山好き的日々@京都北山

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2015年 07月 04日

三国岳から三国峠へ-芦生研究林の外周を歩く

【日 付】 2015年7月4日(土)
【天 候】 曇り一時雨
【山 域】 京都北山
【メンバー】kitayama-walk(単独行)

【コース】 9:20登山口(禿尻橋)-9:50倉ヶ谷分岐-10:00ロクロベット谷-10:15逆U字の木-10:35石塔-10:40岩谷峠-11:20▲三国岳11:30-11:55岩谷峠-12:35P818(カベヨシ)-13:20地蔵峠-13:35P727-14:10▲三国峠15:00-15:20生杉休憩所(自転車デポ地)

 このところ京都北山に登っていない。ちょっと調べてみたところ、2013/5/12が最後になっている。ということで、久しぶりに北山に足を運ぶことにした。さて、どこの山に登るか、ちょっと思案したが、芦生に近い三国岳(959m)と三国峠(776m)の縦走をすることにした。三国峠は、峠とはいうものの山頂であり、若丹国境尾根と江若国境尾根の接点になっていて、近江・若狭・山城の国境である。三国岳の方は、近江・丹波・山城の国境になっている。地形図では両方とも三国岳と記されているので、この2つの三国岳を区別するために、地元では三国峠でない三国岳を「さんごくだけ」と呼んでいる。

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 岩谷峠に向かう尾根上にある逆U字の変形木




<アプローチ>
 京都市内からはR367を北上する。大原を通過し、途中越えから敦賀街道に入り、花折トンネルを越える。武奈ヶ岳の登山口の坊村を過ぎると梅ノ木で左折して橋を渡り、久多に向かうが、途中で右折し、朽木渓流魚センターのある針畑川沿いに走る。小川、平良、桑原、古屋、中牧などの集落を抜けて行き、生杉原生林に向かう。生杉の集落を通過すると民家がなくなるが、舗装道路の終点にブナの原生林がある休憩所がある。ここに自転車をデポして来た道を引き返す。古屋集落の禿尻橋のたもとに三国岳登山口(岩谷峠ルート)があるので、ここに車を駐めることにした。

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 古屋集落の禿尻橋のたもとにある三国岳登山口

<禿尻橋~岩谷峠>
 古屋集落の禿尻橋のたもとには、朽木山行会が整備した三国岳の登山道(岩谷峠ルート)の入口がある。かつて一度だけここから三国岳に登ったことがあるので、調べてみたら2005/12/10のことであった。このときは積雪もあって三国岳までピストンしただけであった。三国岳には、桑原橋のところから丹波越を経るルートもあるが、10年ぶりに岩谷峠ルートを登ってみるものいいと思った。出発は9:20と遅めのスタートであるが、今日はロングコースではないので心配はない。まずは保谷(ほうだに)林道をとことこ歩く。道幅の広い林道だ。モチノキ谷を右に分け、次の倉ヶ谷の二俣で左に入る。ここには三国岳を案内する道標がある。保谷を渡ると右手に簡易水道施設があるが、これを見やりながら林道を進むと、やがて次の二俣で林道が終わる。ここにも道標があり、左俣のロクロベット谷に登山道が続いている。谷筋につけられた道を進むと、やがてまた道標があって右手に尾根に登っていく。急でもなく緩やかでもない尾根を登っていくと、やがて右手に逆U字をした木があった。ブナやシャクナゲを始めとする数種の樹木が寄生し合ったもので珍しい。10年前もこの木に出会った驚いたものだった。明るい雑木の尾根を登って行くと、峠の少し手前に寛政年間に祀られたと言われる石塔が佇んでいた。「◯般若心經経 延命地蔵經 一石一字塔」と彫られている。根来坂峠にも「◯大乗妙典 一石一字塔」という石塔があるが、これと軌を一にしていると思われる。

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 逆U字の変形木
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 岩谷峠の手前にある一石一字塔

