山好き的日々@京都北山

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2007年 06月 17日

天女の舞い降りる磯砂山(661m)-京都府下の一等三角点めぐり(その2)

 次にめざしたのは磯砂山(いさなごさん)。所在地は京丹後市峰山町で、福知山からは国道176号線をたどり、野田川、大宮と通過し、国道312号線を久美浜方面に向かう。峰山町鱒留の大路口に「天女の里」「磯砂山登山口」の案内板があり、これに従って左折し府道704号線を鱒留川に沿って南に入って行くと、間もなく左手に乙女神社があり、天女の娘の一人が祀られていて、お参りすると美女を授かると言われている。反対側には、「天女の里」と呼ばれる観光レクリエーション施設があり、山菜を採ったり、魚を釣ったり、バーベキューをしたり、キャンプをしたりすることができる。
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 府道704号線から見た磯砂山(661m)



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 さらに進むと、左手に磯砂山登山道の案内板があり、ここから舗装された林道を進むことになる。やがて、前方に東屋が見えてきて、ここが羽衣茶屋と呼ばれている休憩所とトイレの施設があった。
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 車はここまでで車止めがあり、「登山口まで310m」という案内板がある。コンクリート舗装の道を5分ほど登っていくと、2つめの車止めがあり、ここが登山口となっている。「京都府の自然200選・磯砂山」という標識があり、「頂上まで1010段」という表示があった。10(てん)10(てん)階段は、天女の天にちなんでつけられたものだろう。
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 ここからてんてん登山道になっているが、木のチップを埋め込んだ整備がされた階段であったようであるが、時間の経過とともに、膝への衝撃を吸収するという効果も薄らいできている。5分ほど登ると峠に着いた。ここには大宮町上常吉からの登山道が合流してきている。祠のようなものがあったが、よく見ると脚のとれた百葉箱のようである。
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 この峠には、羽衣伝説の解説が記されている案内板がありました。これによると、丹後国比冶の山(磯砂山)に真名井という池(女池)があり、8人の天女が舞い降りて水浴びをしていたそうな。これを見つけた和奈佐という翁が一人の羽衣を隠し、養女として連れ帰ったそうな。羽衣を失った天女はこれに従うしかなく、十年余り一緒に暮らしたそうな。働き者の天女が万病に効く酒をつくったおかげで翁の家は富み栄えたが、やがて心変わりした翁は天女はもともと自分の子ではないと家から追い出してしまったそうな。天女は泣く泣く北に去り、竹野の郡船木の里で亡くなったそうな。村人たちは、天女を奈具社に祀り、豊宇賀能売の命(伊勢外宮の豊受大神)となったという伝説である。全国各地に数ある羽衣伝説の中でも極めて格調高いものと言われている。
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 峠からも山頂までの階段の数が780段、500段、250段と記されていて、あとどれだけ登ればよいかの目安になる。山頂まであと500段のところにベンチが設けてあり、ここから右手の眺望がよく、野田川町や加悦町の町並みが一望できる。少し急な階段を我慢して登っていくと、「南無妙法蓮華経」の石塔があり、ここを通過するとなだらかになり、山頂まではあと一息となった。
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 磯砂山山頂は、天女が舞い降りたという伝説にちなんで「てんてん広場」と名づけられて、きれいに整備されている。その最も象徴的なものが日本最古の羽衣伝説発祥の地と記されたモニュメントである。
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 ほぼ中央には展望台と一等三角点があった。残念ながら角が少し欠けているが、一等らしく大きな石である。この展望台の上に登って四囲を見渡してみると、北東には天橋立のある宮津湾、西には小天橋を擁する久美浜湾、南には大江山を望むことができる。この日は天気もよく、360度のパノラマを楽しむことができた。
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 下りは往路を引き返した。峠まで引き返したところで、先ほどの羽衣伝説に出てくる女池(真名井池)に立ち寄ってみることにした。峠からわずかに南に登り、少し下った樹林帯の中に小さな池があった。思ったよりも小さな池で、8人の天女が水浴びするにはちょっと窮屈な感じがした。再び峠まで戻り、車をおいてある羽衣茶屋まで下った。
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<コースタイム>
羽衣茶屋(5分)登山口(5分)峠(20分)▲磯砂山(15分)峠(5分)女池(5分)峠(10分)羽衣茶屋


by kitayama-walk | 2007-06-17 22:37 | 京都北山 | Comments(1)
Commented by 株式会社GB 編集部 山本 at 2015-12-03 14:05 x
山好き的日々@京都北山
管理者様

お世話になっております。
私書籍の編集を行なっております、株式会社GBの山本と申します。

現在弊社ではデアゴスティーニ・ジャパン発行の『週刊日本の神社』という雑誌の編集を行なっております。
同誌にて、「山好き的日々@京都北山」様で掲載をされております、
磯砂山の遠景と、山頂の天女の石碑のお写真を掲載させて頂ければと存じ、
ご連絡を差し上げました。

ご検討頂けるようでしたら、
企画書と申請書を送らせて頂きますので、
下記のメールアドレスまでご連絡を頂ければと存じます。
yamamoto@gbnet.co.jp

弊社の都合で大変恐縮ですが、12月4日中にご連絡を頂ければ幸いです。
それでは何卒ご検討のほど、宜しくお願い申し上げます。

株式会社GB
編集部 山本


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