山好き的日々@京都北山

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2012年 01月 03日

2012年の初登山-御在所岳-藤内沢・中道

【日 付】 2012年1月3日(火曜)
【天 候】 晴れ後曇り
【山 域】 鈴鹿中部
【メンバー】 単独行

【コース】 冬期ゲート-蒼滝大橋-藤内小屋-藤内沢分岐-フランケ氷柱-鋸岩-9合目-御在所岳-望湖台-山頂公園-富士見台(中道下山口)-キレット-立岩-地蔵岩-負ばれ石-裏道分岐-中道登山口-蒼滝大橋-冬期ゲート

 今年の初登山はどこにしようかと思案しました。辰年なので竜ヶ岳という選択もあったのですが、12/18に登ったばかりなのでパスすることにしました。天気予報を考えると北部はよくないので、中南部で選択するとして、思いついたのが御在所岳の藤内沢でした。2011/2/13に一度登ったことがあるので、もう一度チャレンジしてみることにしました。ここはバリルートなのですが、雪や氷の状態を見極めながら登る必要があります。登攀具も用意して臨むことにしました。

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 第三ルンゼ鋸岩直下の氷結した滝



<アクセス>京都東IC-草津JCT-(新名神)-亀山JCT-(東名阪)-四日市IC-R477-冬期ゲート前

 京都を7:00に出発し、途中の甲南PAでトイレ休憩をして、鈴鹿スカイラインの冬期ゲート前に到着したのは8:40でした。ゲート前には約10台ほどの車が駐車していました。身支度を整えて、8:50にゲートを出発しました。青空が見え始め、歩き始めた国道からは鎌ヶ岳や御在所岳の姿も見えるようになりました。ひょっとしたら今日は好天に恵まれるかもという期待が膨らみます。ゲートから国道を約15分ほど歩くと、蒼滝大橋のたもとにある裏道登山口に到着しました。

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 冬期ゲートがしっかりと閉鎖されています-どうせ閉鎖するなら、蒼滝トンネル前(裏道登山口)か、中道登山口手前にしてほしいと思うのですが・・・
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 鎌ヶ岳の頭が見てきました
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 御座所岳も姿を見せてくれました
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 蒼滝トンネル手前の蒼滝大橋(積雪はあまりありませんね)
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 右手にある裏道登山口に入ります
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 裏道登山口付近ではこんなに青空が出ていたのですが・・・

 登山口からは、北谷に沿って足跡がたくさん続いていました。まだ工事中なので山腹に取り付けられた登山道を進むことになっていますが、登って下ることになるので、北谷沿いに歩いた方が楽ちんなんでしょうね。でも、指示に従って山腹の登山道を登っていくことにしました。一旦登り切った後で下り始めた頃に、樹間から国見尾根(ゆるぎ岩・天狗岩のある)が見えました。登山道は下ると、一旦北谷を左岸に渡り(七の渡し)、再度右岸に渡り直します(四の渡し)。ここからは従来の樹林の中の登山道に戻り、中道分岐を左に過ごすと、北谷に出てきて、藤内小屋に到着しました(9:40)。今日はまだ正月三が日ということで、お神酒の振舞酒がありました。

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 登山道につけられた鉄製橋
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 登山道の樹間から垣間見る国見尾根(左にゆるぎ岩が見えています)
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 七の渡しで北谷左岸へ渡渉
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 四の渡しで北谷右岸に渡渉
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 中道分岐を左に過ごします
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 未だに豪雨の傷跡が植えない北谷-このあたりから曇ってきました
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 藤内小屋(標高665m)に到着しました(9:40)

 藤内小屋前には、20人くらいの登山者が集まっていて、身支度を整えていました。私も、ここでアイゼン、ハーネス、ヘルメットを装着し、ピッケルをもって出発です(10:00)。まずは藤内小屋の裏手にある裏道登山道を進みます(右へ橋を渡ると国見尾根に向かいます)。集中豪雨で流されてきた荒石の中を登っていくと、右手に兎の耳と呼ばれる尖岩があります。ここの根本からクサリ場があり、アイゼンをひっかけないように慎重に登っていきます。5分ほど樹林の中を行くと、藤内壁分岐に出てくるので、ここで左手に進み、北谷を横切り、藤内沢に入っていくことになります。

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 藤内小屋の裏手の裏道登山道を進みます
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 広くなった北谷の岩の中を縫うように登っていきます
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 前方に前尾根(正面右)とその左に藤内沢が見えています
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 兎の耳のように尖った巨石
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 兎の耳のたもとからクサリ場を登っていきます
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 藤内壁出合は左に進みます(真っ直ぐに進むと裏道登山道を経て国見峠に向かいます)
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 正面に見えるのは一ノ壁(左)とバットレスです(第一ルンゼからアクセスする人気のエリア)
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 一ノ壁(左)、中又(中)、バットレス(右)をズームアップ

