2015年 05月 05日

雨乞岳・イハイガ岳-五月晴れの清水頭でランチ

【日 付】 2015年5月5日(祝)
【天 候】 快晴
【山 域】 鈴鹿
【メンバー】kitayama-walk(単独行)

【コース】 8:35鳴野橋(駐車地)-8:40巡視路取付-9:00鉄塔1(L159)-9:15鉄塔2(L158)-9:20鉄塔3(R159)-9:25P697-10:10P888-10:30向山-11:05イハイガ崩壊地-11:40イハイガ岳11:50-12:30大峠-13:15P1014-13:30清水頭14:00-14:30南雨乞岳-14:50雨乞岳15:00-15:20杉峠-15:35一反ぼうそう-15:50向山鉱山跡-16:10蓮如上人旧跡-16:20ツルベ谷出合-16:30桜地蔵尊-16:45善住坊隠れ岩-16:55鳴野橋(駐車地)

 5月5日はこどもの日(祝日)で、五月晴れの天気予報。これで山に登らなくて何になろう(後悔するぞ!)。ということで、白山北方の百四丈滝見の一泊登山後、中一日おいて出かけることにした。ターゲットは鈴鹿の雨乞岳だ。今年1月初旬に積雪のため杉峠で敗退しているのでリベンジの意味もある。どういうルートで登るかであるが、基本はロングで周回である。知人の山本さんが1か月前に歩いたコースを参考にして決めた。甲津畑の岩谷林道入口手前に送電線巡視路から取り付き、まずは向山経由でイハイガ岳に登る。このコースは未踏であり、イハイガ岳北面の崩壊の様子を見てみたい。イハイガ岳からは雨乞岳までは尾根の縦走だが、これまで大峠から雨乞岳に登ったこと、反対に雨乞岳から綿向山に縦走したことの2回ある。いずれも晴天に恵まれたが、今回も好天の下、大展望の広がる清水頭の草原を歩いてみたい。そして、雨乞岳からは杉峠に下り、さらにタイジョウ経由で、時間的余裕があればカクレグラ(水谷岳)まで周回してみよう。

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 清水頭から雨乞岳を望む



 朝起きたらいきなり1時間寝坊した。おまけにカメラを忘れて取りに帰って30分のロス。結局午前7時スタートの予定が午前8時半になってしまった。でも、今日は天気もよさそうだし、頑張って歩けば何とか取り返せるだろう。鳴野橋のたもとに車を駐めて、少し戻って関電巡視路の取り付きから登り始める。最初から結構な急登だったが、すぐに鉄塔3つに出合う。それからP888までは植林の中が多かったが、時折左手にタイジョウから雨乞岳への稜線が見渡せるところがあった。向山(935m)は樹林の中で何の変哲もない単なる通過点のようなところだった。ここからイハイガ岳北面の崩壊地までが不鮮明でヤブっぽいところで少々難儀した。一旦鞍部の谷に下り登り返すと、眼前に崩壊地が広がった。

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 イハイガ岳北面の崩壊地

 崩壊地に立つとイハイガ岳までの斜面が荒々しい。取りあえずアタックしてみることにしたが、半分くらい登ったところでずり落ちた。いかん!このままじゃ、滑落してしまう。何とか踏み止まったが、これ以上進めない。樹木の枝や根っこがあれば、これをつかんで登ることもできようが、如何せんつかむものが何もない。これ以上の危険を回避すべく撤退して左手に迂回することにした。ここもかなりの急斜面ではあったが、樹木があったので、これに捕まりながら這い上がることができた。這い上がってから振り返ると激しい崩壊の様子が見て取れる。と同時に入道ヶ原から雨乞岳に至るパノラマが広がっている。風が少々あって心地よい。滑落しなくてよかったと思いながら眺望を満喫した。

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 崩壊地上部からのパノラマ写真-カクレグラ、タイジョウ、雨乞岳が並んでいる

 崩壊地上部からはすぐにイハイガ岳に到達した。先客が一人いたが、時刻は11:40でもうお昼前だ。意外と時間がかかったので少々焦ってきた。イハイガ岳でのんびりランチタイムというわけにはいかない。ここは清水頭まで頑張ってからランチにしようと先を急ぐことにした。イハイガ岳から大峠までの下りは急降下になっているものの、右手の切れ落ちた縁に沿って登山道があるので、これを忠実に辿ればよい。時々右手の展望があり、振り返るとイハイガ岳の東面も激しく崩壊している。大峠までの途中にはシャクナゲの樹木が結構あったものの、花をつけているものがほとんどない。今年はシャクナゲは不作の年なのかも知れない。大峠は、千種街道のツルベ谷出合から分岐して辿り着く鞍部であるが、地形図の破線が尾根と交わっている部分よりは東側にずれている。昭文社の登山地図の方が正しい。この大峠には南側の白倉谷からのアプローチもあるが、未踏である。以前に深山橋のところから林道に入り、清水平谷分岐から尾根伝いに清水頭に登ったことがあるが、今は深山橋のゲートが閉まっており、長い林道歩きを強いられるであろう。

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 イハイガ岳の東面も激しい崩壊である

 大峠からは急登を登り返す。樹林の中の登りなので眺望がなく、しばらくしんどい思いをさせられるところである。やがてシャクナゲが出てきて、眺望のあるちょっとした岩場を通過すると、尾根が広がってきて新緑の気持ちのよい自然林の中を歩くことができる。そして樹林が途切れると広々とした風景が広がる。目の前に雨乞岳までの稜線がくっきりと続いていて、目の前に清水頭(1095m)がある。雨乞岳から綿向山までの縦走路の中で、南雨乞岳から大峠の間にある草原地帯のほぼ真ん中にある清水頭は実にいいところだ。樹林も笹もなく低い笹原になっている。その中に縦走路が続いている。鹿道も2、3本ある。何せ展望がいい。ここは晴れた日に訪れたいものである。私も過去3回訪れたことがあるが、全て晴天の日であった。到着時刻は13:30。少し遅いが、ここでランチタイムだ。好天の下、広々とした景色を楽しみながらのランチタイムは贅沢とも言えよう。持参した缶ビールも保冷剤のおかげでまだキンキンに冷えている。何はともあれ乾杯だ!

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 清水頭にて
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 鎌ヶ岳に乾杯!

 出遅れた分は大分取り返したが、それでもランチタイムを半分に削ると、雨乞岳山頂には午後3時には到着するであろう。そうするとタイジョウをあきらめて歩き慣れている千種街道を下れば午後5時には車に戻れるという算段ができた。今年1月11日甲津畑から千種街道を経由して雨乞岳をめざしたが、雪が多く杉峠で敗退と余儀なくされた。あれから4か月後、雪はもうない。今日は快晴で、しかもカラッとして暑さを感じさせない絶好の山日和である。鈴鹿の山々は、昔と違ってヤブが枯れてしまい、やぶこぎはほとんどない。しかし、ここ雨乞岳山頂周辺だけは笹が今も元気だ。南雨乞岳から雨乞岳に至る尾根は背丈ほどの笹が繁茂しヤブ漕ぎを楽しめるところだ。雨乞岳の山頂に到達したのは午後3時前だったので山頂にはもう誰もいなかった。おそらく今日はたくさんの登山者が登ってきたことだろう。僅かの時間であったが、好天の下、素晴らしい眺望を独占することができたのは思わぬ僥倖であった。

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 南雨乞岳からのパノラマ写真
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 雨乞岳から御在所岳と鎌ヶ岳を望む

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 この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平20業使 第438号)


by kitayama-walk | 2015-05-05 23:04 | 鈴鹿山系 | Comments(0)


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