2011年 08月 02日

大雪山からトムラウシ山縦走(2日目)白雲岳避難小屋からヒサゴ沼避難小屋へ

【日 付】 2011年8月2日(火曜)
【天 候】 晴れ後曇り
【山 域】 北海道大雪山系
【メンバー】 M井、M村、F田、kitayama-walk

【コース】 白雲岳避難小屋-高根ヶ原分岐-忠別沼-忠別岳-避難小屋分岐-五色岳-化雲平-化雲岳-ヒサゴ沼避難小屋

 縦走2日目は、歩行距離は16.3㎞と3日間で最も長いのですが、標高差は300mしかありません。まず、白雲岳避難小屋(1990m)から高根ヶ原の鞍部まで300mほど下ります。次いで、忠別岳(1962.8m)まで登り返した後、再び忠別岳避難小屋分岐点の鞍部まで250mほど下ります。さらに、五色岳(1868m)、化雲岳(1954.4m)と緩やかに高度を上げていき、最後はヒサゴ沼避難小屋(1690m)まで下ります。つまり、250~300mほどのアップダウンを繰り返していくことになります。

 よく晴れていれば、前方にトムラウシ山を見ながら、次第に近づいていくのがよく分かるのですが、今回は雲が多く、トムラウシ山は化雲岳付近になってようやく雲の合間から眺めることができました。しかし、太陽は照りつけず、風はほとんどなかったことから(もちろん雨には降られなかった)、縦走には程よい天候であったと思います。

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 早朝の白雲岳避難小屋前のテント場



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 夜未明に降った雨も上がっており、太陽の光も照りだしていて、爽やかな朝を迎えました。今日の予定は、ヒサゴ沼避難小屋まで約16㎞のコースを約8時間かけて歩くことになります。朝食は、アルファ米の梅わかめごはんとスープです。いつも朝ごはんがあまりお腹に入らないので、3分の1ほど残して、お昼ごはんに充てることにした。朝のトイレを済ませる。この山系の避難小屋はバイオトイレになっているけれど、出したもの以外は全部持ち帰りになっています。そういうこともあって、小キジは打ったけれど、大キジは打たなかった(これはトムラウシ温泉まで続きました)。身支度を整えて、予定より少し早い5:25に出発しました。

