山好き的日々@京都北山

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2013年 01月 02日

鎌ヶ岳・入道ヶ岳-今年の初登山は鎌入道の周回

【日 付】 2013年1月2日(木)
【天 候】 晴れ後曇り後雪
【山 域】 鈴鹿中部
【メンバー】 単独行

【コース】 宮妻峡駐車地-北の頭-▲入道ヶ岳-奥宮-仏岩-県境稜線出合-P930-水沢峠-▲水沢岳-P1028-衝立岩-岳峠-鎌ヶ岳-岳峠-カズラ谷分岐-白ハゲ-馬の背尾根分岐-稲森谷分岐-P791-P606-宮妻峡駐車地

 今年の初登山は鎌入道であった。鎌入道とは、宮妻峡を起点として、鎌ヶ岳と入道ヶ岳をセットにして周回するルートである。新道コースで入道ヶ岳に登り、イワクラ尾根から県境尾根を経て、鎌尾根を歩いて鎌ヶ岳に向かうのがよい。これまで2回、2009/2/82009/12/27に登ったことがある。さらに2011/1/8にも同じコースを歩こうとしたが、このときは積雪が多くて、ワカンを持ってこなかったため、水沢岳までで引き返した。今年はまだ積雪が少なく、鎌入道もワカンなしで歩けるだろうと判断して実行することにした。ただ、下山にはカズラ谷道を下るのではなく、雲母尾根からP791を経て、南尾根を宮妻峡に下ることにした。

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 衝立岩(東ピーク)から鎌ヶ岳を眺望する



 午前7時に宮妻峡駐車場(上部)に到着すると、すでに2台車が駐まっていた。いずれも男性単独行であったが、ひとりは林道を真っ直ぐ歩いていき(カズラ谷か、水沢峠へ)、もうひとりは入道ヶ岳の宮妻新道コースに向かった。身支度を整えて7:10に出発し、先行者を追いかけることになる。「入道ヶ岳登山口」の標識に従ってキャンプ場に下っていき、ロッジの横を通り抜け、小沢を渡り、もう一度飛び石伝いに対岸に渡る。すると、通報ポイント1(P1)の標識があり、ここから新道コースの始まりとなる。

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 駐車場から新道コースで入道ヶ岳に向かう
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 飛び石伝いに対岸に渡る
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 宮妻新道コースの通報ポイント1-ここから新道コースが始まる

 眼前に砂防ダムが見えているが、その前にケルンがあり、そこを左に回るといきなりの急登となる。しかし、ウォーミングアップにはちょうどよい。10分足らずで尾根に出る。この尾根は自然林のトンネルという感じで気持ちがよい。やがて左手にトラバースしてくると、アセビの群落に突入し、これを抜けるとP5の標識がある。ここから少し急登すると、再び尾根に出てきて、所々ヤセ尾根があるが、快適に登っていける。左手に水沢岳から鎌ヶ岳、御在所岳の眺望が見えてくる。なかなかいい感じだ。やがて樹林から抜け出ると、低い笹原の中に登路が続くようになる。以前立っていた風向計は笹原に倒れてしまっている。P7で宮妻林道コースと合流し、続いてP10で北尾根コースと合流する。このあたりは、県境稜線の水沢岳から鎌尾根、鎌ヶ岳、御在所岳、釈迦ヶ岳、雲母峰とパノラマが広がっていて実にいいところだ。宮妻新道コースの魅力のひとつである。

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 尾根に出たところで朝日を浴びながら自然林のトンネルの中を登っていく
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 P4を過ぎると、アセビの群落に突入する
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 アセビのトンネルを抜け出るとP5であった
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 右手には樹間から鎌ヶ岳と御在所岳が眺望できる
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 低い笹原の中につけられた道
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 鎌ヶ岳と御在所岳がよく見えるようになった
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 笹原の中に立つ風速計
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 P10 で北尾根コースと合流する
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 北の頭からの眺望

 アセビの群生の中を通過すると、入道ヶ岳の3つのピークのひとつである北の頭に到達した。ご存知のとおり、入道ヶ岳の山頂部には高度差のほとんどない3つの峰がある。①北方に大展望をもつ北の頭(910m)、②大鳥居と三角点があり南方の展望がきく本峰(906m)、③椿大神社の奥宮を祀る最高点(915m)の3つだ。この順に3つのピークを回ってみた。

