山好き的日々@京都北山

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2012年 01月 08日

入道ヶ岳・水沢岳-辿り着けなかった鎌ヶ岳(敗退)

【日 付】 2012年1月8日(日曜)
【天 候】 曇り時々晴れ
【山 域】 鈴鹿南部
【メンバー】 N野氏、kiytayama-walk

【コース】 宮妻峡駐車場-北の頭-入道ヶ岳-奥の院-重ね岩-仏岩-県境稜線-水沢峠-馬の背渡り-水沢岳-水沢峠-登山口-宮妻峡駐車場

 天気予報によると、1/8は鈴鹿南部は晴れるということから、鎌ヶ岳に登ることにしました。昨年もこの時期に雲母峰から鎌ヶ岳に登っていることから、今回は宮妻峡から新道コースで入道ヶ岳に登り、イワクラ尾根を経由して県境稜線に出て、そこから水沢岳に越えて、鎌ヶ岳に至り、カズラ谷から宮妻峡に下る計画を立てました。しかし、予想以上に積雪(膝前後)があり、かつワカンもスノーシューも持参しなかったことから、ラッセルと強いられました。水沢岳に到着したのが午後1時、さらに鎌ヶ岳に向かうのは時間不足になることは明らかだったので、敗退を決め、水沢峠から宮妻峡に戻りました。このコースは、これまで冬期2回(2009/2/8)歩いたことがあるのですが、今回ほどの積雪は初めてで敗退のやむなきとなりました。

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 イワクラ尾根にある仏岩(磐座)-向こうに見えるのは雲母峰



<アクセス>京都東IC-草津JCT-(新名神)-亀山JTC-鈴鹿IC-R306-県道44-宮妻峡

 6:30京都を出発し、8:00に宮妻峡キャンプ場の駐車場に到着しました。今日はまず宮妻新道から入道ヶ岳に登ることになります。入道ヶ岳に登るコースはたくさんありますが、私はこの宮妻峡からの新道コースが最も気に入っています(2番目は池ヶ谷コース)。駐車場にはすでに2台の車が駐まっており、続いて1台やってきました。どうやら、皆さん、カズラ谷から鎌ヶ岳に登られるようです。

 身支度を整えて、8:10出発です。駐車地からすぐにキャンプ場に下って、道標に従って2回渡渉し、右手に堰堤を見ながら、「新道1」の標識で左手に曲がって山道に入っていきます。このコースは最初が結構急登になっていて、しんどいのですが、ジグザグを切りながらウォーミングアップになります。やがて尾根に出てくると傾斜が緩くなってきて、幅広の道になってきました。しかし、意外と積雪があり、ツボ足で大丈夫かと少し心配になってきました。

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 駐車場の傍にある標識に従ってキャンプ場に下っていきます
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 すぐに2回の渡渉があます
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 「新道1」の標識から山道に入ります
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 最初から結構急登になっています
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 尾根に出てくると傾斜が緩くなり「新道3」の標識があります
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 「新道4」付近で積雪が多くなってきました
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 群生するアセビの樹木を通り抜けていきます
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 アセビを抜けると「新道5」の標識があり、ここで右に曲がりながらの登りとなります

 「新道6」の標識まで来ても、かなり積雪が多く、ツボ足では進む速度が遅くなってきました。ここはヤセ尾根になっているところですが、一歩一歩しっかりと歩を進めると、やがて視野の広がる笹原(笹は雪に覆われています)に出てきました。群生したアセビの樹木の間を通り抜けていくと、北尾根コースと合流し、間もなく北の頭に到着しました。入道ヶ岳の山頂は、この北の頭のほかに、鳥居と三角点のある本峰、椿大神社の奥宮(最高点)の3つがあり、山頂トライアングルを形成しています。

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 「新道6」を過ぎても積雪が結構あります
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 樹林帯を抜けて笹原に出てきました
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 振り返ると、雲母峰が見えています
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 笹原の中を登っていきます
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 右手には、鎌ヶ岳、御在所岳、釈迦ヶ岳が見えています
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 アセビの群生をかき分けるようにして進みます
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 北尾根コースと合流しました
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 鎌ヶ岳と御在所岳の大展望がある北の頭

 北の頭からは、まず奥宮寄りにアセビの樹間を下り笹原に出ます。ここはお気に入りスポットで、笹原の向こうに水沢岳から鎌ヶ岳への山並みと御在所岳が浮かび上がって見えるところです。晴れていれば文句のないところですが、今日は曇っていて、御在所岳の山頂はちょっとガスっていました。次は、三角点のある本峰に向かいます。大きな鳥居があり、伊勢湾方面の展望が開けています。南西方面には、野登山、仙ヶ岳、宮指路岳などが並んでいます。今度は奥宮に向かいます。一旦西に下り池ヶ谷コースとの合流点(鞍部)からアセビの群生の中を駆け上っていくと、小さな祠のある奥宮に着きます。ここはアセビの樹林に囲まれていて、風の強いときでも風を避けることができるので絶好のランチプレイスになっています。

