2012年 01月 15日

御所平-雨乞岳から「転進」しました

【日 付】 2012年1月15日(日曜)
【天 候】 曇り
【山 域】 鈴鹿南部
【メンバー】 N野氏、kitayama-walk

【コース】 登山口-鬼ヶ牙-長坂の頭-県境尾根-小太郎谷源頭-南端-御所平-南端-舟石-臼杵ヶ岳-臼杵山-登山口

 今日は滋賀県側の甲津畑から千種街道を経て奥の畑に入り、雨乞岳をめざす予定でした。天気予報は曇りでしたが、雨さえ降らなければいいだろうと思いながら、甲津畑集落先の岩ヶ谷林道入口まで行き、登山の身支度を整えた途端、小雪混じりの雨(みぞれ)が降り始め、次第にきつくなってきた。もちろん、山はガスに覆われた見えません。登高意欲(テンション)が急降下してしまい、雨乞岳は中止し、雨の降っていないと思われる鈴鹿南部に転進しようということになりました。R421から石榑トンネルを経てR306に。しかし、ますます雨脚がひどくなってきました。竜ヶ岳の登山口の宇賀渓の駐車場には結構車が駐まっていましたが、この雨の中を登っているのだろうかと。R306を南に下っていくと、釈迦ヶ岳、御在所岳、鎌ヶ岳もガスに覆われていました。さらに南下すると次第に雨が上がってきたので、石水渓に行ってみることにしました。午前9時頃でしたが、仙ヶ岳はまだガスがかかっていたので、結局鬼ヶ牙を経て御所平に登ることにしました。

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 樹氷のあった御所平



 第二名神の高い高い橋脚の下をくぐり抜けて、バンガローなどがある石水渓キャンプ場に入っていきます。この道はちゃんとした舗装がしてあり、東海自然歩道となっていて、安楽越を越えると滋賀県の山女原に抜けることができます。キャンプ場を過ぎると、右手に「鬼ヶ牙登山口」と書かれた金属製の標識があります。ここが本来の登り口で(谷沿いの三つ淵ルート)、ここから鬼ヶ牙の東峰・南峰を経由して本峰(488m)に至ります。しかし、この登山口には車を置けないので、もう少し進んだところに船石林道分岐に石水渓橋があり、この橋を渡ったところの左右に駐車スペースがあるので、ここに車を駐めることしました。今回は周回コースで臼杵山から下山して、ここに下りてくる予定です。

 先ほど通過した鬼ヶ牙登山口まで戻ってもよいのですが、船石林道に入り、少し歩いたところにある橋の手前に尾根コースの登山口があります。ここには「鬼ヶ牙1」の標識があります。右手にある雑木林に入り、尾根に登っていきます。最初から結構急登になっていて、赤松の多い中をザレた土質の登山道を登っていきます。最初のザレ場のピークから左手に臼杵山が見えます。次のザレ場のピークが展望台になっていて、臼杵山から県境稜線や長坂の頭を眺望することができます。この展望台から下りたところに鬼ヶ牙に向かう分岐点があります。この分岐点で右に下り、鞍部からザレた花崗岩の岩場を登っていき、もう一度下って登り返したところ鬼ヶ牙の本峰になっていました。山頂からは東方面の眺望がよく、南峰や東峰の岩峰群を見渡すことができます。

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 石水渓橋から船石林道に入っていきます
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 船石林道を少し歩いたところに「鬼ヶ牙1」の標識があります
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 赤松のある中、ザレた土質の道を登ります
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 最初のザレた展望地
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 「鬼ヶ牙2」の標識を通過します
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 シダの下草のある登りです
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 展望台に出てきました
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 分岐から鬼ヶ牙に向かう途中にあるザレた岩場
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 「鬼ヶ牙3」の標識からは山頂は間近です
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 鬼ヶ牙本峰にある立派な山名プレート
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 鬼ヶ牙本峰から南峰と東峰を眺望しています-その向こうには新名神の高架が見えています