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 お気に入りのポイントから鎌ヶ岳&御在所岳
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 入道ヶ岳本峰はよく晴れていた
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 本峰から鎌ヶ岳、御在所岳を眺望する
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 奥宮には椿大神社の祠が祀られている

 最後の最高点P915からイワクラ尾根に向かうが、新しい標識が立てられていて以前より道がわかりやすくなっていた。イワクラ尾根P7の標識を通過したら、屋根尾根の急降下になる。右手にガレ場があり、鎌ヶ岳を見ながら急降下していく。鞍部に下ってくると正面に岩塊が通せんぼうしている。道は左から巻いているが、そのまま直登だ。その後、イワクラ尾根は、比較的歩きやすいザレた溝道と険しい岩道が交互に現れてくるが、リズミカルな感じがしんどさを忘れさせてくれる。やがてP4の標識があり、大きな岩が重なり合っている。これが重ね岩だ。さらに左手に尾根分けると右に眺望場ある。これが仏岩(磐座)のある場所で、水沢岳、鎌ヶ岳、そして雲母峰がよく見える。仏岩からザレ場を通過し、溝道を下っていくと鞍部に出る。P3の標識がある奥の谷口である。右に下ると奥の谷道で宮妻林道を経て宮妻峡に戻れる。左に下ると大岩谷で小岐須渓谷に至る。そのまま真っ直ぐに登っていき、2つの小ピークを越えると県境稜線に出る。

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 イワクラ尾根の急降下
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 ヤセ尾根を歩く
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 P4にある重ね岩
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 三角に尖った仏岩(左に雲母峰)
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 仏岩から水沢岳と鎌ヶ岳
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 P3は奥の谷口である
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 県境稜線出合に到達した

 県境稜線出合からは稜線を北上することになるが、まずは水沢峠までは下りとなる。急降下しているが、滑らないように慎重に下っていけば問題はない。水沢峠から水沢岳への登りは急登になっている。いつもながらこの急登には鍛えられる。一息つく頃に、「馬の背渡り」と呼ばれるザレ尾根に出てくる。ここまで来ると水沢岳山頂は近い。水沢岳山頂は茫洋としたところで南北に長細くなっている。山頂には三等三角点があり、眺望は東に雲母峰が見渡せるくらいである。

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 P930のガレ場を通過して振り返る
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 水沢峠に下ってきた(最低鞍部)
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 馬の背渡りと呼ばれるザレ場
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 水沢岳の三等三角点
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 水沢岳から雲母峰を眺望する

 水沢岳から北に少し進んだところから、鎌ヶ岳の眺望がよく見えるところがあり、ここから急な下りとなる。風化した花崗岩のガレ場を急降下していく。滑らないように注意が必要だ。鞍部からは次第に登っていくが、前方に鎌ヶ岳の山容、右手にガレ場を2、3箇所見送りながら進む。やがてP1208を通過すると、前方に衝立岩の荒々しい姿が見えてくる。白滝尾根分岐を直進しないように注意し、ここで右に曲がって下降していく。前方に衝立岩が大きく立ちはだかっている。衝立岩の基部まで下ると正面に大きな岩があるが、ここは右ではなく左に巻くように下り、クサリの設置されたルンゼを登る。衝立岩の西側のピークに着くと、ここからの眺望は抜群で、綿向山、雨乞岳、御在所岳とパノラマが広がっている。もちろん、ここまで歩いてきた尾根筋もよくわかる。一旦鞍部に下り登り返して東側のピークに着くが、ここも眺望はよい。これから歩く鎌尾根の向こうに鎌ヶ岳の姿が見える。

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 水沢岳の先の眺望ポイントから鎌ヶ岳
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 ガレ場を急降下していく
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 鞍部から下ってきたガレ場を眺める
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 衝立岩と鎌ヶ岳がよく見える
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 衝立岩の荒々しい姿
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 衝立岩の基部が左から巻く
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 衝立岩(西ピーク)からの眺望-綿向山、雨乞岳や御在所岳がよく見える
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 衝立岩(東ピーク)から鎌尾根越しに鎌ヶ岳を見る

