2008年 04月 13日

清水頭から雨乞岳へ

 雨乞岳には、これまで4回登りましたが、武平峠からか甲津畑からでした。今回は、ちょっとマイナーなコースなのですが、清水頭(しょうずのかしら)南尾根から登り、雨乞岳南尾根を下るという周回ルートを歩いてみました。登りは、最初の1時間ほどが軽度の藪漕ぎでしたが、結構急登でエネルギーがいりました。清水頭が見えてきたカヤトの原に入ると快適な歩きとなり、清水頭からは伸びやかな眺望を楽しみながらのハイキングコースでした。下りは、前半が笹漕ぎでしたが、それも大したことはなく、むしろシャクナゲの群生する尾根を通過する方が苦労しました。最後の尾根から外れる箇所を間違えてしまいましたが、何とか林道まで下ってくることができました。
 今日は、予報では天気がよくないということでしたが、午前中は晴れていて、午後からは雲が広がってきました。下山して車に乗った途端、雨がぽつりぽつりと落ち始めたので、何とラッキーな日だったことかと大満足の日になりました。
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 清水頭から雨乞岳を眺望しています



 今日は、最近メタボ解消を誓い月2回山に行くことにしたF田氏と二人での山行となりました。京都東ICから八日市ICまで行き、国道421号→国道306号→国道477号と走り、鈴鹿スカイラインの入口に向かいました。いつもは、3月いっぱいで冬季通行止めも解除になるのですが、今年はダム工事のため4月いっぱい通行止めになっていました。
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 鈴鹿スカイランは4月30日まで通行止めになっていました

 今回の登山口は清水平谷にあるので、ちょっと入らせてもらい、深山橋を渡ったところから、左折して白倉谷林道に入り、野洲川ダムに沿って走りました。途中に車が駐まっていましたが、よく見ると一人の男性が双眼鏡をもってバードウォッチングをしていました。さらに進むと、白倉谷川との分岐を右にとり、清水平谷に沿って走ります。やがて、地道が簡易舗装に変わるところにゲートがあり、この手前に車を駐めることにしました。
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 清水平谷の林道に車を駐めました

 駐車した左手の植林地にテープがあり、ここがと取り付きであることが分かりました。最初から急登になっている植林帯の斜面をよじ登るようにして、尾根に出ました。
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 取り付きは植林帯の斜面を急登します
 
 尾根に出てやれやれと思っていたら、この尾根が急登になり、右にヒノキの植林帯、左には鹿除けのネットをはさんで自然林が林立しています。基本的には鹿除けネットに沿って登っていくことになりますが、結構藪漕ぎ気味の登りで立ち止まって休憩することが何度かありました。途中で振り返ってみると、真南にサクラグチが見えていました。
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 尾根道に出てやれやれと
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 鹿除けネット沿いに藪漕ぎしながら急登になります
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 振り返るとサクラグチが見えています

 やがて、二次林から植林帯に変わり、次第に右にカーブしながら、急な斜面を登っていきました。所々に目印のテープがあり、これを確認しながら進めば迷うことはありません。勾配が緩くなってきて尾根に上がると、間もなくP835に着きました。ここで小休止です。ここからは歩きやすい二次林の中を進みます。
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 二次林の幅の広い尾根となってきました

 緩やかな尾根を登っていくと、カヤトの生えたところに出てきました。さらにアセビが点在するところに出ると、これを縫うように進みます。すると、正面に清水頭のピークが見えてきました。
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 カヤトの原に出ると、正面に清水頭のピークが見えてきました

 このあたりから、アセビの点在する気持ちのよい草原となり、展望が開けてきました。左手には綿向山とイハイガ岳、右手には鎌ヶ岳が見えています。振り返ると、野洲川ダムとサクラグチが見えます。カヤトと笹原の中を次第に高度を上げていくと、やがて清水頭のピークに到着しました。
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 左には綿向山とイハイガ岳が見えています
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 右には鎌ヶ岳とこれに続く鎌尾根が見えています
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 振り返ると、野洲川ダムと左にはサクラグチが見えています
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 去年11月初旬に甲津畑から大峠経由で登ってきたときも感動したのですが、今日も天気がよく、360度パノラマの素晴らしい景色が広がっていました。行く手には雨乞岳がどっしりと横たわっていて、その右には鎌ヶ岳が尖っていて、鎌尾根、水沢岳、宮指路岳、仙ヶ岳と山並みが続いています。雨乞岳に左にはイブネが見え、その左にはタイジョウのこんもりとした姿があります。西には、大峠からイハイガ岳、綿向山に続く稜線が見えています。ここまでの藪漕ぎや急登の疲れも忘れてしまうほどの気持ちのよさを味わうことができました。
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 正面には雨乞岳がどっしりと横たわっています
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 右には鎌ヶ岳、鎌尾根、水沢岳、宮指路岳、仙ヶ岳と山並みが続きます
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 振り返ると大峠からイハイガ岳、綿向山に続く稜線が見えています
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 左にはこんもりとしたタイジョウの姿があります

