみると、伯母子岳は世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」のひとつ、高野山と熊野本宮を結ぶ熊野古道「小辺路(こへち)」が伯母子峠にある。なかなか歴史と由緒がありそうな山だと分かった。

 それでどこから登るか。護摩壇山近くの林道奥千丈登山口(伯母子道)か、野迫川の大股集落である。白浜からのアクセスを考えると前者という選択となった。基本的には伯母子道のピストンになるが、この伯母子道には、ブナ、ヒメシャラ、ミズナラなどの原生林が残っており、この時期は、ミツバツツジ、レンゲツツジ、シロヤシオなどのツツジ系の花が楽しむことができた。伯母子道自体は軽四輪が通行することができるほどの幅員があり、緩やかなアップダウンとなっていたが、このアップダウンが曲者で、緩やかなれど頻回に繰り返されるもので、意外と疲労感のある行程であった。

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 牛首山付近から牛首の峰を望む


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by kitayama-walk | 2014-05-19 23:19 | 日本二百名山 | Comments(0)
2013年 05月 18日

妙義山-怪異な岩峰群が屹立する上毛三山

【日 付】 2013年5月18日(土)
【天 候】 晴れ
【山 域】 上毛
【メンバー】M井、M村、kitayama-walk

【コース】 妙義神社登山口-大の字-見晴-天狗岩-タルワキ沢のコル-相馬岳-堀切-鷹戻しの頭-東岳-中ノ岳-第四石門-第三石門-第二石門-第一石門-石門入口-中之嶽神社(登山口)

 妙義山は上州・群馬県北部に連なる岩峰群の総称であるが、奇岩の集合体といえる特異な山である。戸隠山と同様に修験道の行場になっている。修験者たちは岩場の弱点を見つけて道をつけ、現在のルートを拓いたと言われている。そのうち、表妙義は、妙義神社のある白雲山、金洞山、金鶏山の連なりであり、標高は総じて1000m程度であるものの、非常に険しく、岩登りの基礎なしには登れないと言われている。この間、鷹戻しと隣接するルンゼ内の二段25mクサリ場と中ノ岳山頂間近のコブ岩での転落死亡事故が多発しており、この区間のクサリを撤去して登山道を閉鎖しようという案も出されたという。ただし、中間道というのがあり、こちらは一般コースなので安心して歩けるとのこと。しかし、峨々たる岩峰群を連ねる妙義山に登るのであれば、白雲山から金洞山への尾根コース(上級コース)を歩かないわけにはいかない。ということで、今回は敢えて上級コースにチャレンジしてみることにした。

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 相馬岳から鷹戻り、東岳方向を望む

by kitayama-walk | 2013-05-18 23:46 | 日本二百名山 | Comments(0)
2012年 10月 22日

毛無山-山頂から秀麗な富士を仰ぐ山

【日 付】 2012年10月22日(月曜)
【天 候】 晴れ
【山 域】 富士/御坂
【メンバー】 M井、M村、N野、kitayama-walk

【コース】 湯之奥登山口-山の神-大名屋敷跡-県境稜線-朝霧高原分岐-毛無山-朝霧高原分岐-県境稜線-大名屋敷跡-山の神-湯之奥登山口

 日本二百名山に選定されている毛無山は、朝霧高原を挟み、富士山と相対する天子山塊の最高峰(1964m)である。一等三角点の設置された眺望抜群の山頂を持つもので、やはり何と言っても、富士山が眼前に迫る様は圧巻の一言である。山頂は低灌木とカヤトで覆われていて樹木が少なく、そのため「毛無し」の山名がついたと言われている。

 今回は、少しマイナーなコースである下部温泉から林道を遡った湯之奥登山口からのアプローチをとった。樹林帯の中の急登を汗して登ると、県境稜線に出た途端に、眼前に富士山が屹立し、朝霧高原が広大に展開されている。まさに登りの労苦を一気に癒してくれる山である。

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 県境稜線から仰いだ秀麗な富士山

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by kitayama-walk | 2012-10-22 23:43 | 日本二百名山 | Comments(0)
2012年 10月 07日

能郷白山-百名山から落ちた白山信仰の山

【日 付】 2012年10月7日(日曜)
【天 候】 晴れ時々曇り
【山 域】 両白山地
【メンバー】 単独

【コース】 能郷谷林道ゲート-(自転車)-能郷登山口-一合目-林道出合-二合目-三合目-前山の肩-五合目-能郷白山山頂-白山権現社-五合目-前山の肩-三合目-二合目-一合目-能郷登山口-(自転車)-能郷谷林道ゲート