<岩谷峠~三国岳>
 岩谷峠には高島トレイルのポイントが設置してある。この峠は、近江朽木から丹波美山に越す峠であるが、今は全く使われていないようだ。この峠から研究林側に下る道も消えてしまっている。ここからは高島トレイルを歩くことになる。岩谷峠の標高が780mなので180mの登りとなるが、急登ではなく、徐々に高度を上げていくので歩きやすい。所々にブナやスギの巨樹、変形木があって目を楽しませてくれる。やがて道標が出てきた。桑原に下るルートを案内している。さらに進むとまた道標があった。ここは三国岳と経ヶ岳を分ける分岐点である。高島トレイルの稜線は真っ直ぐ経ヶ岳に向かっているが、三国岳山頂は稜線から少し西南方向にずれている。山頂は5m四方の広場になっていて、天気がよければ武奈ヶ岳や蛇谷ヶ峰が見えるが、今日はガスっていて何も見えない。出発が遅かったため、すでに11時半になっているが、今日はまだ先があるのでランチは後にすることにして岩谷峠まで引き返すことにした。

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 三国岳山頂は小さな広場になっている


<岩谷峠~地蔵峠>
 岩谷峠からは、ますP818のカベヨシをめざす。多少のアップダウンを繰り返しながら進むと、途中にはブナの巨木があったり、スギの変形木や台杉などが点在している。以前に歩いたときは踏み跡が薄いと思っていたが、高島トレイルとして宣伝されているためか、今はトレースはっきりとしており、所々に方向を示す標識があるので迷うようなことはない。大きな台杉を通過すると、P818(カベヨシ)にやってきた。ここで左に直角に曲がることになるが、ここにも標識があって案内してくれる。このあたりで予報に反して雨が降ってきた。樹林の中なので雨粒を受けることは少ないが、カッパの上だけ羽織ることにした。さらに小さなアップダウンを繰り返す。最後は標高680mの地蔵峠に急降下していくが、峠の手前で単独行の男性に出会った。今日唯一あった登山者だが、これから三国岳に向かうのであろう。地蔵峠に降り着いたが、峠にはゲートがあり、ここからの研究林の入林は禁止されていると書かれている。以前よりも禁止の理由も詳しく書かれている。

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 地蔵峠のゲート(入林禁止と書かれている)

<地蔵峠~三国峠>
 雨は上がったものの、地蔵峠でランチタイムという感じでもなかったので、三国峠まで行くことにした。最初の登り出しは急であったが、その後はなだらかで、感じではすぐに三国峠に着くものと思っていた。しかし、これが結構距離があり、なかなか到着しない。お腹が空いていたことも手伝ってか、ちょっと苦しい。早く着かないかと思いながら、エッチラオッチラと歩を進めると、ようやく見覚えのある生杉原生林からやってくる道との合流点である。ここからひとつ越えると長池があるが、水が干上がっていてなかった。長池を右手に最後の登りで三国峠に到着した。ようやく遅いランチタイムとなった。山頂には誰もおらず、ガスのため眺望もない。一人静かに今日の山行を振り返りながら、プシュッとやり、ぶっかけうどんと焼き鯖寿司というメニューのランチだ。天気が悪いとはいっても、気温がそこそこあり暑いので、食べ物は冷たいものがいい。この時期は、冷やし◯◯◯というメニューが定番になっている。1時間近くのランチタイムの後、下山だ。下山途中のブナの原生林は見物だ。標高580mほどのところにブナの原生林がそのまま残っている。このあたりは遊歩道が設けられていて周回できるようになっているが、今はかなり荒れていて、今日みたいに濡れているときは滑ること必至である。

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 三国峠山頂も小さな広場になっている
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 本日のランチメニュー

<下山後>
 下山後は、生杉休憩所にデポしていた自転車で古屋の禿尻橋をめざす。道はずっと舗装されているので安心である。標高差160mなのでほぼ下りのダウンヒルだ。生杉の集落を始めとする、このあたりの集落では、道端の草刈日だったようで、あちこちで草刈り機の音が聞こえていた。約20分で禿尻橋に到着帰還した。今日の温泉はくつき温泉「てんくう」である。温泉に向かう途中から再び雨が降り出して、やがて本降りとなった。もう何度も入っている温泉なので、勝手知ったる他人のお風呂という感じ。ここは源泉25℃という冷泉で加熱しているが、源泉にも入れる。高温サウナもあるのでサウナと源泉との行き来を繰り返した。湯上がり後はレストランで定番の「鯖寿司と熊笹うどん」。先月はうどんは温かったけど、今月からは冷たくなっていた。熊笹うどんというのは、笹を練り込んだ緑色のうどんである。

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 この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平20業使 第438号)


by kitayama-walk | 2015-07-04 23:06 | 京都北山 | Comments(0)


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