2014年 12月 10日

入道ヶ岳・鎌ヶ岳-宮妻峡起点に鎌尾根周回

【日 付】 2014年12月10日(水)
【天 候】 曇り後晴れ
【山 域】 鈴鹿南部
【メンバー】kitayama-walk(単独行)

【コース】 宮妻峡駐車地-北の頭-▲入道ヶ岳-奥宮-(イワクラ尾根)-重ね岩-仏岩-県境稜線出合-水沢峠-▲水沢岳-屏風岩-岳峠-鎌ヶ岳-岳峠-雲母峰分岐-白ハゲ-P791-宮妻峡駐車地

 先週末(12/6-7)に大陸から寒気がやってきて例年より早く積雪を迎えた。日本海側を中心に積雪し、標高1000mを超える山は積雪したようだ。12/6は仕事で丹後の網野に出かけたが、予想どおり雪であった。高速道路入口ではスノータイヤかどうかのチェックが行われていたが、11/30にスノータイヤに交換しておいたのが幸いした。初冠雪から一段落して天気が回復した12/10に代休をとって山に行くことにした。比較的天気予報のよい鈴鹿南部の入道ヶ岳・鎌ヶ岳をめざすことにした。宮妻峡を起点とし、新道コースで入道ヶ岳に登り、続いてイワクラ尾根を県境稜線まで歩く。水沢(すいざわ)峠からの急登を登り返し、水沢岳を通過後、ザレ場を急降下して、衝立岩のよじ登り、鎌尾根に入るとアップダウンを繰り返しながら、最後は岳峠からの急登を経て、鎌ヶ岳山頂に至る。下山は、普通はカズラ谷道を下るのだが、さらに雲母峰分岐を直進し、白ハゲを経て雲母峰まで足を延ばしてみることにした。

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 衝立岩と鎌ヶ岳を望む(県境稜線から)



 鈴鹿ICを下りて宮妻峡をめざす途中で入道ヶ岳・鎌ヶ岳・雲母峰が並んで見えると場所があるが、朝から晴れの予報に反して雲が多い。いささかテンションが下がる。7:40宮妻峡駐車場に到着した。先着車両は平日のせいか2台だけ。身支度を整えて7:50に出発だ。左手のキャンプ場に下る道に入り2回渡渉すると、新道コース1番の案内板がある。この新道コースは数ある入道ヶ岳の登山コースの中でも一番のお気に入りである。堰堤前のケルンのところから左手の山道に入ると、最初はかなりの急登になっていて木の根やロープがあるが、ここから尾根に出るまではウォーミングアップといったところである。20分ほどで尾根に出ると自然林の中の快適な登りとなる。3番、4番と通過し、アセビの樹林に入る手前で鎌ヶ岳と御在所岳が初めて見える場所がある。アセビの樹林を抜け、5番を通過して一登りすると雲母峰の姿が見えてきた。以前は樹林のためよく見えなかったのが、倒木が増えたせいでよく見えるようになった。P713を通過すると右側の眺望は開けてきて、ここからが新道コースのいいところである。水沢岳~鎌ヶ岳~御在所岳~釈迦ヶ岳~雲母峰と続く山並みが目の前に広がる。まだ雲が多いが、次第に晴れてくることを期待しながら進む。6番を越えるとやがて樹林の中から笹原に出て、眺望が一段とよくなる。まだほとんど積雪がないが、所々凍結しているところがある。7番で宮妻林道からの登山道と合流するが、その後、8番9番がなく、いきなり北尾根コース10番と合流し、北の頭に到着した(9:10)。

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 宮妻峡に向かう途中で入道ヶ岳・鎌ヶ岳・雲母峰を望む
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 宮妻峡駐車地からキャンプ場に下る道
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 2つ目の渡渉にはロープがある
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 新道コースの1番案内
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 4番を越えアセビの樹林の手前で初めて鎌ヶ岳と御座所岳が見える
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 倒木が増えたせいか、雲母峰も見える
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 新道コースはここからがよい-県境稜線がよく見えるようになる
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 尾根から笹原に突入するとさらに眺望がよくなる
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 7番は、宮妻林道からの登山道との合流点である
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 いきなり10番!-北尾根コースの10番である