 能郷白山(1617m)は、加賀白山を開いた泰澄上人が、加賀白山の山頂から見渡したとき、西方にこの山が目に留まり白山権現の分祀を思いつき、開山し祠を祀ったと伝えられている山である。山頂に能郷白山神社奥宮の祠があり、能郷谷の麓=能郷集落には能楽堂のある白山神社(白山権現里宮)がある。加賀白山と区別する意味で能郷白山と呼ばれている。

 能郷白山は、残念ながら、百名山には入っていない。しかし、深田久弥はこう記している。「もし一つの県から一つの代表的な山を選ぶとしたら、という考えが前から私にあった。福井県はその県界の白山山脈南半の稜線上に多くの峰を有している。越前と美濃との境には、あまり世に知られていないたくさんの山が並んでいるが、千二、三百米前後では推すに足りない。その中で能郷白山(1617m)だけが一際高く、長大な白山山脈の最後の盛り上がりであり、一部の登山家の間に知られていた。私はこの山にもかねてから目をつけていた。選ぶとしたら、能郷白山か、荒島岳か。」と選定に悩んでいる。しかしながら、「山の気品のある点では、荒島岳が上だった。」と荒島岳が百名山に選ばれ、能郷白山は落選している。

 奥美濃の最高峰であり、一等三角点のある能郷白山は、展望がよく、そのどっしりとした山容はまさに奥美濃の盟主にふさわしい。この山に登ってみたいと以前から思っていたが、なかなかその機会に恵まれなかった。登山コースは、能郷谷コースと温見峠コースがある。温見峠からはコースタイムで2時間という短時間で山頂に立てる利点があるが、能郷谷からは古くからの登山道であり、気力・体力ともに必要なロングコースで、それだけに能郷白山の大きさ、山深さが実感できると言われている。こう聞けば、やはり能郷谷から登らねばなるまい。こう考えて、能郷谷コースで登ることにした。

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 能郷白山には一等三角点があるが、ササの切り開きの中にあり、眺望はない

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by kitayama-walk | 2012-10-07 23:51 | 日本二百名山 | Comments(4)
2012年 04月 15日

笈ヶ岳-登山道がない残雪期に登る秘境の峰(2日目)

【日 付】 2012年4月15日(日)
【天 候】 快晴
【山 域】 両白山地
【メンバー】 N野、A房、T野、kitayama-walk

【コース】 幕営地(冬瓜平手前)-冬瓜山-シリタカ山-P1640-岩底谷の頭-小笈-笈ヶ岳-小笈-P1640-冬瓜平-幕営地-P1418-P1312-P1271-山毛欅尾山-カンタの山-貯水池-中宮発電所-一里野温泉スキー場

 夜中にトイレに起きたときには空には満天の星。今日はきっと快晴になると期待が膨らみます。気温がぐっと下がったものの、テントの中でシュラフに入っていると寒さも何ということはありません。シュラフを持ってこずシュラフカバーだけで寝たN野氏は寒くて30分毎に目が覚めたとか。雪山にシュラフ持ってこないとはちょっと無謀じゃあーりませんか。

 3:30ちょうどに起床。外はまだ暗い。朝食は再びきのこ汁ですが、最後はごはんを投入して雑炊です。私は、いつものことながら、朝食はあまり食べることができません。これが後でシャリバテになって、しんどい思いをすることになります。ゆっくりと朝食を摂り、身支度を整えて、5:00ちょうどに出発です。笈ヶ岳への往復はザックには必要なものだけ詰めて登ります。

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 シリタカ山付近から笈ヶ岳を望む

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by kitayama-walk | 2012-04-15 23:29 | 日本二百名山 | Comments(0)
2012年 04月 14日

笈ヶ岳-登山道がない残雪期に登る秘境の峰(初日)

【日 付】 2012年4月14日(土)
【天 候】 小雨後曇り
【山 域】 両白山地
【メンバー】 N野、A房、T野、kitayama-walk

【コース】 一里野スキー場駐車場-中宮発電所-P659-P1058(カンタの山-山毛欅尾山-P1271-P1312-P1418-幕営地(冬瓜平手前)