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 お気に入りのスポットです
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 鳥居と三角点のある本峰(906m)
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 本峰から鈴鹿市の街を遠望することができます
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 南西には、野登山、仙ヶ岳、宮指路山の山並みが見えます
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 池ヶ谷コースとの合流点に下っていきます
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 奥宮には小さな祠があります
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 奥宮から本峰を眺望しています

 奥宮からは、イワクラ尾根に向かいます。この奥宮から少し上がったところが入道ヶ岳の最高点(915m)です。ここからはトレースが全くありません。積雪量は30㎝くらいで、吹きだまりでは膝上くらいにはまり込むところもあります。イワクラ尾根に入ると、すぐに右側に切れ落ちたヤセ尾根を急降下していきます。岩尾根を慎重に下っていくと正面に岩塊が立ちはだかっているところに突き当たります(ここが松の木谷源頭)。登山道は左から巻いていますが、そのまま岩場を直登します。ヤセ尾根やガレ場、そしてザレた溝道などをアップダウンしながら進んでいきます。やはり積雪が30-40㎝くらいあるのでツボ足では速度が上がりません。やがて「イワクラ尾根4」の標識のところに出てくると、ここの重ね岩という巨岩が鎮座しています。ここを過ぎると左に支尾根があるので、迷い込まないように注意して右に曲がって登っていくと、仏岩の展望地に出てきました。ここからは目の前に水沢岳と鎌ヶ岳を眺望することができます。さらにアップダウンを繰り返すと、「イワクラ尾根3」の標識のある鞍部に出てきます。ここが奥の谷口です。右に下ると奥の谷から宮妻林道に通じています。反対側の左に下ると大岩谷から小岐須渓谷に通じています。さらにイワクラ尾根を進むと急登となり、2回アップダウンを繰り返して県境稜線に至ります。

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 「イワクラ尾根7」の標識が目印になり、ここからイワクラ尾根に入っていきます
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 イワクラ尾根は右に切れ落ちたガレ場を見ながら急降下していきます
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 ヤセ尾根を慎重に歩いていきます
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 正面に立ちはだかる巨塊を乗り越えていきます
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 「イワクラ尾根4」の標識のところにある重ね岩
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 仏岩と雲母峰
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 仏岩から水沢岳と鎌ヶ岳を望む
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 奥の谷口には「イワクラ尾根3」の標識があります
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 やっと県境稜線に辿り着きました

 県境稜線に出たところで11:45になっていました。この分では鎌ヶ岳まではちょっと無理なことはわかってきたので、水沢峠からエスケープルートで宮妻峡に下らざるを得なくなりました。でも、まあ水沢岳くらいまでは行ってみることにしました。一旦下ってからP930に向かって登り返します。正面に水沢岳が大きく立ちはだかっています。水沢岳に向かってどんどん下って行くと、鞍部の水沢峠に出てきました。ここから水沢岳に向かって登っているワカンのトレースがありました。これはラッキーと喜びながらトレースを追うことになりました。水沢峠からの登り返しはかなり急登になっていて、馬の背渡りまではしんどい登りが続きます。喘ぎながら登っていくと、ワカンのトレースの主が引き返してきました。何と単独行の女性の登山者でした。聞くと、水沢岳まで登って引き返してきたとのことです。私たちもこれに続いて水沢岳をめざしました。

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 水沢岳を正面に見ながら県境稜線を北上します
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 P930の手前にあるガレ場を通過します
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 P930の古い手彫りのプレート
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 右手には雲母峰が大きく見えています
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 いよいよ水沢岳に向かっていきます-積雪は膝くらいまであります
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 振り返ると入道ヶ岳が見えています
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 正面に水沢岳を見ながら水沢峠に下っていきます
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 鞍部の水沢峠からは登り返しになります
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 急登を経てザレ場の馬の背渡りにやってきました
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 馬の背渡りを登り切ります
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 右が切れ落ちている稜線を登っていきます
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 ツボ足ではかなりしんどくなってきました
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 ようやく水沢岳山頂に到着しました(12:55)
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 水沢岳山頂から少し北に行ったところからは鎌ヶ岳の姿がよく見えます
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 鎌ヶ岳をズームアップしました
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 雨乞岳はちょっとガスっています-右の白い平らなところがイブネです

