山好き的日々@京都北山

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2008年 03月 29日

フクジュソウ鑑賞山行-藤原岳

 フクジュソウのシーズンになると、やはり藤原岳に登りたいという思いに駆られてしまいます。今年は、3月末に山仲間たちと4人で一緒に登るという計画を立てましたが、29日(土)か30日(日)のどちらかの選択でした。仕事の都合などで29日に決定したところ、予報は29日晴れ、30日雨ということで、ぴったしカンカンでした。しかし、29日も昼頃には、山頂付近は粉雪かあられ様なものが降り、冷たい風も吹き付け、展望丘から御池岳を眺めると吹雪いているのが分かりました。それでも、晴れ間も結構出てきて、そのおかげでフクジュソウもきれいに開花しているところを鑑賞することができ、満足な山行となりました。
 歩いたコースは、大貝戸登山口-八合目-藤原山荘-展望丘-藤原山荘-天狗岩-頭蛇ヶ平-坂本谷分岐-白瀬峠登山口-簡易パーキングという周回コースです。
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 天狗岩から藤原岳展望丘を眺望しています



 今回は久しぶりに山仲間との山行です。M井、M村、F田の3氏と午前7時に出発の予定でしたが、ちょっとしたアクシデントがあり、1時間ほど出発が遅れてしまいました。3月末まで鞍掛峠が通行止めということで(後から分かったことですが、この日から通行止めが解除になりました)、車2台で新名神から東名阪の四日市インターまで行き、藤原岳のふもとの簡易パーキングに置き車して、大貝戸登山口に行きましたが、予想どおり駐車場は満車で駐車スペースがありません。仕方がないので西藤原小学校の南にある観光用駐車場まで戻り、ここからスタートになりました。
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 大貝戸登山口にある休憩所から眺める山頂はよく晴れている

 大貝戸休憩所の登山口で山頂を眺めると、気持ちよく晴れていて、今日は絶好のフクジュソウ鑑賞ができるという期待が膨らみました。まずは、神武神社の鳥居をくぐり、樹林帯の中の道を登っていきます。やがて左手にフェンスがある谷沿いまでやってくると、右に折れてつづら折れの溝状の道を進みます。
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 二合目あたりを通過しています
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 二合目にある不動明王の石像があります

 二合目では左手に不動明王の石像を見やりながら進むと、右手に手すりがあるところにさしかかりました。四合目を過ぎると、明るい二次林の中を登っていき、広い山腹道になりました。五合目から六合目にかけては、植林帯の中の道に入りますが、尾根に枝道があります。どちらを登ってもよく、七合目で再び合流します。
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 四合目を過ぎると明るい二次林の中の登りとなります

 やがて八合目に到着しました。ここは休憩するのにもってこいの広場になっていて、聖宝寺道(裏登山道)との出合いでもあります。もう11時半になっていましたので、ここでお昼にしているグループも結構ありました。
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 八合目の広場は休憩に適した場所です

 八合目を過ぎると残雪が出てきました。小さな岩が散在するところですが、このあたりからフクジュソウが出てきました。今日は土曜ということもあって、登山者が多く、八合目からは数珠つなぎのような状態になりました。それでも、きれいに咲いているフクジュソウを写真に収めるべく、何度も立ち止まってフクジュソウの写真を撮りました。同時に雪解け水のため道はぬかるんでいて、どろどろ状態のため、転けないように気をつけて登りました。
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 八合目を過ぎると道端にフクジュソウが出てきました
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 もう満開に近い状態のフクジュソウです

 やがて九合目に到着。ここからは展望がよく、しばし、いなべの街並みを眺めることができました。九合目からもフクジュソウの花は山荘まで続いていました。
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 九合目からは展望が広がっていました

 12時過ぎに藤原山荘に到着しましたが、にわかに雲が多くなっていきて、何か小雪かあられのようなものが降ってきました。急に気温が下がり、寒くなってきたため、山荘内にはいっぱい人が入って食事を摂っていました。仕方がないので、山荘の前の広場で寒さに耐えながら、餅入りラーメンを作り、おにぎりをほおばりました。結構寒かったのですが、せっかく持ってきた缶ビールはプシュッとやり、さんま蒲焼き缶詰をあてにいっぱいやりました。
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 藤原山荘前の混雑状況です

 昼食後は、展望丘をめざしました。展望丘の方面は曇っていて、山肌には残雪があります。
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 藤原山荘前から展望丘を見ています

