山好き的日々@京都北山

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2015年 03月 28日

野伏ヶ岳・薙刀山-石徹白の白き峰に登る!

【日 付】 2015年3月28日(土)
【天 候】 曇り後晴れ
【山 域】 越美国境
【メンバー】クロオ、Y田、kitayama-walk

【コース】 7:25白山中居神社-8:40和田山牧場跡-9:25ダイレクト尾根末端-11:00▲野伏ヶ岳11:30-11:50薙刀平-12:30▲薙刀山14:00-14:40推高谷源頭-15:20和田山牧場跡15:30-16:20白山中居神社

 石徹白(いとしろ)という地名の響きがよい。この山域は、いわゆるヤブ山であり、積雪期(とはいっても残雪期になる)にこそ登山が可能になる。そんな石徹白を代表するのが三百名山にも選定されている野伏ヶ岳(1674.3m)である。初めてこの山を訪れたのは2011/3/27のことであった。このときは、ダイレクト尾根の中腹を急登して尾根に取り付き、野伏ヶ岳から薙刀山に向かい、周回した。次は、2013/3/23にクロオさんとKasayaさんの三人でダイレクト尾根の末端から野伏ヶ岳に登り、さらに薙刀山に登ったのだが、薙刀の山頂で矢問さん&Mickeyさんとばったり遭遇したことを思い出す。そして一昨年は2013/4/13-14と、神鳩ノ宮避難小屋に泊まり、丸山→初河山を周回した。このとき、避難小屋で兎夢さんととっちゃんと遭遇し、一夜を共にした。さらに2014/4/26は、biwacoさんと二人で小白山(北峰・南峰)に登り、やぶこぎ10時間の記憶が新しい。

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 野伏ヶ岳山頂から、白山・別山を望む



 ということで、最近は3月末からの残雪期になると石徹白の山に登るようになっている。今年は雪が多いというので、また登ってみることにした。お目当ては、もちろん野伏ヶ岳や薙刀山からの白山・別山を始めとする両白山地周辺の山々の眺望である。今回は、クロオさん、keikokuさん、biwacoに声をかけたが、biwacoさんは前日(快晴日)に神又峰に登ったのでパスとなった。結局、私の職場の若い衆のY田君とクロオ、計国さんの4人が白山中居神社前の駐車場に集合することになった。

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 上在所集落にある白山中居神社-門前には大きな杉が植わっている
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 駐車場付近は除雪されているとはいえ、かなりの雪壁がある

 白山中居神社前の駐車場は午前7時前には満車になったが、トイレの横に駐車することができた。クロオさんと計国さんも何とか駐車場の奥に駐めることができた。出発する登山者の装備を見ると、やはり山スキーの人が多い。空はまだ雲が多く青空がないので、今ひとつテンションが上がらない。午前は曇りで午後から晴れてくるという天気予報を信じて出発した。神社周辺は除雪がしてあるとはいうものの2mほどの雪壁がある。大杉林道には1mほどの積雪があり、車は当然入ることができない。石徹白川に架かる大進橋を渡るとすぐに除雪が終わっていたのでスノーシューに履き替えた。小白山谷に架かる橋を渡り、和田山牧場跡に向かう林道を進む。この林道は蛇行しているので3、4回ショートカットを繰り返す。林道歩きの途中でkeikokuさんがリタイヤした。この日は籐製のワカンを履いていたが、このワカンと登山靴の調子が悪く、このままでは歩けないこととなったためだ。この日は天気がよくなり、眺望も抜群だっただけに、最初からスノーシューにしなかったことが悔やまれる。やがて和田山牧場跡にやってくると、正面に野伏ヶ岳と薙刀山が見えてきた。予報よりも早く青空も見えてきたのでテンションも上がってきた。

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 大杉林道入口は除雪が全くされていない
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 和田山牧場跡までやってくると、正面に野伏ヶ岳と薙刀山の姿が見えてくる
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 ここから野伏ヶ岳のダイレクト尾根をめざすことになるが、尾根末端から登りたいため、左手にある大黒山というピークに登る。ここを越えて、一旦湿地帯がある鞍部(今は雪に覆われている)に下り、そこらダイレクト尾根に登り返して取り付くことになる。ダイレクト尾根の末端には少し大きなブナがある。ここで小休止を入れダイレクト尾根の登りが始まった。最初はブナ林の中を緩やかに登っていくが、次第に傾斜が増してくる。途中でパーティーや単独者を追い越してどんどん登っていく。今日は調子がいい。前回3/21のスノー衆(左門岳)のときの不調がウソのようだ。前方には野伏ヶ岳のピークが見えて、青空が広がってきた。俄然テンションが上がってくる。やがて傾斜が緩むと特徴あるブナの木(ダイレクト尾根の佳人)が出迎えてくれる。右手には別山が白く輝き、さらに丸山(1786m)、初河山(1613m)、芦倉山(1716.7m)が続いている。左手には小白山北峰(1599m)が長い尾根を延ばしている。再び急斜面を登り、小さな雪壁を突破すると野伏ヶ岳の肩に出た。山頂からは先行したスキーヤーが下ってくる。白い嶺と青空が素晴らしい。肩からは少しの登りで野伏ヶ岳の山頂に到着した(11:00)。