 鬼ヶ牙本峰から、先ほどの分岐点まで戻り、右折して進みます。すぐにヤセ尾根があり、ここからはこれから向かう長坂の頭や県境稜線が見えます。ヤセた岩尾根を下っていくと、正面に岩壁がある鞍部に出てきました。ここに「かくれ谷乗越」と書かれたプレートがありました。この岩壁は、左から巻いて、固定ロープのある急登を行くと、広く歩きやすい尾根に出てきます。このあたりから積雪が出てきました。次の分岐は左にとると再びヤセ尾根の急登になります。ここを登り詰めたピークが長坂の頭(610m)でした。

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 分岐点が先に進むと、前方に長坂の頭や県境稜線が見えてきます
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 ヤセ尾根を下った鞍部(岩壁の前)には「かくれ谷乗越」というプレートがありました
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 岩壁は左から巻いて固定コープの急登になります
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 尾根に出ると広く歩きやすくなります
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 再びヤセ尾根の急登を詰めていきます
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 長坂の頭(610m)にはプレートがあります

 長坂の頭で小休止してテルモスから温かい紅茶を飲んで一息つきます。この先は左手がガレ場になっていて、南方向に眺望がよいのですが、岩場の右端から一旦下に下りて回り込むようにトラバースしていきます。そして、ザレたヤセ尾根を下ると、急登の登り返しとなります。その後は歩きやすい尾根とヤセ尾根が交互に出てきます。県境稜線に近づいてきたところで前方に大岩が立ちはだかっています。ここは左から巻いて固定ロープを利用して登っていくと展望のよい県境稜線(P756)に出てきました。ここからは仙ヶ岳や野登山、またこれから行く御所平も眺望でき、さらにこれまで歩いてきた鬼ヶ牙と長坂の頭も見下ろすことができます。

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 長坂の頭の先のガレ場を左に下っていきます
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 臼杵山、臼杵ヶ岳、そして県境稜線は見渡せます
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 岩場は右から巻いて下ります
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 さらにザレ場を下降して鞍部に出ます
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 比較的歩きやすい尾根を登っています
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 積雪量も次第に増えてきました
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 県境稜線手前の大岩は左から巻くように登ります
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 県境稜線から仙ヶ岳&野登山の眺望
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 これから登る御所平も見えています
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 振り返ると、登ってきた長坂の頭と鬼ヶ牙が見えています

 県境稜線を北上して御所平に向かいます。ここからはトレースがありませんが、積雪量は20~30㎝程度なのでツボ足でも大丈夫です。すぐに下りとなり、小太郎谷源頭のところから、桧の植林帯の中を登っていきます。登り詰めたところが御所平の南端部です。ここからの眺望はよく、綿向山から雨乞岳、鎌ヶ岳などが見えるのですが、今日はまだガスが取れていませんでした。取りあえず当初の目的地である御所平のピーク(850m)まで行くことにしました。稜線は結構雪が締まっていてツボ足でもガンガンと進むことができました。ゆるやかに下った後は登り返しとなり、疎林の中を登っていくと御所平のピークに到達しました。

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 小太郎谷源頭にあるザレ場
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 小太郎谷源頭を眺めています
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 植林帯の中の登りが始まります
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 南端部から御所平のピークを眺めています(右に見える双耳峰が仙ヶ岳)
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 樹氷の花が咲いています
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 前方に御所平のピークが見えています
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 御所平到着(12:05)
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 御所平の山名プレート
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 仙ヶ岳と南尾根
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 鎌ヶ岳がうっすらと見えています
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 御所平山頂付近の樹氷
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 ランチタイムは、カップ麺とおにぎり1個でした

 ちょっと寒い中でランチタイムを楽しんだ後、県境稜線を引き返します。長坂の頭からやってきたP756を通過し、さらに南に進みます。すぐに舟石と呼ばれる石があるところに到達します。ここも眺望がよいところです。舟石のすぐ先で登山道が分岐しています。右はベンケイ尾根に向かいます。ここでは左の安楽越(県境稜線)に向かいます。このあたりは下りになっており、少々不鮮明な部分がありますが、テープが目印になっています。やがて左手にガレ場を通過すると、今度は右手に鹿除けネットが出てきます。細い尾根を下ったり登ったりしながら進むと、臼杵山の分岐点に出てきます。ここから県境稜線を少し進んだところに臼杵ヶ岳の山頂(697m)があるので立ち寄ることにしました。