 笹原の中の登山道を歩きましたが、これがまたぬかるんでどろんこ状態です。八合目からの道よりもひどい状態で、溶岩のように泥が流れているという形容があたっていました。それでも、転ばず、何とか展望丘に辿り着きました。
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 藤原岳展望丘から北方面を展望しています

 展望丘からは、曇っていたものの、天狗岩や御池岳方面は展望できました。また、南方面も、銚子岳、静ヶ岳、竜ヶ岳はきれいに見えていましたが、その向こうに見える御在所岳と雨乞岳は雲のためうっすらと見える程度でした。
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 右が天狗岩、左に御池岳が見えています
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 正面に竜ヶ岳、その右に静ヶ岳と銚子岳、向こうにうっすらと御在所岳と雨乞岳

 寒いので展望丘にも長く滞在できず、山荘に引き返すことにしました。泥だらけの道での登ってくる人との離合に難儀しながらも、山荘まで到着し、そのまま天狗岩をめざすことにしました。
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 展望丘から山荘に戻る途中の展望(左のピークはP1128) 

 山荘から北に向けて登って行くと、低い笹原の平地に石灰岩が点在する広がった台地に出てきます。
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 石灰岩の点在する笹原を進みます

 登山道は次第に左にカーブしていき、灌木の中に入ると、一旦鞍部に下っていきます。途中には金属製の標識が天狗岩へのルートを案内してくれています。再度登り返したあたりで、左手に展望丘を眺望できるところがあります。
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 右に見ているのが展望丘

 再び灌木の中で小さなアップダウンを繰り返して行くと、フクジュソウが出てきました。しかし、このあたりはまだつぼみの状態が多く、1週間後には満開になるように思われました。
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 まだつぼみが多いフクジュソウ
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 やがて天狗岩と白瀬峠の分岐の標識に前にやってきました。ここで直進して緩く左に曲がって岩塊に登っていくと天狗岩に到着しました。
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 白瀬峠との分岐点にやってきました

 ここが藤原岳の最高峰(1171m)になります。ここから展望丘方面の展望は晴れていてきれいに見えます。また、西方面にはピラミダルな天狗堂の姿も見えています。しかし、御池岳方面を見ると、何と吹雪いていてことが肉眼で確認できます。
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 天狗岩から展望丘を望んでいます
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 天狗岩から天狗堂・サンヤリ方面を展望しています
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 天狗岩から少し南に下ったところから見上げています
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 御池岳方面を見ると吹雪いていることが分かります

 さて、天狗岩から先ほどの分岐まで戻り、白瀬峠の方向に行くことにします。広い樹林の中の台地を、残雪を踏みしめながら進みます。目印のテープとトレースがあるので迷うようなことはありません。
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 広い樹林の中を白瀬峠に向かって進みます 

 やがて、鞍部の広い平地から登っていくと、鉄塔が見えてきて、三等三角点がある笹原の平地に着きました。ここが頭蛇ヶ平(冷川谷の頭)でした。ここから御池岳のテーブルランドが眼前によく見えています。先ほどの吹雪は少し収まったようです。
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 頭蛇ヶ平の鉄塔が見えてきました
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 御池岳のテーブルランドもよく見えています
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 頭蛇ヶ平の台地の中央に三等三角点があります
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 霊仙山の方向を眺めています
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 鉄塔の巡視路に沿って下っていきます 

 頭蛇ヶ平の次の鉄塔のところから、白瀬峠(白船峠)に向かう稜線から外れて、木和田尾を下ることになります。トレースがあるので、これを見ながら、急降下していきました。雪があるので、踵に重心をかけて下ると結構早く降りていけます。途中に巡視路の作業小屋を見やり、巡視路に沿ってどんどんと下っていきます。
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 尾根に沿って下っていきます

 やがて、白船峠からやってくる道と坂本谷に下る道との分岐の標識が見えてきますが、坂本谷は土石流のため通行止めになっています。ここでは、山口バス停と書いてある方向に進みます。
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 坂本谷への分岐の標識があります

  この木和田尾の巡視路にはテープのほかに、樹木にかなりたくさんの赤ペンキの印がつけてあるので迷うようなことはないでしょう。
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 目印の多い木和田尾の尾根

 分岐から2つ目の鉄塔あたりから、尾根を外れて右側の山腹トラバース道になり、やがて左手に植林帯が出てくると、谷に向けて急降下していきます。
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 谷に向けて下っていきます