 北の頭は眺望がよく、これから歩く県境稜線上の水沢岳、鎌ヶ岳、さらに御在所岳、釈迦ヶ岳などが見える。今日は、くっきりと晴れていないにもかかわらず、御嶽山、乗鞍岳や北アルプスの山々など遠くの山が遠望できたのは意外であった。北の頭からは奥宮方向に少し下り、お気に入りのビューポイントで写真撮影した後、大きな鳥居のある三角点峰に向かう。入道ヶ岳には、北の頭(910m)、三角点峰(906m)、奥宮(915m)の3つピークがあってトライアングルを形成しているので、いつもこの3つを周回することにしている。三角点峰にはいつも登山者がいるが、今日は誰もいなかった。とにかく、ここも眺望がよい。伊勢平野を見下ろすとともに、南方向には野登山、仙ヶ岳、宮指路岳から県境稜線の山並みが見える。もちろん、水沢岳から鎌尾根を経て鎌ヶ岳、御在所岳、釈迦ヶ岳も見える。一等級の展望地であることは間違いない。

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 北の頭から水沢岳、鎌ヶ岳、御在所岳を望む
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 伊勢平野の向こうに、うっすらと御嶽山、乗鞍岳、北アの山が見える
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 北の頭と奥宮との中間点のお気に入りのビューポイントから
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 三角点峰と大鳥居
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 三角点峰から鎌ヶ岳や御在所岳を望む
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 野登山、仙ヶ岳、宮指路岳が並ぶ
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 入道ヶ岳からの大パノラマ写真

 鳥居のある三角点峰からは池ヶ谷コースの方向に下り、10番から奥宮の方に登っていく。奥宮に立ち寄り安全祈願をして、イワクラ尾根に向かう。この奥宮裏手のところが最高点(915m)になっている。下っていくとすぐにイワクラ尾根7番があり自然とイワクラ尾根に入っていく。入口あたりで右手が切れ落ちたところに眺望のよいところがある。最初は急降下となるが、6番を過ぎるとヤセ岩尾根を通過する。すると目の前に大岩が鎮座している。左を巻いてもよいが、ここはそのまま登ることができる。5番を通過し4番のところに重ね岩がある。ここから仏岩の先と鎌ヶ岳が見える。さらに進むと稜線は右に直角に曲り、登り返したところに仏岩がある。ここも左に直角に曲がっているところで、ロープの向こうに行かないと仏岩は見えない。ここで小休止するとともに、仏岩のところまで行ってみた。イワクラ尾根は、小さいながらも結構アップダウンがあっておもしろい。次の3番のところが奥の谷分岐である。右に奥の谷を下れば林道に出る。左に大岩谷を下されば大石橋のところに出る。いずれも歩いたことがある。再び登り返すと、2番のところにも大きな岩があり、ここからは正面に水沢岳、右に鎌ヶ岳、左に白い雨乞岳が見える。右手に眺望のあるザレ場を通過し、さらにもう一度登り返すと県境稜線に出た。

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 池ヶ谷10番から奥宮に向かう
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 奥宮の鳥居と祠-樹林の中にあるので風があるときはランチタイムによい
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 イワクラ尾根7番からイワクラ尾根に入る
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 イワクラ尾根の最初は右手が切れ落ちた急降下である
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 岩場のヤセ尾根を通過する
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 鞍部に大岩が行く手を阻む-しかし直登ができる
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 4番のところに重ね岩がある
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 重ね岩から、仏岩の尖端と鎌ヶ岳が見える
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 仏岩と向こうには雲母峰が見える
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 これも仏岩-裏側から見たところ
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 3番の奥の谷分岐-右が奥の谷、左は大岩谷
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 2番の大きな岩からの眺望-白くなった雨乞岳と清水頭が見えている
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 県境稜線出合にやってきた

