山好き的日々@京都北山

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2015年 01月 25日

トガス(戸粕)-3年越しの登頂

【日 付】 2015年1月25日(日)
【天 候】 曇り後晴れ
【山 域】 奥美濃
【メンバー】クロオ、biwaco、kitayama-walk

【コース】 7:50夜叉龍神社(駐車地)-7:55除雪最終地(取付点)-8:25導水管上部8:40-9:50P854-11:05▲トガス11:25-11:45P1072-12:05展望地(ランチ)13:30-14:05P1072-14:35▲トガス-15:05P854-16:15導水管上部-16:30取付点-16:50夜叉龍神社(駐車地)

 1月も後半になると、雪山も奥美濃が射程距離に入ってくる。しかし、日帰りの場合、林道の除雪がどこまでされているのかが最も重要なポイントとなる。今年は雪が多いだけに林道を深く入って登山口に届くような山は時期的にまだ無理である。従って、この時期に登れる山として、当初、道の駅坂内から天狗山→黒津山の周回を考え、クロオさんとbiwacoさんに声をかけた。この周回コース(黒津山→天狗山)は昨年biwacoさんと一緒に登って黒津山で敗退したコースだ。クロオさんはOKであったが、biwacoさんからは体調の関係もあり、大ダワ→土蔵岳あたりと希望があった。他方でクロオさんからは、一昨年悪天候のため断念したトガス(戸粕)の北展望地に行きたいという希望が届いた。当日の天候や積雪量を考えて最終決定をすることにした。

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 山名プレートを設置する



 biwacoさんとは、例によって名神の菩提寺PAで6:00に待ち合わせをして、私の車にbiwacoさんを乗せて、クロオさんとの待ち合わせの場所の夜叉龍神社をめざした。木之本ICから国道303号に入ると路面の積雪はほとんどない。順調に進むと、金居原トンネルを越えて八草トンネル手前の辺りで1台のワゴン車が停車していてザックが車外に置いてあった。登山者には違いないが、ここからどこの山に登るのだろう?という疑問が湧いた。biwacoさんは横山岳にでも登るのではないかというが、それならもっと手前のはずと思いながらも、それ以上考えなかった。夜叉龍神社には待ち合わせ時刻の7:30より少し前に到着したが、すでにクロオさんが到着していた。積雪量は例年より多いが、大ダワ・土蔵岳・猫ヶ洞には登ったことがあること、一昨年トガスを断念したことから、トガスに登ることにした。この時点では空はまだ雲が多かったものの、明るく雲が流れていることから、予報どおり晴れてくるという予測の下にトガスに向かった。

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 夜叉龍神社前の駐車場の積雪

<夜叉龍神社~導水管上部>
 夜叉龍神社前の駐車場は除雪されていたが、周囲には2~3mの雪があったものの、私たち以外の車はない。除雪された県道を進むと、イビデン川上発電所の建物と導水管が見えてきた。ネットで検索すると、この導水管の脇を直登するものが多かったが、最近は工事中ということもあって、もう少し進んだところから山腹に取り付いているようである。私たちももう少し進んだが、すぐに除雪終了点となっていた。ここから山腹に取り付くことにした。最初からスノーシューを装着し、急斜面を登った。植林の中の傾斜がきつく、途中で何度か滑り落ちながらも、クランボンを雪面に食い込ませて登っていき、何とか導水管上部に到達した。ここまでのアルバイトで大汗をかいてしまい、アウターを脱ぐことにした。

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 イビデン川上発電所に向かう
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 除雪終了地点
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 植林の中を急登する
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 導水管上部

<導水管上部~P854>
 導水管上部で体温調整をしてから出発した。ここからは緩やかな尾根歩きとなった。疎らな自然林の中の登りである。次第に雲も切れて青空が増え始めてきたので好天が予想された。しかし、前夜に少し雨が降ったらしく、雪面には小さな穴が空いていて、たくさんの水分を含んだ雪は重い。もちろん、先行するトレースはなく、兎の走った跡しかない。スノーシューを履いているので10~20㎝ほどの沈み込みであったが、やはり雪が重いので足取りは重い。この分では体力の消耗が激しいと少し不安になる。標高670m辺りで小休止。ここか右手に蕎麦粒山の頭が少し見え、左手の樹間には高丸の姿も望むことができた。自然林の中の緩やかな登行が続くが、標高800mを越えた辺りから雪が次第に締まってきた。どうやら昨日はこの辺りから上部は雨ではなく雪が降ったらしい。青空も次第に増えてきて足取りも軽くなってきていい調子になってきたかと思うとP854に到着した。左手にはドッシリとした大ダワがあり、振り返ると金糞岳が長い尾根を延ばしている。右手にはピラミダルな蕎麦粒山が大きく聳えるようになり、後方には湧谷山に続く稜線が見える。そして前方にはトガスに続く斜面が見えている。今日初めて眺望が開けた場所である。

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 疎らな自然林の緩やかな尾根を登って行く
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 蕎麦粒山の頭が見える
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 高丸が見えている
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 P854に到達
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 どっしりとした大ダワ
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 ピラミダルな蕎麦粒山
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 トガスに続く斜面

