山好き的日々@京都北山

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2010年 04月 18日

日本コバ-珍しい山名に惹かれて

 4月18日(日曜) 晴れ後曇り M井、M松、F田と4人

 永源寺ダムの北にある珍しい名前の山-日本コバ(934.2m) この珍しい山名に惹かれて、登山者が多くなっているそうです。名前の由来を調べてみると、コバ(木場)=休憩所を2回(=二本)経れば頂上にたどりつける山だから「二本コバ」、これが転化して「日本コバ」になったという説と、湖東を一望できる素晴らしい頂上をもつコバからきた説があるようです。ただ、日本一のコバのある山というのは、ちょっと言い過ぎだと思います。

 登山道もいくつかあり、最もよく歩かれているのが藤川谷コース、政所集落から登る政所コース、惟喬親王御陵のところから登る衣掛林道コース、紅葉荘跡地から登る笠松尾根コースなどがあります。今回は、藤川谷コースを登り、山頂部を周回して、、政所コースを使って政所集落に下りるというコース設定にしてみました。

<本日のコース>
如来堂(藤川谷)登山口-岩屋(奇人の窟)-政所コース分岐点-日本コバ-P894-P897-衣掛山-P870-政所-駐車地

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 永源寺ダムから見た日本コバ-大きな台地のように見えます



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 京都東ICから名神に入り、八日市ICで下り、R421を永源寺方面に向かいます。永源寺ダム(管理事務所)で立ち止まり、ここから日本コバを眺めると、ダムの向こうに大きな山容を見せ、その山頂部が平たい丘のように見えます。どこが山頂かわかりにくい。永源寺ダム湖の周囲を通過し、やがて政所集落に行く道を左折したすぐのところに如来堂バス停があります。バス停の少し先に登山口がありますが、もう少し先の右側に4、5台駐車するスペースがあったので、ここに車を駐めさせてもらいました。このあたりは、桜が見頃になっていました。
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 今が見頃の桜です
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 ここが藤川谷登山口になっています

 登山口の階段を登ると、すぐに登山届BOXがあります。登山道は樹林の中に入っていきますが、左手に小さな湧き水がありました。鉄橋を通過し、少し登って少し下ると、右手に石灯籠、鳥居と小さな祠がありました。これは春日神社と呼ばれている社でした。ここを通過して間もなく1回目の渡渉地点にやってきました。藤川谷コースには3つの渡渉地点があり、ここが最初の渡渉になります。今日は結構水嵩があり、滑りやすい石を慎重に渡渉します。
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 登山届のボックスがあります
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 いきなり樹林の中に入っていきます
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 春日神社の鳥居と祠ですが、ブロックで囲われたところが無粋です
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 最初の渡渉地点-誰かが滑って水中にはまりました

 渡渉後は、左下に藤川谷を見ながら、山腹道をトラバースして進んでいきます。小さな谷を2つ越え、植林の中を通過します。左手が崩落している箇所があるので、滑らないように注意して進みます。やがて、大きなカツラの木のある谷に出てきました。ここには岩が散乱していて、その中を進むと、すぐに2回目の渡渉地点にやってきました。
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 渡渉後は明るいトラバース道になります
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 1つ目の小谷を通過します
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 植林の中を歩きます
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 2つ目の小谷を通過します
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 再び植林の中に入ります
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 前方に大きなカツラの木がある谷に下りていきます
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 カツラの木が出迎えてくれます
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 2回目の渡渉地点です

 2回目の渡渉をし、右岸に登山道が続いています。右に植林、左に自然林を見ながら、途中涸れ沢を2、3回渡り、高巻きのところが1箇所ありますが、次第に傾斜が大きくなりながら登っていきます。やがて登山道は左に大きくカーブしてきます。左手に窯跡を見送ると、やがて3回目の渡渉地点にやってきました。渡渉地点にはテープなどが巻き付けてあるので分かります。
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 藤川谷の右岸に沿って進みます
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 自然林の中を登っていきます
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 3回目の渡渉地点です

 3回目の渡渉をしてからは、少し登った後、左手に回り込みながら、再び藤川谷に沿うように自然林の中を急登していきます。左下に小滝を見ながら、登っていくと、右手に岩場に出てきました。ここには固定ロープが設けてあり、「危険」という表示もありますが、ちょっと大袈裟な感じがします。登り切ったところから少し進んだところに「岩屋⇒」という標識がありました。
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 渡渉後は左に回り込むように登っていきます
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 やがて藤川谷に沿うようになります
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 傾斜が緩くなりトラバースします
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 固定ロープのある岩場を登ります
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 「岩屋⇒」と書かれた標識があります