 1年前に藤内沢に入ったのですが、今日はその取り付きの位置がよくわからず、付近をうろうろとしてしまいました。確か、藤内滝の左手から山腹をトラバースして藤内沢に入っていったような気がしていると、名古屋からきた山岳会のメンバー10人がいて、藤内沢から第三ルンゼに行くといいます。ああ、同じだと思い、ご一緒というか、後をついていくことにしました。藤内滝の右岸尾根に回り込んで、杉の樹間を通り抜けて、藤内滝を越えていきます。谷沿いに下降していきますが、雪も適度にあり、安定して足を運ぶことができます。やがて前尾根P5フランケ下の氷柱にやってきました。今年はまだ氷が小さく、これから大きくなるのでしょう。次はコーモリ滝です。段差はさほどないのですが、昨年きたときは積雪がもっとあったため簡単に乗り越せましたが、今日はそこそこのアルバイト。ロープが必要なほどではないのですが、ピッケルとアイゼンを氷に食い込ませてよじ登りました。

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 藤内沢地図(赤線が歩いたコース)
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 藤内滝-この滝に左手尾根から回り込んで越えていきます
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 藤内滝を越えるために右岸尾根に回り込みます
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 藤内滝を越えると谷に下っていきます(慎重に!)
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 前尾根P5フランケ下の氷柱はまだ小さかった
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 藤内沢を見下ろしています-見えているのはフランケ氷柱
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 コーモリ滝に向かって登っていきます
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 コーモリ滝の氷段をよじ登ります

 コーモリ滝の上部でルートが左右に分かれていたので、単独で右に行ってみることにしました。ルンゼ状の斜面に氷が張っていて、その上に薄い積雪があります。ピッケルとアイゼンで登攀を試みましたが、氷がまだ固くなく薄いことから不安を覚え、確保もない状態ではこれ以上登れないと判断し、引き返しました。コーモリ滝上部にはまだ山岳会のメンバーがいて、左のルート(これが通常ルート)を登っていました。そこで、またその後をついて登ることにしました。次第に積雪も深くなってきてラッセルしないといけないところも出てきました。しかし、所々岩と氷の登りがあるだけで、あとは雪の中を一歩一歩高度を稼ぐように登っていきます。第三ルンゼの分岐手前で山岳会のメンバーが休憩したので、これを追い抜いて先に進みました。やがて見覚えのある鋸岩直下の氷瀑に出てきました。前回来たときはアイスクライミングの練習をしていましたが、今日は誰もいません。しばらく写真撮影タイムに費やし、氷瀑の左手にある樹氷の中を登り切ると、中道下山口と書かれた標識のところ(山頂遊歩道)に出てきました。

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 コーモリ滝上部の右ルート-途中で引き返しました
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 コーモリ滝上部に戻り左ルートに行きます
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 振り返ると前尾根P5が見えます
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 雪が深くなってきました
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 どんどん高度を稼いでいきます
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 所々、岩と氷の箇所があり、慎重に乗り越えていきます
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 第三ルンゼに入っていきます-前方には鋸岩が見えています
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 ふと右手を見ると、前尾根のP2(やぐら)が目の高さに見えていました
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 さらに高度を上げていくと、前尾根を見下ろすことになります-左からP1、P2(やぐら)、P3が見えています
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 P3
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 P2(やぐら)
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 P1-ここからの下降は、一旦やぐらのコルまで下り、前壁ルンゼを経由して裏道登山道に下るそうです
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 第三ルンゼの氷瀑-アイスクライミングの練習場になっているところです
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 別角度からの氷瀑
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 奥尾根望んでいます
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 第三ルンゼ氷瀑から前尾根を見下ろす-向こうに見えるのは国見尾根
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 氷瀑左手に樹氷林の中を最後の登りです
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 山頂遊歩道に出てきました

 藤内沢でシャモニ主催のピッケル&アイゼン講習会をやっている画像です。藤内沢の雰囲気がわかると思います。

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 山頂遊歩道には樹氷の花がいっぱい咲いています
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 9合目からは取りあえず御座所岳山頂(三角点)に向かいます
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 山頂のスキー場はまだ積雪は不十分ですが、それなりに子どもたちで賑わっていました
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 山頂レストラン「アゼリア」横の人工氷瀑
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 御在所岳山頂の一等三角点-鈴鹿で唯一の一等三角点-全国で最も立派なデコレーションだと思います
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 望湖台まで足を運んでみる-雨乞岳(左)はガスで見えず、イブネ(右)は何とか見えていました
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 山頂公園まで戻りました-ここも樹氷がたくさんありました
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 富士見台(中道下山道)から下ります