 衝立岩を過ぎると、小さなアップダウンを繰り返していくことになるが、岩頭とガレ場が交互に出てくる。右手(西側)の眺望がよく、綿向山から雨乞岳にかけての稜線がくっきりとしている。雪は少なく歩くには支障はほとんどない。やがて岳峠の手前の岩頭にやってくると、目の前の鎌ヶ岳の姿が大きく迫ってきて圧巻である。この岩頭からは右に下り、クサリのあるキレット(カニのヨコバイ)を通過すると、標識に従って岳峠に下っていく。岳峠には菰野町観光協会の標識があり、鎌ヶ岳の右手から巻くようにして登っていく。急登であるが、さほど苦労することなく5分ほどで鎌ヶ岳の山頂に到達した。

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 鎌尾根にあるガレ場
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 綿向山と雨乞岳を眺望する
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 岩峰から鎌ヶ岳を見る
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 クサリの設置してあるカニのヨコバイ
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 岳峠から鎌ヶ岳をめざす

 出発から約5時間で鎌ヶ岳山頂に到達したが、これは従前とほぼ同じペースである。すでに雲が広がってきて青空がなくなってしまったが、風はさほどない。山頂北側のケルンで10名ほどのグループが記念写真を撮ろうとしていたので、シャッターを切ってあげた。山頂にある祠の横でランチタイムにした。チキンラーメンのカップ麺(ガーリック)といなり寿司とビールだ!何はともあれ、予定どおり山頂に達したのであるから、乾杯なのだ。一人満足してのランチタイムをゆっくりと楽しんだ。

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 鎌ヶ岳山頂のケルン
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 鎌ヶ岳山頂から歩いてきた鎌尾根を眺望する
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 雲母峰の眺望
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 本日のランチメニュー

 さて下山はどうするか。これまではカズラ谷道をそのまま宮妻峡まで降りたが、今回は雲母尾根を歩き、P791の南尾根を下ることを計画していた。時間もまだ十分あるので予定どおり進むことにした。岳峠まで戻り、カズラ谷道に向かうが、ここはいつもクマザサが繁茂していて、トンネル状になっている。これを潜り抜け、少し登り返して、溝道を下っていく。やがて雲母峰分岐にやってきた。ここでカズラ谷道と分岐し、雲母尾根に入り、まずは白ハゲに向かう。白ハゲは花崗岩のガレ場であり、滑らないように下り、左手に下っていく。少し雪が降ってきたが、正面には雲母峰が大きく見える。馬の背尾根分岐、稲森谷分岐をいずれに左に見送り、P791に向かって登り返していく。P791には「西平・東平」と書かれたプレートがあり、愛工大WV部20周年記念の標柱がある。ここから南尾根を下っていく。バリルートなので少し心配もしたが、何のことはない、明瞭な踏み跡とテープが続いている。これでは迷いようがないと思いながら進む。ところが、P606を過ぎるとちょっと怪しくなってきた。よく見ると左手に下る目印のテープがあり、左に自然林、右に植林の境界に沿って下る。さらに植林の杉に白いテープが巻いてあるところから植林の中に入ると、やがて白いテープに導かれてどんどんと下っていくことになる。最後は、車を駐めた上部の駐車場のところにドンピシャと着地した。

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 岳峠からカズラ谷道方面に下る
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 雲母峰分岐
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 白ハゲにやってきた
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 白ハゲから雲母峰を望む
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 馬の背尾根分岐
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 白ハゲ(左)と鎌ヶ岳を振り返る
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 P791には西平・東平のプレート
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 P791南尾根には明瞭な踏み跡がある
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 P606あたりまでは踏み跡がしっかりしている
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 白いテープで植林の中に入っていく
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 植林の中に白いテープが続いている
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 林道への着地点
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 帰りに立ち寄った片岡温泉アクアイグニス

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 この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平20業使 第438号)

<コースタイム>
7:10宮妻峡駐車地 8:25北の頭 8:35▲入道ヶ岳 8:50奥宮 9:30仏岩 9:50県境稜線 10:00P930 10:05水沢峠 10:30水沢岳 10:50P1028 11:15衝立岩 12:00岳峠 12:10鎌ヶ岳(昼食)13:00 13:10岳峠 13:20カズラ谷分岐 13:30白ハゲ 13:35馬の背尾根分岐 13:55稲森谷分岐 14:05P791 14:30P606 14:55宮妻峡駐車地


by kitayama-walk | 2013-01-02 23:40 | 鈴鹿山系 | Comments(0)


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