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 湿地帯も雪の下に隠れている
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 湿地帯のある鞍部に下り、野伏ヶ岳を仰ぎ見る
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 ダイレクト尾根の末端にある目印のブナの木
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 ダイレクト尾根も最初は傾斜が緩やか

 野伏ヶ岳山頂からの眺望は素晴らしかった。今日は天気がよく、しかも春霞もなかったので遠方の山々までも見ることができた。まず目につくのは白く輝く別山。その左に白山(御前峰、大汝峰、七倉山、四塚山)。さらに左には大長山、赤兎山、経ヶ岳と並んでいる。さらに部子山、銀杏峰、荒島岳、姥ヶ岳、能郷白山、屏風山が見える。南には、左門岳、平家岳、滝波山の姿も見える。さらにずっと左を見ると、大日ヶ岳の向こうには噴煙を上げる御嶽山があった。その左には乗鞍岳があり、芦倉山の左には穂高連峰と槍ヶ岳も見える。何とも素晴らしい眺望が広がっている。これまで3回の登山の中では最高の眺望であった。

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 北方に別山・白山を望む
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 北西に大長山、赤兎山、経ヶ岳(北峰・南峰)、その中間向こうに越前甲と加賀大日山が見える
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 西南に荒島岳や能郷白山などが見える
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 南方に左門岳、平家岳、滝波山などが見える
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 天狗山と大日ヶ岳の向こうに噴煙を上げる御嶽山が見える
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 乗鞍岳もくっきりと見える
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 穂高連峰-大キレット-槍ヶ岳の姿が見える
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 野伏ヶ岳山頂にて

 さて名残惜しいが、先があるので薙刀山に向かうことにする(11:30)。野伏ヶ岳の北斜面はほどよいクラストになっていて、スノーシューでガシガシと下っていくことができる。薙刀山までは快適な尾根が続いている。右手の雪庇を踏み抜かないように注意して進む。薙刀平という鞍部まで200m下り、さらに薙刀山まで170mの登りである。天気もよく風もなく大汗を掻きながら登っていく。小さな雪壁を二つ乗り越えて薙刀山の山頂に立った(12:30)。薙刀山の山頂でも同じく素晴らしい眺望が得られた。違うのは野伏ヶ岳の姿が見られることだ。先行していた山スキーのパーティーは日岸山に向かっていたので、薙刀山山頂は私たち三人の独占となった。今日は風もなく、ポカポカ陽気なので、薙刀山の山頂でランチタイムだ。ヱビスビール(青・白)を雪中に埋め込んで回転させる。これが冷やす秘訣だと山日和さんに教えてもらった。まずは別山・白山に乾杯だ。そして定番になった得正のカレーうどんを作る。やはり甘辛がうまい。天気も眺望もよいことが拍車をかける。午後からは気温も上がりポカポカ陽気の中で山頂滞在時間1時間半。そろそろ下山の時刻となった(14:00)。

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 野伏ヶ岳の北斜面を下る
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 薙刀山に向かう稜線でのパノラマ
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 薙刀平付近で野伏ヶ岳を振り返る
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 薙刀山に向かう稜線(薙刀平にて)
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 薙刀山から、丸山、初河山、芦倉山、大日ヶ岳のパノラマ
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 薙刀山直下にて
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 薙刀山から白山・別山を望む
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 経ヶ岳、赤兎山、大長山のラインナップ
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 薙刀山から西南方向の眺望
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 芦倉山を挟んで乗鞍岳と御嶽山が見える
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 ランチタイムの開始
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 別山と白山に乾杯!
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 得正のカレーうどんがうまい!
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 御嶽山のズームアップ

 薙刀山山頂からは登ってきた尾根ではなく、南斜面を直接下っていくことにした。午後になって少し雪が緩んできたが、傾斜もほどほどなのでスノーシューでも気持ちよく下っていくことができる。前方右には野伏ヶ岳があり、正面には和田山牧場跡が見えている。この牧場跡をめざすことになるが、その手前に推高谷という谷があるので、どの地点で谷を渡るのかが問題となる。初めてのときは、かなり下部に下ってしまったことからと登り返さなければならなかった。この以前の経験をもとに推高谷の源頭部に近いところで渡るようにする。ここからは僅かな登りで谷を渡ることができた。それからはト野伏ヶ岳の下部をトラバースしていく。ここはトレースがついているので迷うようなことはない。やがて和田山牧場跡に到着したが、薙刀山山頂から和田山牧場跡まで僅か1時間20分で下ってきた。やはり下りは早い。振り返ると野伏ヶ岳と薙刀山が輝いている。さらに別山、南白山、丸山、初河山、芦倉山、大日ヶ岳なども見える。今日は好天に恵まれた。あとは林道を歩いて白山中居神社まで戻った(16:20)。

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 薙刀山の南斜面を下ります
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 薙刀山を振り返る
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 推高谷に近づいたところで東に芦倉山と大日ヶ岳が見える
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 推高谷手前で薙刀山を振り返る
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 推高谷の源頭部あたりをトラバースする
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 和田山牧場跡まで戻ってくると、野伏ヶ岳と薙刀山が光っていた
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 和田山牧場跡でのパノラマ
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 白山中居神社まで戻ってきた




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 この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平20業使 第438号)

by kitayama-walk | 2015-03-28 23:03 | 湖北・福井・美濃・飛騨・加賀 | Comments(0)


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