 県境稜線に出ると、ここからは鎌ヶ岳まで北上することになる。一旦降下して登り返すと左手にザレ場が見えてくる。P930のある場所だ。ぐるっと右手に回り込むようにして進む。振り返ると歩いてきた入道ヶ岳とイワクラ尾根が見える。再び下っていくと最低鞍部に着く。ここが水沢峠だ。ここから水沢岳までは急登になるが、途中の馬の背渡りを通過すると傾斜も緩くなって、間もなく水沢岳山頂に到着する(11:40)。水沢岳への登りの途中30代の男性二人を追い越したところ、宮妻峡から林道歩きで水沢峠にやってきたが、鎌尾根は初めてという。水沢岳通過直後のザレ場の下降と衝立岩の基部の登り口を注意するようにアドバイスした。水沢岳はそのまま通過し、下り始めに正面に衝立岩と鎌ヶ岳、左手には雨乞岳と綿向山もよく見えるところがある。ここを過ぎると難関のザレ場の下りだ。思ったより雪がついていなかったので、そのまま転ぶこともなく中央を滑り降りた。ここからしばらくは緩やかなアップダウンとなる。やがて衝立岩が近くなってくると、鎌ヶ岳を相俟って迫力を増してくる。衝立岩の手前で右に直角に曲がるところがある。ここからは急降下となる。最低鞍部に下ると正面に大岩が立ちはだかる。ここは左から巻いて少し下ってから、鎖のあるルンゼを登っていくのだ。急登ではあるが、そう難しい箇所ではない。衝立岩は西峰と東峰があり、西峰は眺望がよい。綿向山から雨乞岳・イブネを経て、御在所岳を見渡せる(12:35)。もちろん、南部の入道ヶ岳、野登山、仙ヶ岳、宮指路岳もしっかりと見える。西峰で写真撮影してから少し鞍部に下り、東峰に登り返す。今日はここでランチタイムとした。

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 P930のあるザレ場を通過する
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 県境稜線から仏岩を捉える
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 最低鞍部の水沢峠
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 ザレ場の馬の背渡りにやってきた
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 馬の背渡りから振り返る
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 水沢岳の山頂に到着
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 水沢岳山頂から少し下がると衝立岩と鎌ヶ岳がよく見える
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 綿向山と雨乞岳もよく見える
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 ザレ場の途中でこんなパノラマが見える
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 ザレ場を下った後で見上げるとこんな感じ
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 衝立岩と鎌ヶ岳が迫ってきた
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 衝立岩直下の鞍部に下るところ
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 衝立岩基部の大岩-ここは左に巻く
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 鎖のあるルンゼを登る
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 衝立岩に登る途中
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 衝立岩西峰からの眺望はよい
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 衝立岩西峰からの大パノラマ
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 衝立岩鞍部から仙ヶ岳を望む

 衝立岩東峰は人が立ち寄らないところ。ここは風を避けられて、南方向の眺望がよいところであり、ランチタイムにはぴったりだ。いつものようにビールで鎌ヶ岳に乾杯!得正のカレーうどんも健在だ。ぐつぐつ煮て熱々のうどんが体に温まる。1時間ほどのランチタイムの後、鎌尾根の縦走を開始した。ここからの縦走路は小さなアップダウンを繰り返しながら次第に高度を上げていく。所々ザレ場があって左手に綿向山~雨乞岳~御在所岳の眺望が得られる。次第に迫ってくる鎌ヶ岳に圧倒される。最も近づいた尾根の尖端で写真を撮り、少し戻り右手に下降すると鎖に着けられたカニの横ばいみたいなところを通過する。そして、岳峠に下る分岐は左に下りていく。岳峠からはルンゼ状の登りとなる。ここは何度も登っているので勝手知ったるところである。ということでようやく鎌ヶ岳山頂に到着した(14:30)。次第に晴れてきたので鎌ヶ岳からの眺望もよい。ここからも遠く御嶽山や中央アルプスが見える。