 
 山好きの人なら笈ヶ岳(おいずるがたけ)の名前を一度は聞いたことがあると思います。白山の北方、石川・富山・岐阜の県境に位置する標高1841.4mの名峰です。この山が山好きの人に知られるのは、日本二百名山の中でも唯一登山道がない山(つまりヤブ山)であり、残雪期にしか登ることができず(厳冬期は雪が深くて一般には登山不能)、しかも歩く距離が長く、登山困難な山と言われているからです。

 深田久弥の日本百名山の「後記」には、「北陸では白山山脈の笈ヶ岳か大笠山を是非入れるつもりであった。これは私のふるさとの山としての身贔屓ばかりではなく、こんな隠れた立派な山があることを世に吹聴したかった。しかしまだ登頂の機会を得ないので遺憾にも割愛した。」と書かれています(昭和39年5月)。その後の深田の著書「百名山以外の名山50」には次のように記されています。「笈岳登山は多年の私の念願であった。しかしこの山には道がない。藪がひどいから残雪の頃を見計らって登るほかない。その残雪も少し時期が早いと深くもぐるし、少しおくれると雪の消えた所に厄介な藪が出てくる。ちょうどいい時分というのはわずかである。今年こそはと思いながら時期を失してしまう。それに山に明るい人の案内がいるし、雪上にテントを張って一晩過ごさねばならない。あれやこれや考えると、なかなか一筋縄ではいかぬ山である。しかしその念願をとうとう果たした。」 深田は、昭和43年5月10~11日に、後述のジライ谷とシリタカ谷の間の尾根を急登し、快晴の下、笈ヶ岳の登頂を果たし、冬瓜平で幕営し、翌日下山しています。

 それでもいくつかの登山ルートがあるようですが、最もポピュラーなのは中宮から山毛欅尾山経由の尾根ルートです。最近は、深田の登った中宮温泉からジライ谷とシリタカ谷の間の尾根を急登する日帰りコース(自然保護センター駐車場から出発)もあるようですが、往復11~12時間以上かかるという超ハードコースになっています。

 昨年4月下旬に登山計画を立てたのですが、生憎の悪天候のため、順延になっていました。今年もまた計画し、一緒に登る仲間(京都比良山岳会のメンバー)との日程調整の結果、少し早めの4月中旬(14~15日)ということになりました。この時期はまだ白山スーパー林道が中宮温泉まで開通していないので(ゲートから自然保護センターまで徒歩1時間ほどかかる)、ジライ谷とシリタカ谷の間の尾根コースは無理と判断し、それならテント泊とし、山毛欅尾山経由の尾根コースを選択することにしました。ただ、ヤマケイ2011年4月号や日本二百名山登山ガイドのように、中宮温泉スキー場の駐車場から尾添川沿いの林道歩きをすると、中宮発電所の貯水池まで1時間40分もかかることから、一里野温泉スキー場の駐車場から中宮発電所に下り、そこから導水管に沿った階段を登り、貯水池に出るという方法を取ることにしました。

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 山毛欅尾山を越えたあたりからの眺望(左から大笠山、笈ヶ岳、冬瓜山)

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by kitayama-walk | 2012-04-14 23:18 | 日本二百名山 | Comments(0)
2011年 05月 21日

三瓶山-ファミリー登山

【日 付】 2011年5月21日(土曜)
【天 候】 晴れ時々曇り
【山 域】 山陰(島根県)
【メンバー】 M井、M村、kitayama-walk

【コース】 国民宿舎前登山口-子三瓶分岐-孫三瓶山-奥ノ湯峠-大平山-女三瓶山-兜山-ユートピア-▲男三瓶山-定めの松

 島根県の松江に行く機会があったので、ついでに登山することにしました。島根県の最高峰を調べると、三瓶山(1126m)で二百名山にも選定されていました。島根といえば出雲。出雲といえば「国引き神話」です。

 八束水臣津野命(ヤツカミズオミツヌノミコト)は、出雲の国はできたばかりの狭い国なので、他の国の余った土地を引っ張ってきて広く継ぎ足そうとしました。新羅(朝鮮半島の南部)に余った土地があったので、その土地を切り離し、縄をかけて「国来、国来(くにこ くにこ)」と声をかけながら国を引き、できたところが現在の島根半島であるということです。このとき、引っ張ってきた土地をつなぎ止めるために杭を打ったのが三瓶山ということです。