  「奇人の窟」とも呼ばれる岩屋を探すと、なかなか見つかりません。右手に行ってみると、崖の上で出てきました。今日のコースでは最も眺望のよい場所でした。ここから真東に、竜ヶ岳、静ヶ岳、銚子岳、藤原岳が眺望できました。実は、この標識の位置がよくないのです。先ほどの岩場を登り切ったところで左に回り込むと岩屋が見つかります。この岩屋の前も眺望が開けていて、東方向がよく見えます。岩屋の入口は小さく、1mほどしかありませんが、中に入ってみると、結構広い空間がありました。昔はコウモリが住んでいたそうですが、今はいません。
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 崖の上から東方向の展望です
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 「奇人の窟」と呼ばれる岩屋の入口
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 岩屋の中に入ってみました
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 岩屋の前の眺望地から

 岩屋の前から戻り、再び登山道は、自然林の中を登っていきます。そして、少し下ったところに政所コースへの分岐点があります。ここでは左手に曲がり、日本コバをめざします。分岐からは少し下りとなり、湿地になります。やがて沢を渡りますが、このあたりが藤川谷の源頭です。左手に沢を見ながら進むと、再び沢を渡渉する地点があり、ここで右手に登っていくことになります。谷を離れて、尾根沿いに登っていきます。鞍部に出てきたら、右手に広い尾根に登っていきます。二次林の中を快適に登っていくと、広場に出てきて、ここが山頂になっています。
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 岩屋から再び自然林の中を歩きます
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 政所コース分岐点は左に行きます
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 湿地に下りていきます
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 沢を渡ります(藤川谷の源頭部)
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 この渡渉で右手に登っていきます
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 尾根に向かって登ります
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 右手の広い尾根に向かいます
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 日本コバの山頂広場です

 山頂は広場になっていて、10~20人くらいは昼食をとることができるくらいの広さがあります。眺望は北東方面のみであり、霊仙山と御池岳を見ることができました。山頂には三等三角点がありました。点の記によると、点名:日本コバ、標高934.2m、埋標:M23.7.5となっています。H15.9.11に再観測がなされています。
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 霊仙山が見えています
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 山頂で昼食をとった後、そのまま引き返すのはおもしろくないので、山頂部の台地を周回して政所コースを下ることにしました。尾根を北西に歩きます。平坦で歩きやすい尾根になっています。途中で左手の尾根に乗り換えて登り詰めたところで右折します。ここには「日本コバ1.0㎞」という標識があります。この地点から左手に少し行ったところにP894があり、この先は松尾谷に下る登山道になっています。引き返して尾根を進みと、「日本コバ2.5㎞」という標識がありました。さらに進むと、一旦下って登り返していきます。やがて「日本コバ3.0㎞」という標識がありました。この先にP897があるので、これを確認して戻ります。先ほどの標識から少し手前の尾根を下っていきます。この尾根を間違わないようにしなければなりません。左に植林を見ながら歩いていきます。途中で左に曲がっていますが、忠実に尾根を外さないように歩きます。やがて登りとなり、P890の衣掛山を通過します。ここには展望もありません。さらに進むと、先ほどの政所コース分岐点からやってくる道と合流する地点にやってきました。
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 山頂から北西に出た永源寺尾根を進みます
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 「日本コバ1.0㎞」の標識があります(ここで右折します)
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 P894を確認します
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 左が植林になっている尾根道
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 「日本コバ2.5㎞」の標識
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 軽快な尾根道が続いています
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 「日本コバ3.0㎞」の標識
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 P897を確認してきます
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 左が植林になっている尾根道を急降下します
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 今度は登ります
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 眺望のない衣掛山の山頂
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 政所コース分岐点からやってくる道と合流地点

 合流地点ではまっすぐ進みます。これから政所コースを下ることになります。登山道はわりとはっきりしていて迷うようなことはありません。途中でP870を確認します。その後、箕川大谷に下る道を左に見送り、政所をめざします。P828は右を巻いていきます。そして、左に下る標識を確認し、谷沿いにトラバースしていきます。再び尾根に乗ると、急降下していきます。最後は樹林の中をジグザグに下り、ポンと出てきたところに茶畑がありました。政所の茶樹は推定300年と言われているそうで、政所茶として出荷されている希少価値のあるお茶です。
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 政所コースに入りました
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 P870は小ピークになっています
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 箕川大谷分岐を見送ります
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 P828は右を巻いていきます
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 標識に従って左に下ります
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 トラバースして尾根を乗り換えます
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 登山道がはっきりしています
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 最後は樹林の中の急降下
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 茶畑に出てきました
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 政所は銘茶の産地でした
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 政所集落の桜は満開を迎えていました
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 政所集落からは御池川添いの道を20分ほど歩き、駐車地まで戻りました。今日は、春の花に期待したのですが、あまり花は見られませんでした(期待はずれでした)。