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 鎌ヶ岳に乾杯!
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 得正のカレーうどん!
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 衝立岩東峰からのパノラマ
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 次第に鎌ヶ岳が迫ってくる
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 所々ザレ場の登りがある
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 ザレ場から振り向くと、大パノラマが広がっている
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 尾根の尖端からド迫力の鎌ヶ岳
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 鎌ヶ岳を中心としたパノラマが広がる
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 鎖のつけられたカニのヨコバイみたいなところ
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 最後のピークから鎌ヶ岳
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 岳峠の分岐点
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 鎌ヶ岳への最後の登りに向かう
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 鎌ヶ岳山頂に到着
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  鎌ヶ岳から西北方面のパノラマ
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 鎌ヶ岳から南西方面のパノラマ
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 鎌ヶ岳山頂にある祠は天照大神が祀られている
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 これから歩く雲母峰への尾根が見えている
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 鎌ヶ岳山頂でも、遠く御嶽山、北ア、中央ア、南アが見ている

 もう午後3時が近い。早く下山しなければ闇下になる。岳峠まで下り、少し登ると尾根に出る。ここからはどんどん下っていく。雲母峰分岐で右に下ると宮妻峡に最短距離のカズラ谷道となるが、雲母峰への尾根を直進する。やがて白ハゲと呼ばれるザレ場に出る。ここは左手に寄っていき、大きな岩の左側を巻くようにして下っていかなければならない、ちょっとした迷い点となっている。白ハゲを通過すると、尾根道を下っていくことになる。少しばかりのアップダウンもあるが、雲母峰を向こうに見ながら下ることになる。馬の背尾根分岐、稲森谷分岐と2つの分岐点を通過して最低鞍部に出る。ここからは登り返しになり、やがてP791にやってきたが、もう午後4時である。あと30分で日没が迫っていることから、雲母峰までは届かない。P791から南尾根を下ることにした。この尾根も意外とテープと踏み跡がしっかりついている。基本的には尾根を歩き、自然林と植林との境目を下っていく。P606を通過するとやがて左手の植林の中にテープが導いている。以前に一度歩いたことがあるので心丈夫だ。植林の中の杉にテープが巻きつけてあり、これを追っかけていくとちょうど宮妻峡の駐車地に出てくることを知っている。16:40ようやく下山したが、途中で出会った男性二人の車はまだ残っていた。

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 雲母峰分岐-右に下るのがカズラ谷道
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 ザレ場の白ハゲにやってきた
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 白ハゲから向こうに雲母峰を望む
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 この岩の左手を回り込んで下る
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 尾根道は雲母峰を見ながら下っていく
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 馬の背尾根分岐を通過
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 稲森谷分岐を通過
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 P791(西谷・東谷)
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 P606を通過
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 最後はここに出てくる
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 宮妻峡駐車地には2台だけ残っていた
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 この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平20業使 第438号)

<コースタイム>
7:50宮妻峡駐車地-8:40P713-9:10北の頭9:20-9:30▲入道ヶ岳9:40-9:45奥宮-(イワクラ尾根)-10:20重ね岩-10:25仏岩10:35-11:00県境稜線出合-11:15水沢峠-11:30馬の背渡り-11:40▲水沢岳-12:35衝立岩13:30-14:20岳峠-14:30鎌ヶ岳14:50-14:55岳峠-15:10雲母峰分岐-15:15白ハゲ-15:30馬の背尾根分岐-15:50稲森谷分岐-16:00P791-16:20P606-16:40宮妻峡駐車地


by kitayama-walk | 2014-12-10 23:26 | 鈴鹿山系 | Comments(1)
Commented by イチマル at 2014-12-16 16:17 x
こんばんは。宮妻峡からの鎌尾根縦走拝見しました。
入道には、しばらく登っていないので、お正月にでも椿大社から登ってみようと思います。


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