2014年 12月 23日

能登ヶ峰・御所平-仙ヶ岳西側尾根の周回

【日 付】 2014年12月23日(祝日)
【天 候】 くもり後一時晴れ
【山 域】 鈴鹿南部
【メンバー】kitayama-walk(単独行)

【コース】 黒滝公民館(駐車地)-▲能登ヶ峰-鹿の楽園-P696-カタコシ峠-田村川林道-割谷出合-県境稜線出合-ヨコネ-御所平-舟石-▲ベンケイ-P637-黒滝公民館(駐車地)

 仙ヶ岳西側には、田村川と鯎川の2本の川をはさんで、3本の尾根が北東から南西に走っている。このうち2本の尾根を使って周回する山行をこれまで何度もやってきたが、今回は2年ぶりに黒滝から能登ヶ峰-横谷山ラインと仙ヶ岳-御所平ライン(県境稜線)の2本の尾根を周回してみることにした。前半戦は、能登ヶ峰ラインを歩くが、カタコシ峠から田村川林道に下った後、県境稜線のどの位置に上がるかにつき、これまで最長の小岐須峠にせり上がろうと計画した。しかし、予想されたほど天気がよくなく、田村川林道に下った後、小岐須峠に向かって林道を歩いていると吹雪いてきて心が折れた。途中で引き返すことにしたが、割谷を遡行して県境稜線にせり上がることにした。雪と氷のため、割谷の遡行はかなり危険を伴ったが、何とか無事に県境稜線に辿り着いた。ここからは勝手知ったる稜線歩きである。予想以上に積雪があったが、御所平では少し晴れ間も出てきて、短時間のランチタイム。その後は舟石からベンケイを経由して黒滝に下った。

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 御所平から鎌ヶ岳と御在所岳を望む



<黒滝~能登ヶ峰>
 6:30黒滝公民館前の駐車場に到着したが、まだ薄暗い。天気予報に反して空は曇り小雪が舞い落ちてくる。登行テンションが下がる。しばらく様子見し、明るくなった7:00スタートする。駐車場横に登山口の標識があり、これに従い山中に入っている。能登ヶ峰まではほぼ植林の中の登りである。薄暗い樹林の中を黙々と登っていく。一箇所だけ右手に展望が開ける場所があり、ベンケイや県境稜線にある四方草山や三子山などの山並みが見える。樹林の中であるが、すでに結構積雪がある。雪を踏みしめながら能登ヶ峰に到着した。山頂は樹林の中にあり、眺望は全くない。

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 黒滝公民館の駐車場横にある登山口
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 植林の中にある能登ヶ峰山頂

<能登ヶ峰~カタコシ峠>
 能登ヶ峰からは稜線を歩きになる。すぐに樹林から抜け出ると展望が開けるが、今日は風が強く、おまけに吹雪いている。天気がよければ、サクラグチの向こうに綿向山が見え、さらに鎌ヶ岳も見えるところなのだが。やがて右手がガレで切れ落ちている鹿の楽園にやってきた。少々積雪があって寒々とした光景だ。鹿の鳴き声が聞こえる。ここからの稜線歩きは稜線漫歩というわけにはいかない。アセビなどの低灌木をかき分けながら小さなアップダウンを繰り返していくことになる。第一のチェックポイントはP696でアセビの灌木の中にある。ここからは少し右方向に寄りながら鞍部に下る。次のP758ピークの右を巻いて登っていく。途中で田村川林道に下る案内がある。巻きが終わると左が植林になっている稜線上を急降下していく。鞍部からは古い鹿除けネットが現れてくる。ここから2つ目の小ピークで左から尾根が合流してくるが、ネットを跨いで右方向に向かう。小さなアップダウンやヤセ尾根を通過すると標高640mのカタコシ(肩越)峠にやってきた。

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 鹿の楽園では鹿の鳴き声が聞こえていた
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 P696のチェックポイント
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 田村川林道に下る標識(朽ちたドラム缶あり)
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 カタコシ峠-ここから5分ほどで田村川林道に下ることができる

