山好き的日々@京都北山

kitayamawa.exblog.jp
ブログトップ | ログイン
2008年 12月 13日

高室山-笹とカヤトに覆われた展望の山

 霊仙山付近には石灰岩のカルスト台地を形成する山がいくつかあり、これらはなだらかな尾根と独特の丸い山頂をもっています。その中でも、鍋尻山と高室山は独立した美しいピークがあることを有名です。
 
 今回は、笹とカヤトで覆われた美しいスロープの台地を形成している高室山に、佐目集落から登り、ガッタリの里で有名な南後谷集落に下りてきました。
e0110500_037249.jpg
 高室山山頂から霊仙山・ソノドを展望しています(霊仙山の左後には伊吹山が見えています)



 日曜日は天気が崩れるという予報だったので、土曜にお手軽登山として、展望がよいということで有名な高室山に登ってみることにしました。高室山は1週間前のヨコネのほぼ西に位置することから、R306沿いの佐目集落からアプローチすることにしました。佐目集落の外れの佐目トンネルの手前の左手に駐車地があり、ここに車を駐めて歩き出します。
e0110500_0481136.jpg
 佐目トンネル手前にある駐車地(トイレまであります)

 トイレ横にある石段を登り、左手に進むと、すぎに右手から尾根の末端が現れてきます。ここには目印テープとプレートがあります。ここから尾根に取り付くと、植林の中を急登していくことになります。しばらくすると、雑木に変わったところで、キイキイと声が聞こえるので、何かと思ったら小猿の群れがお出迎えです。
e0110500_0522349.jpg
 樹林帯の中の急登です
e0110500_0525539.jpg
 すぐに雑木林に変わってきます

 やがて小ピークに出てきますが、このあたりが佐目トンネルの真上にあたるようです。ここから藪を分けて鞍部に下ると、今は使われてない古い鉄塔が2基現れてきました。2つ目の鉄塔を過ぎると、尾根道となり、登山道が明瞭になってきます。尾根には石灰岩がたくさんありますが、歩きやすい道になっています。左手には樹間から佐目の集落を見ることができます。
e0110500_0575084.jpg
 鞍部にある廃止になった古い鉄塔
e0110500_0583361.jpg
 2つ目の鉄塔を過ぎると道は明瞭になってきます
e0110500_059157.jpg
 左手に佐目集落が見えています

 やがて尾根道は小さなジグザグを切りながら登っています。やがて二次林の中の広い尾根道になってきましたが、再び急登になってきます。P543を過ぎると、傾斜も緩くなってきて、左手に巻き道もあります。
e0110500_15235.jpg
 二次林の広い尾根道になります
e0110500_155386.jpg
 傾斜が緩くなってきました

 低い笹が出てきたところで、左手に少し下ると林道に出てきました。この林道は高室山の西側を巻いて北に延びていますが、20mほど行ったところの右手に取り付きがあります。ここから再び山道に入ります。しばらくは檜の樹林に沿って登っていきます。
e0110500_1104050.jpg
 林道に出てきたところです
e0110500_111561.jpg
 檜の植林に沿って登ります

 やがて左手にトラバース気味に行くようになり、今度は右手に登っていくと、笹が出てくるので、これをかき分けるように登っていきます。笹がなくなると、今後はカヤトの中を登りますが、間もなく高室山の山頂(818m)に着きました。
e0110500_1141154.jpg
 笹をかき分けて進みます
e0110500_1143490.jpg
 高室山の山頂に着きました

 高室山の山頂からはまさに360度のパノラマが広がっていました。北方向には、霊仙山がドンと鎮座しており、その左後には伊吹山の姿も見えていました。右にいくとソノド、さらにその右手向こうには白い山が見えていました。これは御嶽山と乗鞍岳ではないかと思います。東には、烏帽子岳、三国岳、焼尾山、そして御池岳が見えています。南には、御在所岳、雨乞岳、そして綿向山のシルエットが見えていました。
e0110500_121202.jpg
 霊仙山からソノドにかけての眺望
e0110500_1215043.jpg
 霊仙山と伊吹山のアップ
e0110500_1222981.jpg
 左が乗鞍岳、右には御嶽山(と思います)
e0110500_123592.jpg
 左から烏帽子岳、三国岳、焼尾山、御池岳と続く山並み
e0110500_1242158.jpg
 南には御在所岳、雨乞岳、綿向山が並んでいます

