山好き的日々@京都北山

kitayamawa.exblog.jp
ブログトップ | ログイン
2008年 12月 20日

イブネ・クラシ・銚子巡り

 鈴鹿の秘境と呼ばれるイブネにはこれまで4回行きましたが、いずれも滋賀県側からのアプローチでした。今度は三重県側からのアプローチを考えてみました。旧千種街道を杉峠まで行くルート、小峠からイブネ北端に登るルート、クラシ北東尾根ルート、クラシ北尾根ルートなどが考えられます。
 
 今回は、登りをクラシ北東尾根ルートにとり、下りをイブネ北端から小峠に降りるルートに設定してみました。いずれもルートもバリルートでしたが、目印のテープがあり、そう迷うことはありません。ただ、オゾ谷からクラシ登り口を過ぎたところからは激登になっているので試練になりました。

 この日は、天候もよく、空は澄み渡っていたことから、遠望がよくきき、遠く白山、焼岳、乗鞍岳、御嶽山、そして中央アルプスの山並みまではっきりと眺望することができました。
e0110500_0272331.jpg
 イブネ山頂付近の様子-藪はすっかりなくなり、平坦地に変わっています



 今朝は、ロングランのため、午前5時に京都を出発し、京都東ICから名神-新名神-東名阪と乗り継いで、四日市ICで降りて、午前6時30分に朝明渓谷の駐車場に到着しました。さすがにこの時期この時間には駐車している車はありませんでした。
e0110500_21554130.jpg
 1台も駐まっていません
e0110500_21562782.jpg
 まずは愛知川方面に向かいます
e0110500_21571114.jpg
 砂防学習ゾーンを通過します

 根の平峠分岐を通過し、中峠への分岐にやってきました。ここから広い河原を渡って山道に入ります。堰堤をひとつ越えるとなだらかな登山道になります。
e0110500_21593067.jpg
 中峠への分岐です
e0110500_21595598.jpg
 鉄製の立派な標識が立っています

 やがて瀬音が聞こえてきたかと思うと、細い糸状に滝が流れ落ちていました。これが曙滝です。曙滝の左を急登し、巻き道を通過して行きます。途中で涸れ沢に出ますが、すぐに左手の尾根に取り付きます。明瞭な登山道が続いており、途中で釈迦ヶ岳が眺望できるポイントがあります。やがて溝道に入ると、寒さのせいで霜柱ができていました。
e0110500_2241563.jpg
 これが曙滝です
e0110500_225441.jpg

釈迦ヶ岳と大蔭のガレが見えています
e0110500_2253565.jpg
 溝道には霜柱ができていました

 溝道を過ぎると中峠に到着しました。中峠からは、東に県境尾根にある釈迦ヶ岳が眺望できました。ここから西に、愛知川の下水晶谷に向かって下ります。途中で小さな沢があり、これが9月の豪雨のせいで、かなり荒れていました。
e0110500_22275088.jpg
 中峠を越えて下水晶谷に下ります

 やがて愛知川にやってきました。ここは大瀞(おおとろ)というところで、鉄製の橋が架かっているのですが、「通行止→迂回して下さい」という標識が出ていました。去年はなかったのですが、まあ行けるだろうと、そのまま渡ってしまいました。
e0110500_22303535.jpg
 去年はなかった通行禁止・迂回の案内板があります
e0110500_22312052.jpg
 でも、構わず渡ってしまいました(^_^;)

 大瀞橋からは、愛知川の左岸についている道を遡上します。所々で巻き道になっていますが、明瞭な道です。途中で窯跡がいくつかあり、気持ちのよい自然林の道となっていました。また愛知川に面した箇所もあります。
e0110500_2236148.jpg
 気持ちのよい二次林の中を進みます
e0110500_22363688.jpg
 途中で愛知川に面する箇所もあります

 やがてオゾ谷出合にやってきました。ここからオゾ谷に沿って登って行くことになります。すぐに快適な自然林になり、右手に石垣が出てきました。これは窯跡のようです。
e0110500_22374542.jpg
 オゾ谷出合には標識があります
e0110500_22381660.jpg
 オゾ谷から愛知川に合流するところです
e0110500_22405261.jpg
 自然林の中を行きます
e0110500_22411885.jpg
 右手に石垣が出てきました

 谷が狭くなってくると、岩が青くなってきました。これはマンガン鉱か何かでしょうか? やがてクラシとワサビ峠の分岐点にやってきました。ここは、去年ワサビ峠から下ってきたので記憶にあるところです。今回は、ここで左に入り、クラシをめざします。
e0110500_22474743.jpg
 谷が狭くなってきました
e0110500_2248865.jpg
 クラシとワサビ峠の分岐点(クラシ登り口)にやってきました