 もう鎌ヶ岳へは敗退を決めたので、水沢岳山頂でランチタイムとしました。風もほとんどないので、ゆっくりとカップ麺とおにぎりを食してお昼としました。さて、水沢峠まで来た道を引き返します。トレースはしっかりとついているので下りはスピードも出ました。水沢峠からのエスケープルートは谷筋なのでどうかなと心配していましたが、先ほどの先行者がワカンでトレースをつけてくれていたので助かりました。やはり谷筋なので雪の量もかなり多く、トレースがなければ難儀したと思います。

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 水沢岳から水沢峠に下ります
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 向こうに入道ヶ岳がくっきりと見えています
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 馬の背渡りのザレ場もなんのその
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 駆け抜けるようにして下り水沢峠です
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 水沢峠からの下りは積雪量が多い!
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 峠下の滝は凍っています
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 深雪の中を行きます
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 どんどんと下っていきます
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 あっという間に林道(水沢岳登山口)に下りてきました
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 積雪の林道をテクテク歩いてカズラ谷の鎌ヶ岳登山口に着きました-本来の計画では鎌ヶ岳からここに下りてくる予定でした
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 駐車場に戻ってきました(お疲れ様でした)
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 この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平20業使 第438号)

<コースタイム>
810宮妻峡駐車場 850P5 935北の頭 945入道ヶ岳 1000奥の院 1050重ね岩 1100仏岩 1115奥の谷口 1145県境稜線 1205P930 1220水沢峠 1240馬の背渡り 1255水沢岳1330 1350水沢峠 1425登山口 1455宮妻峡駐車場


by kitayama-walk | 2012-01-08 23:08 | 鈴鹿山系 | Comments(4)
Commented by 温泉玉子 at 2012-01-10 19:37 x
この日は綿向山、竜王山と歩いてましたが天気は曇天で綿向山の山頂付近ではガスの中でした。
まあ竜王山にかけて雪を楽しめたので満足でした。

天気は御池岳方面の方が良かったかも?
Commented by 三太夫 at 2012-01-12 10:28 x
 kitayama-walk さん、おはようございます。
 8日は、私たちは藤原岳で初登りをしました。でも、散々な登山になり体力の低下を痛感させられることになりました。
 これに比べると、kitayama-walk さんは入道ヶ岳から更に水沢岳まで足を伸ばされるとは流石は健脚の誉れ高いあなただと感心しました。また、水沢峠からの下山は雪がなくとも歩き難いが、雪の積もる中、大変でしたでしょう。ルートファイティングの技術も並々ならぬものを感じました。
 いずれにしろ、私たちなら、入道ヶ岳岳で十分に満足して帰ってきたと思います。
Commented by kitayama-walk at 2012-01-12 11:07
 温泉玉子さん、こんにちは。
> この日は綿向山、竜王山と歩いてましたが天気は曇天で綿向山の山頂付近ではガスの中でした。

1/8県境稜線を鎌ヶ岳に向かう途中、水沢岳あたりで雨乞岳と綿向山が見渡せるのですが、午後1時頃には山頂付近はガスに覆われてい
て見えませんでしたね。後から思えば、もう少し北の方が天気がよかったのかも知れません。

> 天気は御池岳方面の方が良かったかも?
 下山してR306を北上してR421に向かう途中、竜ヶ岳が真っ白くなっていて、太陽の光を浴びて輝いていました。この日は竜ヶ岳あたりは比
較的天気がよかったのかも知れませんね。今年は辰年ですので、雪のあるときに竜ヶ岳&静ヶ岳に登ってみてはいかがでしょうか。もちろん、
三重県側の宇賀渓からのアプローチですね。
Commented by kitayama-walk at 2012-01-12 11:20
 三太夫さん、こんにちは。
 1/8藤原岳が初登山だったようですね。写真を拝見すると、青空が出ていたので天気はまずますのようでしたね。三太夫さんの言われると
おり、1か月山に登らないと(その間ジョギングなども全くしない)、体が鈍ってしまうことは、私も梅雨時期に経験がありよくわかります。やはり
日常的に体を動かさないとだめですね。

 入道ヶ岳から鎌ヶ岳の周回ルートは過去に歩いたことがあるので、ちょっと甘く見てしまいました。積雪が予想以上に多く、スノーシューをも
っていれば鎌ヶ岳まで行けたものと悔やみました。水沢峠からの下山は、積雪が多かったものの、ワカンの踏み跡があったのと、テープがつ
いていたことから、ルートファインディングは苦労しませんでした。本当は、踏み跡がないと思っていたんで、内心心配していたのですよ。


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