 高室山での眺望を楽しんだ後は、少し足を延ばして倉骨山までピストンしてきました。南東方向に尾根が下っており、カヤトをかき分けて下ります。鞍部で左手に植林がありますが、すぐに気持ちのよい自然林に変わります。少し登ると、石灰岩の集まったピークに達しました。ここが倉骨山です。
e0110500_1295659.jpg
 気持ちのよい自然林の尾根
e0110500_1302323.jpg
 石灰岩の集まる倉骨山から東方向の展望(正面には御池岳、手前が鈴ヶ岳)
e0110500_1311381.jpg
 倉骨山から高室山を見上げています

 倉骨山から高室山に引き返します。さらに林道のところまで戻ります。今度は林道を下っていき、標識の立っている分岐に至りました。ここでは右折せず、左手に進みます。しばらくいくと、右手にテープの目印があり、ここから植林の中に入って行きます。緩やかな登りを行くと、石灰岩が集まっている丸山という小ピーク(ピークらしくない)に出てきます。ここからさらに尾根を北に下っていきます。テープの目印があるので、これを応用に進みます。やがて左手にカーブしてきたと思うと、送電線の鉄塔に出てきました。
e0110500_21415348.jpg
 しばらくは林道を歩きます
e0110500_21422243.jpg
 標識の立っている分岐は左手に行きます
e0110500_21441776.jpg
 右手にテープの目印があるところで植林の中に入ります
e0110500_21445787.jpg
 植林と雑木の境にある丸山
e0110500_21454218.jpg
 丸山からは再び植林帯の中を下ります
e0110500_21461583.jpg
 送電線の鉄塔のところに出てきました

 鉄塔からは、カヤトの切り開き道が巡視路になっています。次の鉄塔を見ながら進むと左手に陣屋の祠がありました。
e0110500_21474916.jpg
 カヤトの切り開き道を行く
e0110500_21481877.jpg
 陣屋の祠があります

 2つ目の鉄塔を過ぎると左手に回り込み、ここからは山腹の下りがジグザグ道になっていました。結構急でかつ長いジグザグ道に飽き飽きしたころに、小さな谷筋に下りてきて、南後谷集落の配水地の施設のところに出てきました。
e0110500_21532753.jpg
 ジグザグ道の途中で展望がある箇所があります
e0110500_2151273.jpg
 南後谷配水地の施設の横に下ってきました

 南後谷の集落が3つの分かれていて、その上集落に下りると、右手に「つかって舎」という休憩所があり、左手にゲートボール場を通過します。すると、「ガッタリ」という獅子おどしを使った杵突き小屋がありました。この南後谷の集落は「ガッタリの里」として有名だそうです。
e0110500_222294.jpg
 「つかって舎」という休憩所
e0110500_2224096.jpg
 ガッタリ小屋です
e0110500_22351.jpg

e0110500_2232273.jpg
 ガッタリ小屋の中はこうなっています

 しばらく舗装道路を歩きますが、ガッタリという言葉を使った短歌を書いた木板があちこちにあいました。蓮浄寺、遠久寺という2つのお寺を過ぎると、R306に出てきます。ここに、高室山の登山口の標識がありましたが、これはまた違う登山道のようです。R306を歩くと、すぐに十二相神社にやってきます。大きな杉がありましたが、おそらくご神木になっているのでしょう。神社の左手を越していくと、駐車地に戻ってきましt。
e0110500_228449.jpg
 ガッタリを歌った短歌がたくさんありました
e0110500_2291814.jpg
 ガッタリの里として有名な南後谷
e0110500_2294740.jpg
 こんな建物がありましたが、一体何なんでしょう?
e0110500_22101855.jpg
 高室山の登山口の標識
e0110500_22104162.jpg
 十二相神社の鳥居
e0110500_22112150.jpg
 十二相神社には杉の巨樹がありました
e0110500_22115931.jpg