<カタコシ峠~県境稜線>
 カタコシ峠から田村川林道には80mほどの下降なので簡単に下ることができる。下ったところに堰堤があり、ここを渡ると林道に出る。まだ10時前だったので、計画どおり林道を遡って小岐須峠に直登することにした。車止めゲートを越えて行くと積雪が増えてきた。30分近く林道を歩いたが、天気は一向に回復する兆しもなく吹雪いてきた。ここで心が折れた。今日は引き返そう。田村川林道をずっと歩けば黒滝に至るが、これでは意味がない。やはり県境稜線に上がらねばなるまい。そこでずっと前だが、割谷を遡行して県境稜線に上がったことを思い出し、割谷を詰めることにした。割谷は大きな滝はないが、小滝がいくつかあり、巻き上がることになる。以前は無雪期だったので簡単に巻けたのだが、今日は谷が雪と氷の世界となっているため難儀した。滑り落ちたら大怪我すると思いながらも何とか登り切ることができた。途中に二俣が三つあったが、すべて右俣に入ったため、県境稜線への出合は御所谷峠より西に少しずれてしまった。最後の二俣は左にとるべきであった。後から思えば、割谷遡行よりも割谷南尾根を直登した方がよかったかも知れない。

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 割谷出合-ここから割谷を遡行して県境稜線に向かう
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 割谷には小さな氷瀑ができていた-雪と氷の世界

<県境稜線~御所平>
 御所谷峠よりもヨコネよりのところで県境稜線に出合った。御所谷峠からやってくるときは左に直角に曲がるところである。すぐに樹林から抜け出て見覚えのある景色が飛び込んできた。ヨコネである。風は幾分か弱くなり、ガスも薄くなってきて眺望が現れ始めた。カタコシ峠から先の横谷山、サクラグチの山並み、そしてこれまで歩いてきた能登ヶ峰ラインが見える。御所平に向かって歩き出すと、雲が流れて青空が見るようになった。現金なもので、こうなるとテンションが上がってきた。草原の中を駆け上がっていき御所平(850m)に到着した。さあ遅めのランチタイムにしよう。熱熱の赤から鍋ラーメンを作ろうと具材を出した。が、ない。ガスボンベがないのだ。ザックに入れ忘れたのだった!でも、ビールがある。空きっ腹にビールで仙ヶ岳に乾杯し、コンビニおにぎり2個で空腹を紛らわせた。

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 ようやくヨコネに到着したところ、少し晴れてきた
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 めざすは御所平
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 晴れ間が出てくるとテンションも上がる
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 仙ヶ岳の南尾根がよく見える
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 御所平で仙ヶ岳に乾杯!

<御所平~舟石>
 さっさとランチは切り上げて水無し(南端)に向かって歩き始めた。また青空がなくなり曇ってきたが、もう終盤なので気にしない。向こう尾根に鹿の楽園のガレを見ながら好展望の水無しに駆け上がった。ここから県境稜線は植林の中を下っていく。鞍部には家老平(ユートピア)と呼ばれるアセビのある草原が広がっていた。県境稜線を忠実に辿りながら進むと、長坂の頭からやってくる尾根と合流する。ここは眺望がよく、「大岩」という新しい山名プレートが立てられていた。近くには「小太郎峠」と表示があり、すぐに舟石に到着した(14:00)。

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 鹿の楽園のガレが間近に見える
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 水無しから御所平を振り返る
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 家老平(ユートピア)にはアセビの草原
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 「大岩」という新しい山名プレートが立てられていた
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 舟石に到着した


<舟石~ベンケイ~黒滝>
 舟石の先で県境稜線と分かれて、ベンケイをめざして右手に下っていく。少し下った後、登り返すと三等三角点のあるベンケイ(761m)に到着した。すぐに太郎谷川へ下る道を左に見送り、西尾根道(神社尾根)を下って行く。ヤセ尾根を通過すると尾根が広がり、今度は鹿除けネット沿いに下る。ネットは途中で途切れているが、右に寄りながら下ると再びネットが現れる。どんどん下っていくと最後は惣王神社の境内に飛び出した。

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 ベンケイ山頂は眺望がない
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 太郎谷川への分岐点
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 惣王神社に下山した
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 鳥居右手にある案内標識

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この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平20業使 第438号)

<コースタイム>
7:00黒滝公民館(駐車地)-7:50▲能登ヶ峰-8:10鹿の楽園-8:35P696-9:50カタコシ峠-9:55田村川林道10:40-10:50割谷出合-12:10県境稜線出合-12:20ヨコネ-13:00御所平13:20-13:30水無し-14:00舟石-14:25▲ベンケイ-14:45P637-15:15惣王神社-15:20黒滝公民館(駐車地)


by kitayama-walk | 2014-12-23 23:08 | 鈴鹿山系 | Comments(0)


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