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 爽やかな白雲避難小屋の朝-登山者が出発の身支度を整えています
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 白雲岳避難小屋の周囲にはお花がたくさん咲いています
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 忠別岳まではほぼ真っ直ぐに南下していくことになります-忠別岳までの稜線が見えています
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 間もなく平坦な風衝地に出てきます
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 振り返ると白雲岳が大きく見えています
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 ガレ地に咲くエゾツツジの鮮やかな花
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 コマクサもたくさん見られます
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 高根ヶ原は平坦な台地になっていて、濃霧時の道迷いのためケルンで積んであります
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 このあたりのコマクサは、国の天然記念物のウスバキチョウの幼虫のエサになっています
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 振り向くと、後続の登山者グループが足並みを揃えて追いかけてきます
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 高根ヶ原分岐-ここから高沼原巡りの三笠新道に分岐していますが、ヒグマ出没のため通行禁止になっています
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 高根ヶ原分岐を過ぎると、左手が断崖になっていて、高原沼などの池沼群が見える
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 空沼、高原沼を見下ろして目を凝らすと、ヒグマがいました(こんな遠くからでは怖くもありませんね)
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 振り返ると、旭岳から緑岳(松浦岳)までのパノラマが広がっています
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 エゾウサギギク(蝦夷兎菊)
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 エゾゼンテイカ
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 ミヤマオグルマ(深山小車)
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 平ヶ岳の傍らを通過して忠別岳に向かいます
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 タカネシオガマ(高嶺塩竃)
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 忠別岳とその手前に忠別沼が見えています
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 忠別沼左側に木道が走っています
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 沼畔にはワタスゲが生育していました
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 ミヤマリンドウ(深山竜胆)
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 忠別岳への登りです
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 忠別岳西側(右側)は断崖になっています
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 忠別岳山頂に到着(8:40) 二等三角点があります(点名:忠別岳、標高1962.75m)
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 忠別岳からの下りはチングルマのお花畑が広がっています
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 ハクサンチドリ(白山千鳥)が咲いています
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 チシマギキョウ(千島桔梗)には毛があります
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 忠別岳避難小屋の分岐に向かって下ります
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 遙か下に忠別岳避難小屋が見えています
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 忠別岳を振り返ってえいます
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 エゾツガザクラ(蝦夷栂桜) 赤いおしべが目立ちます
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 忠別岳避難小屋への分岐点(9:30)
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 忠別岳避難小屋分岐から五色岳に登っていきます(登山道はハイマツが生い茂っていて結構しんどいヤブ漕ぎになります)
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 五色岳山頂(10:15)-実際の山頂は少し西にずれています-ここランチタイムとしました
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 五色岳から化雲平に向かいますが、ハイマツ帯の中をトラバースしていきます-途中にダイセツトリカブト(大雪鳥兜)が咲いていました
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 トカチフウロ(十勝風露)もたくさん咲いています
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 やがて化雲平と呼ばれる木道があるところに出てきます
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 キバナシャクナゲ(黄花石楠花)
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 アオノツガザクラ(青の栂桜)
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 ウメバチソウ(梅鉢草)
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 前方にトムラウシ山が見え隠れしています
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 トムラウシ山が少し見えています
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 チシマノキンバイソウ(千島金梅草)
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 エゾゼンテイカ
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 池沼の向こうにトムラウシ山が見えています
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 化雲分岐(12:00)ここから化雲岳に登ります
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 化雲岳に向かっています
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 化雲岳への登山道からトムラウシ山を望んでいます
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 化雲岳山頂に到着(12:15)
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 化雲岳には三等三角点があります(点名:化雲岩、標高1954.43m)
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 化雲岳からトムラウシ山の方向に下っていきます
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 ヒサゴ沼分岐(12:30)を避難小屋に向かって下ります
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 前方にヒサゴ沼が見えてきました-登山道の両脇にはロープが張ってあります(積雪期の道迷い防止)
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 ヒサゴ沼は大きく2つに分かれています
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 左手の沼のほとりに避難小屋が見えています
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 トムラウシ山が見えています
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 トムラウシ山のズームアップ
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 ヒサゴ沼はもうすぐそこです
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 ヒサゴ沼のほとりの分岐点-明日はここをトムラウシ山に向けて進みます
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 ヒサゴ沼のほとりを避難小屋に向かいます
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 ヒサゴ沼避難小屋に到着(13:10)
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 ヒサゴ沼避難小屋の2階の様子-収容人数30人、管理人なし
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 テントサイトは、小屋と沼の間にあります-今日は私もテントを張りました(左) 右はF田氏のツェルトテントです-水場は沼のほとりとをトムラウシ山への登山道の方向に3分ほどのところの沢です(もちろん煮沸要です)

 テント設営後、沼の周囲を散策してみると、結構たくさんの花が咲いていました。沼は、東沼と西沼に分かれていて、西沼の方が大きい。2つの沼の間には陸地があるので、向こう岸まで行くことができます。しかし、多量の雨が降ればたちまち沼はひとつとなり、テントサイトまで浸水してくるであろうと思います。

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 沼の北側から撮影したパノラマ(左が小さい東沼)
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 沼の南側から大きい西沼をパノラマ撮影したもの(右端に避難小屋が写っています)
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 イワイチョウ(岩銀杏)
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 ワタスゲ(綿菅)
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 エゾゼンテイカ
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 チシマノキンバイソウ(千島金梅草)
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 エゾツガザクラ(蝦夷栂桜)
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 エゾコザクラ(蝦夷小桜)
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 エゾウサギギク(蝦夷兎菊)
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 この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平20業使 第438号)

<コースタイム>
525白雲岳避難小屋 620高根ヶ原分岐 755忠別沼 840忠別岳 930避難小屋分岐 1015五色岳(昼食)1110 1200化雲分岐 1215化雲岳1225 1235ヒサゴ沼分岐 1310ヒサゴ沼避難小屋


by kitayama-walk | 2011-08-02 23:35 | 日本百名山 | Comments(0)


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