 さて、下山は中道を下ります。裏道に比べると、キレットや奇岩などたくさんの見るべきものがあっておもしろいコースです。もう何度も歩いているコースですが、何度歩いても楽しいコースです。

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 8合目(1100m)には巨岩があります
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 7合目(1000m)から北を展望しています-手前が国見尾根、その向こうにヤシオ尾根とハライド、さらに向こうには釈迦ヶ岳
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 6合目手前のキレット
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 6合目(900m)からゴンドラと鎌ヶ岳を望む-左端は入道ヶ岳
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 奇岩・立岩に立ち寄ってみました
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 立岩から御在所岳を望む
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 おなじみの地蔵岩
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 アングルを変えて見るとこんな形に見える地蔵岩
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 5合目(800m)からのゴンドラ展望
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 これも有名な負ばれ石(少し上部から撮ってみました)
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 3合目は裏道への分岐点です
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 中道登山口に下りてきました
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 蒼滝トンネルを越えます
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 冬期ゲートまで戻ってきました
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 この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平20業使 第438号)

<コースタイム>
850冬期ゲート 905蒼滝大橋 930中道分岐 940藤内小屋1000 1025藤内沢分岐 1130フランケ氷柱 1310山頂遊歩道 1325御在所岳 1330望湖台 1345アゼリア(昼食)1425 1435山頂公園 1440富士見台 1450八合目 1505七合目 1520キレット 1525立岩 1545地蔵岩 1550五合目(ゴンドラ展望) 1600負ばれ石 1610裏道分岐 1620中道登山口 1635蒼滝大橋 1645冬期ゲート


by kitayama-walk | 2012-01-03 23:37 | 鈴鹿山系 | Comments(5)
Commented by 隊長 at 2012-01-04 17:30 x
竜ケ岳から転身、藤内沢が初登りになったようですね。
写真をみると第三ルンゼの氷も順調に成長しているようです。
初期の段階の藤内沢の方が登りにくいので、手応えがあったのではないでしょうか。新しい靴とアイゼンが威力を発揮したのでは。
今年もよろしく。いい山行をたくさん期待します。
Commented by kitayama-walk at 2012-01-04 19:51
 隊長さん、新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

 さて、今年の初登山は藤内沢からの御在所岳でした。確かに、まだ雪はそれほどないので、登りにくいのはそのとおりですね。もう3週間もし
れば十分な段階になるのではないかと思います。私が初めて藤内沢に入ったのは昨年2/13でしたが、隊長さんたちのレポを参考にさせても
らいました。今回も最初うろうろしましたが、記憶を甦らせて事なきを得ました。

 新調したスポルティバの登山靴はぴたっとフィットしてなかなかいい感じでした。サルケンも靴にフィットした感じです。この冬の山行の期待が
膨らんでいます。隊長さんもガンガン行って下さいね。
Commented by 三太夫 at 2012-01-07 15:12 x
 kitayama-walk さん、あけましておめでとうございます。
 新年の初登りが藤内沢とは、今年もやる気満々だとお見受けしました。私たちも、このルートは冬も夏も何度も通った時期があるが、ここ数年は危険に思えるようになってきて御無沙汰続きになっています。気持ちは行ってみたいが、現実には無理でしょうね。
 私たちは、まだ、初登りが終わっていません。天気の良い日を見計らって、藤原岳あたりで初登りをしたいと思っております。
 今年もまた、私たちには無理なルートをkitayama-walk さんに代わって行ってもらい、目で楽しませてもらうことにします。
 それでは、ますますのご活躍をは年しております。
Commented by kitayama-walk at 2012-01-07 15:53
 三太夫さん、明けましておめでとうございます。今年もどうかよろしくお願いします。

 三太夫さんはまだ初登りをしていないとのこと。明日あたり天気がよさそうですね。今年は辰年なので初登りは竜ヶ岳という人が結構多いで
すね。それなら、宇賀渓から金山尾根を登り、遠足尾根を下るというコースもありますよ。私は明日のコースを今思案しているところです。
Commented by Chika at 2012-01-10 22:22 x
めーーーちゃめちゃ面白そうなコースですやん!!!
いや、、コースっていうか、写真を見た感じ^^;
ところどころ歩いたコトある場所もあると思うんですが、頭ん中で地形の整理できてません(汗
日帰りで行ける(?)トコにこんな素晴らしい場所があるってのに、鈴鹿ってだけで恐れ多い・・・
でも、面白そうですーーーーーーー(≧▽≦)


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