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 御所平から引き返していきます
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 南端部に向かっています
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 南端部に来ると、先ほど見えていなかった綿向山が見えていました
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 再び植林帯の中を駆け下ります
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 県境稜線(P756)のすぐ南になる舟石(雪を被っています)
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 舟石を過ぎたところに分岐があります(右はベンケイに向かいます)
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 左手にザレ場を通過します
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 臼杵尾根に向かう分岐ですが、ここでは臼杵ヶ岳に立ち寄ることにします
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 臼杵ヶ岳山頂(13:50)右に仙ヶ岳の双耳峰が見えています
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 臼杵ヶ岳から御所平、仙ヶ岳、野登山を眺望しています

 臼杵ヶ岳で小休止した後、先ほどの分岐点に戻り、臼杵山に向かいます。ガレ場を通過してから登り直しますが、登山後半になると疲れがたまっているのでしんどいこと。それでも、そう長くないので頑張って臼杵山に到着しました。ここからな臼杵ヶ岳が垣間見ることができます。臼杵山を通過すると、ウスと呼ばれる巨岩があります。続いてキネと呼ばれる巨岩があります。ここからの展望は抜群です。細い岩尾根を急降下して樹林の中に入っていきますが、ここもかなりの急降下になっています。テープの目印があるので、これに従って下りました。最後は、小さな沢を渡渉し左岸伝いにしばらく進むと林道に下ってきました。ちょうどここが臼杵山の登山口になっていて、車を駐めていたところでした。

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 臼杵山に登り返しています
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 臼杵山山頂に山名プレート
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 臼井山から臼杵ヶ岳を垣間見ています
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 巨岩は「ウス」と呼ばれています
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 新名神の高架がよく見えています
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 鬼ヶ牙も眺望することができました
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 小沢を渡渉すると登山口は近い
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 登山口(駐車地)に戻ってきました

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 この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平20業使 第438号)

<コースタイム>
915登山口 950鬼ヶ牙 1030長坂の頭 1115県境尾根 1130小太郎谷源頭 1145南端 1205御所平(昼食)1235 1250南端 1315舟石 1350臼杵ヶ岳 1410臼杵山 1440登山口


by kitayama-walk | 2012-01-15 23:51 | 鈴鹿山系 | Comments(4)
Commented by biwaco06 at 2012-01-17 22:55
鬼ヶ牙から雪の御所平とは、予定変更ルートにしてはオモロ過ぎるやないですか! 行きたくて行けてないルートです。(>_<)
本編をお待ちしてますね。(省略はナシですよ~!)
山始めの藤内壁をはじめ、今年もkitayamaワールドは健在ですね~♪ せめて後追いでも…と密かに目論んでます。
Commented by kitayama-walk at 2012-01-18 01:10
 え、biwacoさんも、年内の山レポまだ一つため込んでいるのですか? 私など数えたら、うん?3つも4つもあるじゃないですか。取りあ
えず、今、入道ヶ岳・水沢岳の詳細レポをアップ中です。
Commented by kando1945 at 2012-01-18 23:39 x
はじめまして。というより、すでに2回お会いして会話もしています。1回目は昨年、弥山川遡行で河原小屋付近でお二人と会いました。ときどき、このブログを覗かせていただいているのでkitayamaさんのお顔はすぐわかりましたが名乗らず失礼しました。
2回目は、12月28日、桧塚奥峰の帰り明神岳のところで話をしましたツボ足のシニアです。このときはkitayamaさんとは気づきませんでした。アルイタのコメントで知り、びっくりしました。15日は、私も御所平を考えましたが天気が悪かったら嫌なので愛宕山に行きました。今後とも参考にさせてください。
Commented by kitayama-walk at 2012-01-19 01:58
 そういえば、昨年7/9に弥山川を遡行して狼平に行く途中でシニアの単独行の方にお会いしたことを覚えています。それがkandoさんで
したか。それから12/28の桧塚奥峰のことも覚えています。このときは一足早くツボ足で桧塚奥峰からピストンで帰ってくるkandoさんとすれ
違いましたね。私はスノーシューを履いていて、少し話もさせてもらいました。このときは、積雪が結構あってツボ足で明神平から桧塚奥峰まで
のピストンはしんどかったでしょうね。ご苦労様でした。


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