2013年 01月 26日

御在所岳-本谷を登り、藤内沢を下る

【日 付】 2013年1月26日(土)
【天 候】 晴れ時々曇り
【山 域】 鈴鹿中部
【メンバー】 N野氏、kitayama-walk

【コース】 鈴鹿スカイライン旧料金所(駐車地)-中道登山口-御在所山の家-不動滝-大岩-大黒滝-潜り岩(ジョーズ岩)-大黒岩-アゼリア(山頂レストラン)-藤内沢第三ルンゼ氷瀑-第二ルンゼ-藤内小屋-中道登山口-駐車地

 この2年ほど御在所岳の藤内沢と本谷に足を踏み入れ出した。2012/2/12に本谷を詰めて藤内沢を下ったが、今回も同じコースを歩いた。登りは本谷を詰めることは決めていたが、下りは①藤内沢、②中道、③国見尾根の3つの選択肢を考えていた。今回は、藤内沢にはアイスクライミングでよく入っているN野氏に声をかけてみたところ、本谷は登ったことがないというので、同行してもらった。

 鈴鹿スカイライン旧料金所跡の駐車地は狭いので早く出発したところ、何とか最後の2台という感じで駐車することができた。本谷は雪がどれくらいあるのか心配していたところ、思ったより少なかった。けれど、雪が締まっていたので、山頂までノーアイゼンで登ることができた。下りは、藤内沢のアイスの状態を見ておきたいということで藤内沢を下ることにした。第三ルンゼの氷瀑は十分であったが、第二ルンゼや第一ルンゼはまだこれからであった。

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 潜り岩(ジョーズ岩・三角岩)を越える



 鈴鹿スカイライン旧駐車場跡の駐車地に駐車したいので、いつもより早めの時間に京都を出発した。鈴鹿へのいつものアクセスラインは、京都東IC→草津JCT→新名神→亀山JCT→東名阪→四日市ICである。四日市ICを降り、湯の山温泉をめざす。近鉄湯の山温泉駅、ロープウェイ駅を通過し、湯の山温泉の寂れた旅館街を通り抜け、坂道を登っていく。道路には雪は全くない。積雪があればスリップするような急坂である。道の行き止まりが駐車地になっている。ここは御在所岳と鎌ヶ岳に登り登山者が利用する駐車場である。十数台のスペースがあるが、すでに10台以上が駐まっていて、最後のあたりで何とか駐車することができた。

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 駐車場は満杯寸前であった

 身支度を整えて、鈴鹿スカイラインを歩き出す。前方にロープウェイの白い鉄塔が見える。すぐに右手に中道登山口がある。標識をよく見ると「中登山道口」と書かれていて「中道登山口」ではない。登山届ボックスとその脇に木彫りの地蔵が1体ある。今日は本谷を詰めるので、右に行くのではなく左にある鉄橋を渡る。すぐに「御在所山の家」の前に出てきた。今はこの山の家も営業していない。山の家の右手に本谷への入口がある。露岩に赤いペンキで「本谷コース」と書かれている。取水口のところから河原に下り、ゴーロ状の河原を歩く。巨岩が積み重なった本谷は思った以上に雪が少ない。やがて最初の滝が出てきて、これから小さな滝が連続して現れる。雪は少ないが、岩は氷結しているので、滝は右や左から巻くようにして通過する。8つめの滝が大きい。これが不動滝である。ここは直登できないので左に巻き道がつけられている。寄り道になるが、不動滝の直下まで行ってみた。落差20mほどであろうか。水量が少ないせいか、あるいは標高がまだ低いせいか、氷瀑は貧相である。これではアイスクライミングはできない。

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 中道の登山口であるが、「中登山道口」と書かれている
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 左手にある鉄橋を渡る
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 すぐに御在所山の家の前に出る
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 露岩にペンキで「本谷コース」と記されている
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 本谷に入ったが、思ったほど雪がない
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 ナメ滝は巻くように登っていく
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 小さな滝壺をもつ滝もある
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 雪がないのでアイゼンなしでも登れる
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 今度は左から巻き上がる
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 落差20mほどの不動滝も水量不足で氷瀑が小さい

 不動滝を左から巻きながら、登っていく。ここは結構急登になっている。さらに2つの滝を越えると、眼前に巨岩が見えてきた。この巨岩は右から越えるのがやさしい。この巨岩の上で1本立てる。前回は、ここで谷を直進し、コーモリ谷に入ってしまった。本谷は右手に曲がっているので、右に行かなければならない。よく見ると黄色のテープがつけられている。やがて右手に氷瀑を形成している比較的大きな滝が見えてきた。これが大黒滝である。大黒滝を右に見送ると、やがて谷は狭くなってきた。ササが出てきて、ロープが設置されている岩場を登り、そして再び谷に降り、谷中を登っていく。すると、前方に三角岩(別名ジョーズ岩)が見えてきた。この岩の下が潜れることから潜り岩とも呼ばれている。ザックを外さないと潜れないので、右から乗り越えることにした。三角岩を越えると、ロープウェイ山頂駅が近い。これまで少なかった雪も多くなり、本谷を詰めている実感がする。振り返ると、ロープウェイの白い鉄塔が正面に見える。さらにどんどんと谷を詰めていくと、最後は大黒岩に続く尾根に出た。ついでなので、大黒岩にも立ち寄ることにした。大黒岩からは引き返して、トレースを辿り、一ノ谷新道を登っていくと、山頂レストラン「アゼリア」のところに出た。冬の風物詩となっている人工氷瀑は十分発達していたが、山頂スキー場の雪は驚くほど少ない。またスキー客も少なく閑散としている(9:40)。