 そして、谷に沿って下っていくと最後は白瀬峠登山口の道標が立っている冷川林道に出てきました。あとは舗装道路を国道まで歩き、置き車をしている簡易パーキングまで戻りました。
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 白瀬峠登山口に降りてきました
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本日の花
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 ネコノメソウ(猫の目草・ユキノシタ科)
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 ミヤマキケマン(深山黄華蔓・ケシ科)
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 ミヤマカタバミ(深山方喰・カタバミ科)

<コースタイム>080329晴れ時々曇り
1015大貝戸登山口 1100五合目 1135八合目 1215藤原山荘(昼食)1255発 1310藤原岳展望丘1330発 1345藤原山荘 1415天狗岩1430発 1450頭蛇ケ平 1515坂本谷分岐 1600白瀬峠登山口 1620簡易パーキング


by kitayama-walk | 2008-03-29 23:40 | 鈴鹿山系 | Comments(9)
Commented by tihom at 2008-03-31 20:34
29日で正解でしたね。
8合目までは暑いくらいでしたが、それから急に冷えてきて寒かったですね。
私のみた「天狗岩」とちょうど雲やかげり具合が同じですね。
Commented by kitayama-walk at 2008-04-01 00:20 x
 そうですね。マレーネさんもほぼ同じ時間帯に山頂付近にいたことですから、同じような写真が撮れたのですね。それにしても、急に寒くなって大変でした。一緒に登った連中は雪山にはほとんど行かない人たちだったので、寒い寒いの連発で、私にすれば、1、2月はもっと寒いんだよという感じでしたけれど。
 それにしても、この天狗岩の標識には標高1165mと書いてありますが、地形図では1171mですよね。どうして1165mなんでしょうか?前から疑問に思っていました。
Commented by ひろぴぃ at 2008-04-01 21:19 x
本日藤原岳に行ってきました。今日も寒かったです。鞍掛トンネルあたりはうっすら雪化粧でした。タイヤをノーマルに替えたとこで焦りましたが凍結はなかったので大丈夫でした。山には5~6cmの積雪がありました。天気がめまぐるしく変わり途中猛吹雪にあいましたが晴れ間もあり雪の中の福寿草が見れました。今回は大貝戸を登り聖宝寺を下りましたが次回は木和田尾を歩きたいと思っています。
Commented by kitayama-walk at 2008-04-01 23:12 x
 ひろぴぃさん、こんばんは。
 平日に登れば、さほど人はいなかったんじゃないですか。でも、平地も寒かったですよ。京都市内の天気も目まぐるしく変わりました。3月にしてはちょっと暖かすぎた反動でしょうか、まさに三寒四温ですかね。フクジュソウは今が盛りでしょうね。でも、場所によりますね。八合目から山荘にかけてはまさに満開状態です。でも、山荘から天狗岩にかけてはこれからですね。
 個人的には、木和田尾は単調で長いというイメージで、聖宝寺道の方が好みに合いますね。次は是非とも滋賀県側から登ってみたいです。西尾根から登って治田峠経由で下るというコースです。
Commented by 山幸彦です at 2008-04-06 14:50 x
昨日、4月5日はいい天気でした。
藤原岳も御池岳も福寿草が満開です。
西尾根もいいところです、今時分と秋がやはりいいですね。
西尾根もイワウチワやカタクリの花が咲き始めるでしょう。
Commented by ERI♪ at 2008-04-07 01:15 x
TOPの絵が替わりました。
桜の花びらがはらはらと舞い 風情がありますね~
今迄 どんな絵か写真だったか 思い出せません、、、私の脳が危ないです(><;)
Commented by kitayama-walk at 2008-04-07 01:43
 山幸彦さん、こんばんは。
 4/4に西尾根から藤原岳に登ってきました。三重県側と異なり、静かな山歩きができました。展望丘までの登りでは、夫婦1組に出合っただけでしたね。
 フクジュソウは満開状態で、山荘周辺から天狗岩にかけて、咲き乱れているという感じでしたね。間もなく、フクジュソウが終わりとなり、イワウチワ、オオイワカガミやカタクリが咲き出すのでしょうね。
Commented by kitayama-walk at 2008-04-07 01:47
 ERI♪さん、前のスキンはね、冬だったので雪だるまでした。今回のスキンは桜の季節なので、これにしてみました。山は緑だからと思ってのことですが、桜はピンクがいいのでしょうか?
Commented by ERI♪ at 2008-04-07 21:47 x
今朝 犬達とお散歩中 丁度この感じで 桜の花びらが 飛んでいました。昼前からの雨で 一段と散ったことでしょう~
緑は わびさびの落ちつきがあり、ピンクは明るくて可愛いです。
どちらも それぞれ良いですね。


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