 クラシ登り口からは谷に沿って登っていき、途中で2つの支沢を右手に見送ります。やがて右の斜面に目印の黄色テープがあるので、これに従い急斜面を登っていきます。これがかなりの激登になっていますが、テープに導かれていくことになります。シャクナゲの樹木が出てくると、傾斜も緩やかになってきます。クラシの直下までやってくると、樹間から遠くに白い山が見えてきました。期待に胸が膨らんできました。
e0110500_2256745.jpg
 最初は谷に沿って登っていきます
e0110500_22564068.jpg
 シャクナゲのある急登斜面
e0110500_22571378.jpg
 クラシは灌木に覆われた小ピークです

 当初は、クラシから銚子に行き、イブネに回る予定でしたが、白い山姿が見えてので早く眺望を楽しみたいと思い、まずイブネ北端に行きました。途中で、中年カップルの元気のよい登山者に出会いましたが、小峠から登ってきたとか。
e0110500_2312657.jpg
 イブネ北端が目の前に見えています
e0110500_2315675.jpg
 イブネ北端にやってきました

 何と素晴らしい眺望です。今日は天気がよく、空気が澄んでいるので、遠くの山々まで見ることができます。白山(別山)、乗鞍岳、御嶽山、南アルプスの山々が目の前に浮かんでいます。
e0110500_2345077.jpg
 北方面に眺望-御池岳と藤原岳の間に白い山が見えていますが、白山(別山)でしょうか
e0110500_234047.jpg
 白山をアップです(200㎜望遠)
e0110500_2363522.jpg
 右は御嶽山、左には乗鞍岳、その左には北アルプスの山々(焼岳?)
e0110500_2375995.jpg
 釈迦ヶ岳の向こうには中央アルプスの山々が見えています
e0110500_2384151.jpg


 イブネ北端からの眺望を楽しんだ後、イブネに向かいます。いつもながらの平坦地ですが、眺望は抜群です。
e0110500_2310318.jpg
 御在所岳から鎌ヶ岳に続く県境尾根
e0110500_23112890.jpg
 迫力のある雨乞岳
e0110500_23124815.jpg

e0110500_23132750.jpg
 イブネの山頂付近

 今度は、イブネから銚子に向かいます。途中に岩の集まったところがあり、ここで昼食タイムとしました。
e0110500_23151334.jpg
 イブネから霊仙山、御池岳の山並みを眺望しています
e0110500_23164553.jpg
 イブネと銚子の中間地点からイブネを振り返っています
e0110500_23172323.jpg
 前方には銚子のピークが見えます
e0110500_23205295.jpg
 岩の集まったところから綿向山が見えます

 佐目子谷の源頭付近を越えて登ると銚子に着きました。ここからイブネ・クラシを眺望し、イブネ北端に周回していきます。
e0110500_23192857.jpg
 銚子からクラシ-イブネのラインを眺望しています
e0110500_23202370.jpg
 再びイブネ北端に帰ってきました

 さていよいよ下山にかかります。下山路は、イブネ北端から南東尾根を小峠に下ります。最初は二次林の中を下って行きます。途中で右に高昌山という小ピークがあるので、ここに立ち寄りましたが、眺望はあまり望めません。
e0110500_234255.jpg
 二次林の尾根を下ります
e0110500_23423743.jpg
 高昌山に立ち寄りました

 やがて尾根はシャクナゲの群生が出てくると、右下を巻くようになります。岩尾根を下っていくと、大きな岩があり、この岩の右手から回り込んで下って行きます。ここからかなりの急降下になりますが、次第に尾根が広がってくると、鞍部である小峠に着きました。
e0110500_23452599.jpg
 岩尾根の途中で御在所岳が見えます
e0110500_2346068.jpg
 暗いイメージの小峠です

 小峠からは、V字状になった涸れ沢を急降下していきます。最初は固定ロープがありますが、結構滑りやすいので注意が必要です。谷芯を下ると、やがて愛知川に出合いました。
e0110500_23484525.jpg
 V字谷を急降下していきます
e0110500_23491119.jpg
 これがV字谷です
e0110500_2349451.jpg
 愛知川に出合いました

