山好き的日々@京都北山

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2007年 05月 12日

八ヶ峰~五波峠から森林浴-若丹国境尾根を歩くPart1

 京都弁護士会のハイキング企画で、丹波と若狭の国境-若丹国境尾根にある八ヶ峰(800.1m)に、五波峠から尾根歩きで登ってきた。八ヶ峰の山名の由来は、山頂から、丹波、丹後、山城、近江、若狭、加賀、能登の8つの国が見渡せることから名付けられたと言われている。

 八ヶ峰の南側は京都・南丹市(旧美山町)で、北側は福井・おおい町(旧名田庄村)であり、京都側からのアプローチは、かやぶきの里で有名な知見(ちみ)から知井坂(ちいさか)経由で登るか、五波(ごなみ)峠から若丹国境尾根を縦走するかの、どちらかになる。昨年10月には知井坂から登ったが、今回は五波峠から尾根道歩きで山頂をめざすことにした。
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 八ヶ峰山頂広場の三角点(東方向に三国岳、百里ヶ岳などが見える)



 午前7時30分に烏丸御池に集合し、総勢24名で、車6台に分譲して出発した。R162を北上し、周山を経由し、安掛で右折して、まずは「かやぶきの里」をめざした。さらに進むと、知見の集落を抜け、田歌の集落に至ったが、この先に遊車道ビレッジライン(五波染ヶ谷線)があり、左折して、この林道に入った。旧美山町と旧名田庄村を結ぶビレッジラインは舗装された車道であった。所々に落石があり、注意しながら徐々に高度を増していくと、10分程度で五波峠に到着した。峠には「五波峠」と刻まれた大きな石碑があり、車は10台くらいは駐車することができる広さがあった。ここに車を停めることにした。
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 五波峠の標高がすでに600mあるので、ここから若丹国境尾根のピーク、P708、P691、P698など6つの小さなピークをアップダウンを繰り返しながら、少しずつ登っていくことになる。しかし、八ヶ峰の標高が800.1mなので標高差は約200mしかなく、標準コースタイムも90分程度である。登山道はかなり整備されていて、最初は右側(福井県側)は植林帯となっているが、少し登ると、P708あたりの切れ目から、家族村へ続くビレッジラインが見え、さらに遠く日本海の小浜湾が目に入ってきた。飯盛山(585m)の尖った三角錐も見えてきた。
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 P708ピークからは一旦急な下りになっているが、P691あたりからは登山道は幅員も広く、ブナ、ミズナラなどの自然林が続いている。新緑が萌え始めている時期なので、葉っぱの黄緑色が目に眩しい。実に気持ちのよい尾根歩きが続いている。やがて、P698地点で右から染ヶ谷の家族旅行村から上がってきている登山道が合流してきた。このあたりは、ブナやカエデなどの比較的背の高い木が生い茂っていて、休憩場所にはちょうどよい。
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 合流地点の平坦な場所で小休止をした後、ここからは少し急な登りとなっている。登山道はテープにより印がつけられているので迷うようなことはない。やがて尾根の肩に出て、少し下った後に一直線に尾根を登っていくことになる。登山道の脇を注意してみると、この時期、オオイワカガミが可憐なピンクの花を咲かせている。そのまま、登山道を登り切ると、八ヶ峰の山頂に飛び出した。
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 山頂には、八ヶ峰の山頂を示す標識が旧美山町教育委員会により設置されており、その脇に鉄枠で補強された二等三角点があった。小さな松の木が数本植わっているほかには遮るものがなく、まさに360度のパノラマが広がっている。東方向には、百里ヶ岳、三国岳、傘峠、ブナノキ峠などの山々が並んでいる。北方向を見ると、若狭湾とその半島や島々が見え、双耳峰の青葉山(舞鶴)が眺望できる。西方向には、頭巾山、長老ヶ岳などの山並みも見えた。
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 この山頂広場でお昼とし、みんなでお弁当を広げることにした。何気なく芝生の植わっている広場を見渡していると、ピンクの花をたくさんつけたオオイワカガミが群生していた。可憐な花がこんなにたくさん咲いていると、ちょっと驚いてしまった。
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 昼食後、山頂から西に下っている尾根を知井坂まで歩いてみることにした。木の階段が設けられている急坂を下ると、間もなく送電線の塔がある場所に出た。ここからの南北も眺望もよい。ここから知井坂への道には若木のブナ林があり、新緑に染まった美しい光景を見せてくれていた。
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 幅員の広い登山道を進んでいくと、やがて知井坂に着いた。ここには、知見から登ってきている登山道が合流している。この峠は、丹波から若狭に越す峠であり、昔は知井坂を越すのには苦労したらしい。この坂は、険峻だったので、越えるときの苦しさに耐えきれず、血涙を流したので血(知)坂と呼ばれたとか。その真偽は定かでない。
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 この峠道と直角に尾根を東に上がったところに(若狭側に回り込んだ道から踏み跡を登った稜線上)、1mくらいの舟形背光の石仏と30㎝くらいの石塔があった。この石塔は、独立したものではなく、宝篋印塔の頂部の相輪ということである。
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 さて、帰りは、元来た道を引き返して五波峠まで歩いた。往路よりも復路の方が総じて下り道なので脚が早くなる。この日は、午前中から天気がよく、昼頃に少し曇ったものの、午後からも再び晴れてきたので、若丹国境尾根のブナ林の森林浴を楽しみながら五波峠まで戻った。

 帰路には、美山自然文化村の「河鹿荘」でばら風呂に浸かって疲れを癒し、「かやぶきの里」を小一時間見学した。かやぶきの里は、観光の名所になっていて、花が咲き乱れていた。ちょうど鯉のぼりの季節であったが、泳いでいた中には鮎のぼりもいた。かやぶきの合掌造りで有名な白川郷のように、防火訓練のための放水銃の放水は5月20日に予定されているということであった。あとは2時間ほどかけて京都市内まで戻り、懇親会に突入したのは言うまでもない。
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070512晴れ
950五波峠 1030染ケ谷分岐 1150▲八ケ峰(昼食)1210発 1220知井坂 1240▲八ケ峰 1250染ケ谷分岐 1345五波峠


by kitayama-walk | 2007-05-12 23:03 | 京都北山 | Comments(0)


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