 三瓶山のファミリー登山というのは、家族で登ったという意味ではありません。三瓶山はひとつの独立峰ではなく、いくつかの峰が集まって、全体としてひとつの山塊に見えるのです。その主峰が男三瓶山(1126m)、次いで女三瓶山(953m)、子三瓶山(961m)、孫三瓶山(903m)続いており、男、女、子、孫とファミリーが仲良く肩を寄せ合っているのです。今回は、国民宿舎前の登山口からスタートし、孫三瓶山-女三瓶山-男三瓶山と周回しました。

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 孫三瓶山の山頂にて-右に男三瓶山、左に子三瓶山が見えています

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by kitayama-walk | 2011-05-21 22:37 | 日本二百名山 | Comments(0)
2010年 10月 16日

小秀山-霊峰・御嶽山の遙拝所

【日 付】 2010年10月16日(土曜)
【天 候】 晴れ
【山 域】 東美濃
【メンバー】 F田、kitayama-walk

【コース】 乙女渓谷キャンプ場-天狗岩-避難小屋-夫婦滝-孫滝-かもしか渡り-三ノ谷分岐-兜岩-第一高原-第二高原-小秀山-第二高原-第一高原-兜岩-三ノ谷分岐-三ノ谷登山口-乙女渓谷キャンプ場
 

 御嶽山の南西-長野県と岐阜県の県境を走る阿寺山地の最高峰が小秀山(1982m)である。二百名山に選定されているだけに、登り応えのある山と聞いている。二ノ谷は乙女渓谷と呼ばれ、新緑と紅葉の渓谷美が有名である。この二ノ谷の散策は、夫婦滝まではハイキングコースとして整備されている。本格的な登山は、この夫婦滝から先になっており、急斜面のジグザグ登り、カモシカ渡りと呼ばれる岩尾根、岩場の兜岩と息つく暇もない。この難所を通過すると、小秀平という高原池に出て、そこからは緩やかに登っていくことになる。2008年5月に登ろうとしたが、雨に降られたため、夫婦滝までしか行けなかった。今回はそのリベンジである。

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 小秀山山頂から御嶽山を望む

by kitayama-walk | 2010-10-16 23:26 | 日本二百名山 | Comments(2)
2010年 01月 17日

北八ヶ岳スノーシューハイキング(2日目)

 1月17日(日曜) 快晴 F田氏と二人

 初日の天狗岳登頂で南八ヶ岳のアルペン的な登山を経験したのとは対照的に、2日目は北八ヶ岳の針葉樹林帯の中をスノーシューで歩くというハイキングにしました。これも、黒百合平(黒百合ヒュッテ)に泊まったことから可能になったのですが、中山峠から中山展望台に登り、そこから高見石を周回して渋の湯に戻るというコース設定です。

 前々日の積雪のため、中山展望台から高見石までのルートがトレースがあるかどうか心配でした。最初はトレースがないと不安になりましたが、直に前日のトレース(どうやら一人歩いているようでした)が見つかり、そう苦労することなく、高見石まで辿り着くことができました。

<本日のコース>
 黒百合平(黒百合ヒュッテ)-中山峠-中山展望台-高見石小屋(高見石)-賽の河原-渋の湯

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 中山峠付近のビューポイントから東・西天狗岳を眺望しています

by kitayama-walk | 2010-01-17 23:10 | 日本二百名山 | Comments(0)
2010年 01月 16日

積雪期の北八ヶ岳-天狗岳(初日)

 1月16日(土曜) 曇り後晴れ F田氏と二人

 北八ヶ岳の雄峰・天狗岳は、雪山登山の初級から中級へのステップアップとなる山と言われています。北八ヶ岳は針葉樹の原生林に包まれ穏やかな山並みが広がっている中でも、天狗岳はアルペン的な峻険な山容を見せる、いわば南北八ヶ岳の両方の表情をもつ山とされています。

 昨年5月に唐沢鉱泉から西尾根コースで天狗岳に登りましたが、積雪期には最もポピュラーな渋の湯から黒百合平(黒百合ヒュッテ)に至り、中山峠から天狗岳へ主稜線を往復するというコース設定にしました。山と渓谷社のアドバンス山岳ガイド「冬の八ヶ岳」で中級コースとして紹介されているので、これを参考にしました。

<本日のコース>
 渋の湯-八方台分岐-唐沢鉱泉分岐-黒百合平(黒百合ヒュッテ)-中山峠-東天狗岳-西天狗岳-中山峠-黒百合平(黒百合ヒュッテ)

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 東天狗岳山頂から西天狗岳を望む

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by kitayama-walk | 2010-01-16 23:39 | 日本二百名山 | Comments(2)