 愛知川からは上水晶谷に沿って、その右側に登山道が続いています。杉峠・コクイ谷の分岐を過ぎると、上水晶谷を渡ります。ここからは山腹によく踏まれた道があります。溝道になったりしながら、いくつかの谷を越えると、タケ谷に出合います。ここからはタケ谷道を根の平峠に向かいます。
e0110500_23533046.jpg
 上水晶谷出合(ここで渡渉します)
e0110500_23551757.jpg
 よく踏まれた登山道です
e0110500_23554422.jpg
 溝道もあります
e0110500_23574477.jpg
 途中に大きな杉があります
e0110500_2358112.jpg
 タケ谷に出合いました
e0110500_23583629.jpg
 根の平峠手前の景色

 根の平峠からは、旧国体コースを下り、朝明渓谷の駐車場をめざします。このコースは、谷に沿っていますが、9月豪雨の爪痕が残っていて、自然の驚異を感じさせられました。
e0110500_004066.jpg
 根の平峠にやってきました
e0110500_0115.jpg
 根の平峠の説明板
e0110500_011552.jpg
 朝明渓谷をめざします
e0110500_01586.jpg

e0110500_053037.jpg


<コースタイム>081220晴れ
645朝明渓谷 700中峠分岐 725曙滝 755中峠 大トロ橋 840オゾ谷出合 910クラシ登り口 1010クラシ 1025イブネ北端 1100イブネ(昼食)1200 1215銚子 1235イブネ北端 1250高昌山 1330小峠 1350愛知川出合 1420根の平峠 1520朝明渓谷


by kitayama-walk | 2008-12-20 23:14 | 鈴鹿山系 | Comments(6)
Commented by イチマル at 2009-01-01 23:38 x
kitayama-walkさん、新年おめでとうございます。
イブネの山レポ、お待ちしてました。高昌山経由のコースは、歩いたことがないので、次回行くときの参考になります。今はもうイブネ・クラシは、雪だらけでしょうね。
Commented by kitayama-walk at 2009-01-02 11:13 x
 イチマルさん、おめでとうございます。今年もどうかよろしくお願いします。

 さて、イブネ・クラシ・銚子の山レポも昨年のうちに何とかアップすることができました。多分、三重県側からのイブネへの最短コースは、小峠経由のルートだと思います。小峠からの登りは結構急になっています。また高昌山は尾根筋から少し左手にずれています。

 今はもうイブネも雪に覆われているものと思いますので、行くなら甲津畑から杉峠経由しかないと思います。これが安全ですからね。昨年は雪のあるときにイブネに登りましたが、雪に覆われたイブネはよかったですよ。
Commented by 三太夫 at 2009-01-02 14:25 x
 kitayama-walk さん、明けましておめでとうございます。
 今年もよろい区お願い申し上げます。
 イブネから銚子へいくとき、踏み跡のない中、適当に降ってから登り返されたのですね。私たちは、尾根を伝っていったので、行き過ぎて降りかけて、それから戻って頂上を探した記憶があります。
 また、私たちが小峠へいくときは、いつもタケ谷を降り、ここで神崎川を徒渉して左岸を歩きます。こちらのほうが若干近道のように感じますがどんなものでしょうか。
Commented by kitayama-walk at 2009-01-04 01:18 x
 三太夫さん、こんばんは。
 イブネから銚子に直接行くには、銚子が正面に見えているところにダイレクトに下りて行きます。ちょうど石が集まっている小さな丘に出て、ここから佐目子谷源頭付近にあたる沢を越えて登り返すことになります。銚子からは、尾根沿いを通ってクラシに戻ります。イブネ・クラシ・銚子はトライアングルになっているのですね。

 タケ谷は、以前に神崎川から登って根の平峠に出てことあります。これは、初めてお金明神にお参りした帰りに、ワサビ峠からオゾ谷を下ってきたときのことです。ただ、タケ谷出合から上流の左岸はまだ歩いたことがありません。どんな感じなのでしょうか?
Commented by tihom at 2009-01-04 08:31
kitayama-walk さん、
明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
昨年の2月に大瀞橋わたり、氷ついた曙滝みて、積雪が多く、900mくらいの地点で引き返しました。
氷のはった愛知川がきれいで雪景色にうっとりしました。

私は、体力もないので、春か秋に滋賀県側~登りたい願望があります。
Commented by kitayama-walk at 2009-01-06 09:18
 マレーネさん、おはようございます。
 そうですね。最も安全に登るとすれば、甲津畑から旧千草街道を遡り、杉峠からのアプローチがいいですね。季節はGWの頃がベストでしょうか。イブネ山頂付近ではハルリンドウの可憐な花が出迎えてくれますよ。


<< 釈迦ヶ岳から三池岳へ縦走      高室山-笹とカヤトに覆われた展望の山 >>