<P854~トガス山頂>
 P854からは一旦鞍部に緩やかに下って行く。向かって右に眺望が開けており、蕎麦粒山を見ながら進む。鞍部からは、雪庇に気をつけながら、最初緩やかに登るが、標高850m~950mにかけて今回のコースで最も急登になっている。途中強く蹴り込まなければ登れないところが2、3箇所あったが、そう苦労することもなく通過した。標高1000mを越えると傾斜が緩やかになり山頂に近づいてきた。相変わらず右手の眺望がよく、蕎麦粒山、黒津山、天狗山、湧谷山のラインアップが印象的だ。ほどなくトガス山頂に到着した(11:05)。山頂には2、3本のブナの木があり、山名プレートが目印になっている。山頂から少し東寄りに下ると蕎麦粒山から湧谷山にかけての眺望が得られた。

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 蕎麦粒山を見ながら登っていく
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 トガスに登っていく急斜面
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 振り返ると金糞岳の北尾根が見える
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 トガス山頂に山名プレート(+下鴨神社の土鈴)と設置する
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 トガス東寄りからの眺望

<トガス山頂~P1072>
 少し遅れてbiwacoさんが山頂に到着したが(11:25)、もうここでランチとか言う。しかし、今回の目的は、越美国境稜線などの山々を眺めることができる北の展望台であり、トガス山頂は単なる通過点に過ぎない。北にちょっと行ったところに素晴らしい展望地があるので、そこで「あわわ」&ランチが待っているとbiwacoさんを励ましながら再出発だ。ブナの疎林の中に尾根が続いている。しばらく進むと左手の鞍部に下っていくことになるが、ここは直進しやすい迷点なので要注意だ。鞍部から再び緩やかに登り返して進むとやがてP1072にやってきた(11:45)。右手には角度を変えた蕎麦粒山とその左に小蕎麦粒が見え、右には黒津山、アラクラ、天狗山の揃い踏みだ。蕎麦粒山の左向こうには能郷白山とイソクラ、さらに左には姥ヶ岳、若丸山などの山並みが見える。

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 蕎麦粒山、黒津山、天狗山の揃い踏み
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 P1072付近からの眺望

<P1072~北方展望地>
 P1072からはもう一度左手の鞍部に下っていくことになる。鞍部からは少し急登になるが、大したことはない。前方に雪壁が見えてきた。この上が今回のコースの最高点(1090m)である(11:50)。2mほどの雪壁の左端を崩して最高点に登る。しかし、ここは樹林が邪魔して北方の越美国境稜線がよく見えない。最高点からは尾根は真っ直ぐ北に延びている。若干下り気味の稜線を北に向かう。北端のCa1080まできたが(12:05)、ここも樹林があって北方の展望がない。そこで少し北斜面を下ると、樹林の邪魔がなくなり、白い嶺が横たわっている光景が飛び込んできた。左手から高丸、三周ヶ岳、烏帽子山、大河内山、夏小屋丸、笹ヶ峰などが見える。さらに右には不動山、千回沢山も並んでいる。空の青さはイマイチだが、これだけの眺望が得られたことで満足しないわけにはいかない。

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 2mほどの雪壁を壊して最高点に出る
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 北方展望台をめざす
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 越美国境の山に乾杯だ!
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<ランチタイム>
 北方展望地は陽当たりもよく、ランチにはお誂え向きだ。早速ランチタイムのスタートだ(12:10)。スノーシューを外してランチの用意を整える。今日のメニューは、コンビニ調達の豆腐チゲ鍋に、野菜、天ぷら、豚バラ肉を加えて煮る。ぐつぐつと煮えてきて食欲をそそる。持参したビールを雪中に埋め込んでしばし冷やす。鍋ができた頃にプシュッとやってごくごくと喉に流し込む。うまい!の一言に尽きる。まさに至福のときである。クロオさんはカレーうどん、biwacoさんはラーメン鍋だ。三者三様に舌鼓を打った。最後は中華そばを投入してシメとなった。あっという間に時間が過ぎてしまい、そろそろ引き返すときがきた(13:30)。

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 豆腐チゲ鍋とビールは最高だ!
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 biwacoさんはラーメン鍋だ
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<帰路>
 今日はピストンなので気が楽だ。日没までは3時間半あまりあるので余裕だ。天気もまだまだもっている。次第に西日になってきたが、東方面の眺望が往路のときよりよく見えるようになってきた。往路ではよく見えなかった白山(御前峰。大汝峰)の姿も見えるようになった。今日は快晴というわけではなかったが、まずまずの天気で眺望もそれなりにあったので、よしとしなければならないであろう。トガス山頂までは2つの鞍部を越え、そこからはほぼ下り一方となる。標高900m前後の急斜面も難なく通過し、最初に休憩したCa670mまでやってきた。ここで小休止した後、重雪の中を下っていった。導水管上部からは急斜面なので、スノーシューを外してつぼ足で下ることにした。さすがにつぼ足だとかなり雪中に埋まる。途中で二度ほど転倒したが、無事に取付点の林道に着地した。あとは駐車地までわずかの歩きであった。

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 最後の着地で難儀するBiwacoさん
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 この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平20業使 第438号)


by kitayama-walk | 2015-01-25 21:55 | 湖北・福井・美濃・飛騨・加賀 | Comments(0)


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