<コースタイム>081213晴れ
725佐目集落 830林道 845高室山915 925倉骨山940 955高室山 1010林道 1025丸山 1035鉄塔 1105南後谷 1130佐目集落


by kitayama-walk | 2008-12-13 23:29 | 鈴鹿山系 | Comments(10)
Commented by 三太夫 at 2008-12-18 22:12 x
 kitayama-walk さん、こんばんは。
 高室山の名はきいたことがなく、地図を出してみたが、登山ルートは室ノ谷ルートが1本あるのみでした。レポートからみて、南側から標高点543mの尾根を歩かれたのですね。これだと、丸山の辺り一帯がテーブルランドのような地形で、私には怖くて近づけません。
 私たちも、このような不確かなルートを自在に歩いてみたいという願望はあるが、まず無理だろうと諦めております。
Commented by DJ Kei at 2008-12-18 23:56 x
こんにちは.
ちょうど今週末あたりに高室山を予定しており,しかも上りはルートも同じで佐目から南西尾根を通る計画でしたので,大いに参考になります.
私は,高室山下山後,保月,杉の集落跡めぐり,そして時間があれば鍋尻山往復ぐらいを狙っています.ちょっと欲張りすぎですが.
Commented by kitayama-walk at 2008-12-19 01:15 x
 三太夫さん、こんばんは。
 高室山は、鍋尻山と並んで、小高い特徴のある山で、眺望がよいことで有名だそうです。実際に山頂からはすばらしいパノラマが広がっていました。単体での登山であれば4時間ほどで登って下りてくることができます。また、丸山あたりは、テーブルランドとは違い、樹木があります。
Commented by kitayama-walk at 2008-12-19 01:19 x
DJ Keiさん、こんばんは。
 いいえ、高室山は、むしろ鍋尻山とセットで登るのがよいと思いますよ。私の場合には時間の制約があったものですから、単体での登山になりました。

 次の登山予定は、12/20(土曜)に、朝明渓谷からクラシ北東尾根を辿り、クラシ・イブネ・銚子に立ち寄り、高昌山、小峠経由で愛知川に下り、根の平峠を経て戻るコースを予定しています。
Commented by tihom at 2008-12-19 19:31
冬枯れの山も、また風情ありますね。
お地蔵さんがあるとあたたかい気持ちにもなりますね。
Commented by 温泉玉子 at 2008-12-20 20:17 x
急登の尾根筋、好展望と面白そうなルートですね。
あと白い橋の様な建物は石灰石鉱山のベルトコンベヤーでは?(地形図ではびわ湖東部中核団地付近まで続いてます)
今も使われてるかは分かりませんが鉱山には今もダンプが行き来してる模様です。
Commented by DJ Kei at 2008-12-20 21:56 x
こんにちは.
予定通り,20日に高室山と鍋尻山へ行ってきました.保月と杉の集落跡見物も兼ねての歩きで,9時間の長行程(うち5時間は林道と車道歩きですが)と,両山頂からの素晴らしい展望に,とても充実感のあふれた山歩きとなりました.
次の週あたりから寒気が入って,鈴鹿の低山,特に滋賀県側ではそろそろ雪が積もりそうですね.
Commented by kitayama-walk at 2008-12-20 23:39 x
 マレーネさん、こんばんは。
 12月に入ると、紅葉も終わり、山は冬枯れの季節を迎えています。でも、落葉樹の下は、ふかふかの落葉が楽しめるところもあります。やがて雪が降って積もってという季節になりますが、雪山も楽しみですね。
Commented by kitayama-walk at 2008-12-20 23:42 x
 温泉玉子さん、こんばんは。
 ダンプが行き来しているのは、佐目トンネルの向かい側の土砂採取地だと思います。高室山から眺めると、山がまるまるひとつ削り取られて無残でしたよ。
Commented by kitayama-walk at 2008-12-20 23:45 x
 DJ Keiさん、こんばんは。
 高室山と鍋尻山をセットで歩かれたようですね。今日は、天気もよかったので眺望がよかったと思います。御嶽山や乗鞍岳が見えませんでしたか?

 私は、予定どおり、イブネに行ってきました。今日は天気がよかったため、白山、乗鞍岳、御嶽山、そして南アルプスの山並みまで見ることができましたよ。


<< イブネ・クラシ・銚子巡り      お金明神(塔尾金明神)の山宮参... >>