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 不動滝を越えると巨岩の前に出てきた
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 巨岩からは右手の方向に行く(直進するとコーモリ谷へ迷い込む)
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 大黒滝は氷瀑を形成しつつある
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 谷が狭まり、笹が出てきてロープも設置してある
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 三角岩(ジョーズ岩)の前にやってきた
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 三角岩は下を潜れるが、右から乗り越えた
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 さらに大岩がひとつあったが、難なくクリアーできる
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 高度が上がってきて、振り返ると、鉄塔とロープウェイが見える
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 右手に小さいながらも氷瀑ができている
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 本谷詰めも最終盤であり、行く手に山頂駅が見える
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 稜線に上がる手前で振り返ると、本谷の右に大黒岩が見える
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 稜線に上がると、大黒岩への標識がある
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 大黒岩へ立ち寄ってみた(近い!)
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 大黒岩からロープウェイ側を眺望する
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 大黒岩から鎌ヶ岳を眺望する(左は入道ヶ岳)
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 山頂レストラン「アゼリア」前の人工氷瀑
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 山頂スキー場は閑散としている

 登山開始から2時間あまりで山頂に着いたが、まだ時間的にランチには早い。下山はどのルートにするかをN野氏と相談したところ、藤内沢のアイスの状態を観察したいというので、藤内沢を下ることにした。スキー場の脇を通り、国見岳方面への分岐を右に分け、中道の下山口に進む。途中で「キケン通行止」鉄柵の左端から藤内沢に入っていく。ここで今日初めてアイゼンを装着した。気がつけば、今日は本谷遡行ではアイゼンをつけなかったのだ。すぐに鎧岩の下にある第三ルンゼの氷瀑に出てきた。2人のクライマーが氷壁に取り付いている。ここは、水量も多く気温も低いので十分な氷瀑が形成されていた。少し見学した後、前尾根のヤグラ(P2)などを前方に見ながら、藤内沢を下っていく。藤内沢を下る登山者は私たち以外にはなく、登ってくる登山者とすれ違うたびに、第三ルンゼの様子を質問される。やがて右にトラバースして第二ルンゼに向かう。第二ルンゼ上部の奥又壁も氷のつきが少なく、これからまだ大きくなるのを待つという状態であった。マイナス滝の上部のところまで降りて、上部でやっているアイスクライミングを観察してから、もう一度登り返して藤内沢に戻った。コーモリ滝もクライムダウンで下り、フランケの氷柱もまだまだ小さく、これからというところだった。藤内壁の入口に降りてくるとあとはどんどん下っていき、藤内小屋に着いた(11:10)。今日は本谷詰めも直登、藤内沢の下りも直降下なので、時間的には4時間足らずの行程である。ようやくランチタイムにすることにした。正午前には藤内小屋を出発し、途中で中道登山道へのトラバース(登り)を経て、駐車地まで戻ってきた(12:25)。

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 国見岳分岐(9合目)では右手に行く(左に行くと裏道登山道に下る)
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 中道下山口から下る
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 この鉄柵の左から藤内沢の第三ルンゼに下る
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 第三ルンゼの氷瀑は十分に氷結していて、アイスクライミングをやっていた
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 リードするクライマー
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 遠景で写すと、こんな感じである
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 第三ルンゼから、やぐら(P2)を見ながら下降する
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 第二ルンゼへは右へトラバースする
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 奥又壁にはまだ十分な氷がついていない
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 前方にドドーンとツルが聳える
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 再び藤内沢に戻り、コーモリ滝を下る
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 フランケの氷柱付近を下る
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 フランケの氷柱から藤内沢を振り返っている
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 藤内壁出合に下る(裏道登山道と合流する)
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 左に兎の耳を見ながらゆっくりと下る
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 藤内小屋に到着(11:10)
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 本日のランチメニュー
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 中道への分岐点を右へ行く(中道に向かう)
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 中道(三合目)に合流する
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 前方に鎌ヶ岳がよく見えるポイントがある
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 満天星と書かれている駐車地に戻ってきた
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 この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平20業使 第438号)

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 下山後、片岡温泉アクアイグニスへ(N野氏は初めてなので案内する)
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 湯上がりにビールではなく(運転のため)、温泉コーヒーと湯の山シュー

<コースタイム>
7:30駐車場 7:35御在所山の家 8:15不動滝 8:30大岩 8:50大黒滝 9:05三角岩(潜り岩) 9:30大黒岩 9:40アゼリア 9:50国見岳分岐 10:00藤内沢下降口 10:05第三ルンゼ10:10 10:20第二ルンゼ10:30 10:50藤内壁出合 11:10藤内小屋(昼食)11:50 11:55中道分岐 12:15中道出合 12:25駐車場


by kitayama-walk | 2013-01-26 22:49 | 鈴鹿山系 | Comments(0)


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