 清水頭からは笹原の中の道を少し下ってから登り返します。右手のガレ場を過ぎると稜線上の岩の小ピークがあり、ここから振り返ると、清水頭の北斜面には残雪もありました。
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 笹原の中にできた道を進みます
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 清水頭の北斜面に残雪が見えています 
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 小ピークから歩いてきた道を振り返っています

 小ピークを過ぎると、笹と低灌木の中を進み、やがて尾根の少し左側の巻き道となり、次第に笹が深くなってきました。笹を分けて進むとやがて展望の開けた場所に出てきました。ここが南雨乞岳でした。ここからは雨乞岳(三角点峰)から東雨乞岳への稜線がくっきりと見え、その右手には御在所岳と鎌ヶ岳が並んでいました。
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 南雨乞岳の山頂から雨乞岳を望んでいます

 南雨乞岳からはさらに笹が深くなり、背丈を越えるほどの笹となり、笹をかき分けて道を探して進みました。近時山々では笹枯れが進行している中、ここだけは異常に笹が深いのはどうしてでしょうか。
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 雨乞岳から東雨乞岳に続く稜線を望んでいます

 雨乞岳山頂に着くと、3、4組のグループが来ていましたが、ここで昼食としました。まだ晴れていて、風もなく、天気のよい中で、幸せ気分に浸りながら、ラーメンを作って食べました。山頂にある古い板の標識を見ると、セブンマウンテンと書いてありました。いつも泳いでいる小さな鯉のぼりは今日も健在でした。
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 雨乞岳山頂にて-後ろに見えるのは綿向山

 雨乞岳山頂からは東雨乞岳へ往復することにしました。一旦鞍部に下り登り返すと10分ほどで東雨乞岳山頂に到着しました。山頂には10人くらいの登山者と年老いた黒いラブラドール犬。お疲れの様子で寝そべっていましたが、現役時代には麻薬探知犬だったとか。今は静かに余生を過ごしているようでした。
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 東雨乞岳山頂は遮るもののない広場になっています
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 東雨乞岳山頂からイブネ方面を展望しています

 さて、東雨乞岳山頂から雨乞岳山頂まで引き返し、笹の中を南雨乞岳に戻りました。ここから南尾根を下ることになります。ちょっと下ったところでハルリンドウが咲いているのを発見しました。ちょっと早いような気がしましたが、一輪だけきれいに花開いていて可憐でした。
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 可憐なハルリンドウ一輪

 すぐに右手に曲がり南尾根に乗る箇所があるので(直進すると大納言谷に向かう)、注意深く見ていると、テープの目印がありました。このあたりは1mを越える笹があり、踏み跡は見えませんが、尾根芯を外さないように下っていくと、所々に目印の紺色テープがあります。右手方向に清水頭から南雨乞岳に向かう稜線が見えてきて、雨乞岳からとは反対の方向からの眺望でした。
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 深い笹を分けて西へ急降下します
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 清水頭から南雨乞岳に伸びる稜線が見えています

 やがて二次林の中に入ると歩きやすくなってきましたが、間もなくシャクナゲの茂る尾根に変わってきました。踏み跡は尾根上ではなく、左下を巻くように続いていて、結構歩きにくいところでした。シャクナゲはまだ咲いていませんでしたが、よくみるとイワウチワの群生が見つかりました。可憐なピンクの花びらは心を和ませてくれました。
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 シャクナゲの木が茂る尾根道を進みます
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 イワウチワの花が咲いているのを見つけました

 やがて松の木が多くなってきて、急降下していきますが、途中で10本ほどの杉があるところで右手に下る箇所があります。ここを見落としてしまい、そのままかなり下ってから気づきました。そのまま下っても林道に下りると思ったのですが、引き返すことにしました。登り返してみると、白いテープが巻いてある箇所があり、よく観察すると中くらいの杉が数本あり、右手に下っていく踏み跡も見つかりました。下ってすぐに大きな松があるところから左折して植林帯の中を急降下していきます。植林帯を抜けるとカヤトの生えたところを突っ切って、そのまま下ると、林道に出合いました。
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 白いテープのあるところで右に下ります
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 カヤトの原に出ると間もなく林道に出ました

 あとはゆっくりと林道を歩きましたが、ミツバツツジやタムシバの花を見ながら進みました。10分ほどで鉄製の堰堤のあるところに出て、清水平谷を渡ると、簡易舗装のしてある林道に出て、ここを左に折れて、10分ほど歩くと、駐車地に戻ってきました。
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 白い花のタムシバがきれいでした
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 林道を歩いて駐車地まで戻ってきました
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080413晴れのち曇り
850駐車地 945P835 1030清水頭1050発 1055奥の畑峠 1110南雨乞岳1125発 1135▲雨乞岳(昼食)1225発 1235東雨乞岳1245発 1300▲雨乞岳 1310南雨乞岳 1455林道出合 1520駐車地(歩行距離約9㎞)


by kitayama-walk | 2008-04-13 23:19 | 鈴鹿山系 | Comments(0)


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