<本日の花>
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 タチツボスミレ(立坪菫)スミレ科
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 ショウジョウバカマ(猩々袴)ユリ科
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 ヤマブキ(山吹)バラ科
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 カジイチゴ(梶苺)バラ科

<コースタイム>2010/04/18晴れ
905如来堂登山口 1030奇人の窟1040 1045分岐点 1110日本コバ(昼食)1150 1215P894 1230P897 1240衣掛山 1250P870 1340政所 1400如来堂登山口(駐車地)


by kitayama-walk | 2010-04-18 23:56 | 鈴鹿山系 | Comments(8)
Commented by 中川@東近江 at 2010-04-22 11:09 x
奇人の窟について
 私は2年前の夏に藤川谷から登りましたが見逃してしまいました。後から調べてみると、「岩屋の奇人の窟には昔はテングコウモリなど洞窟性動物がいたが今はいない。」と書かれていました。ここは滋賀県の「湖国の自然100選」になっていました。
Commented by 温泉玉子 at 2010-04-22 19:32 x
あまり展望の良い山ではありませんが藤川谷沿いと山頂付近は森が美しいです。
やや残念なのは結構植林が多い事ですね。

藤川谷登山口からの周回ではやや物足らなかったのでは?
笠松尾根~日本コバ~永源寺尾根なら急登ですが自然林も多く、丁度良い感じですよ。
Commented by kitayama-walk at 2010-04-23 01:58
 東近江の中川さん、こんばんは。
 岩屋(奇人の窟)を見逃すのも無理ないと思います。固定ロープのあ
る岩場を登ったところに「岩屋→」という標識がありますね。でも、この標
識の矢印の方向を見ると、何やら岩の合わさったようなところあります。
最初、これが岩屋かと思ったのですが、昭文社エリアマップの解説書
に載っている写真とは全く違います。その周辺を20分ほど探し回った
挙げ句、見つからないのであきらめて、標識より手前にある展望のある
ところに行くと、穴(岩屋)がありました。この標識の位置が悪いのです
ね。この岩屋の入口は狭いのですが、中は結構広かったです。でも、コ
ウモリはいませんでしたね。
Commented by kitayama-walk at 2010-04-23 02:03
 温泉玉子さん、こんばんは。
 確かに、日本コバは展望はほとんど期待できません。岩屋付近から
の竜ヶ岳、静ヶ岳、銚子岳と、山頂からの霊仙山&御池岳くらいでしょう
か。今回は花に期待したのですが、期待はずれでした。秋の紅葉の方
がきれいでしたね。

 今回は4人で登ったこともあり、歩行距離としては物足りないものがあ
りました。たまには楽な山行があってもよいのではないでしょうか。次は
ハードコースですかね。
Commented by 温泉玉子 at 2010-04-24 20:48 x
藤川谷の再び自然林になる辺りや3回目の渡渉箇所辺りは苔むして良い雰囲気ですね。
以前、その付近で岩の下から滾々と水が湧き出ている場所があり、樹林が美しいと思いました。

あと岩屋の写真拝見すると、狭い入口は記憶になく行ってないですね。
やはり岩屋の看板辺りの窪地が岩屋だと思っていたようです。
Commented by 三太夫 at 2010-04-25 09:33 x
 kitayama-walk さん、おはようございます。
 日本コバは、昔、登ろうと思っていたが、ついに実行できずじまいに終わりました。
 今では鈴鹿を越えていく意欲が薄れているので、よほどのことがない限りいけないだろうとおもいます。
 昨日、御池岳でした。ここでシマリスの撮影に初めて成功しました。kitayama さんのような出来にはまいりませんが、それでも初めてカメラに収めることができて嬉しくてたまりません。
Commented by kitayama-walk at 2010-04-29 09:45
 温泉玉子さん、こんにちは。
 日本コバへのルートはいくつかあるようですが、藤川谷ルートがいい
ですね。変化があり、自然が凝縮されているという感じがします。
 
 岩屋の在処は初めての人にはなかなか分からず、通過してしまうの
ではないでしょうか。あの矢印の標識の位置が悪いのです。岩場を登り
切ったところに設置しておくべきでしょうね。岩屋の前は開けていて、竜
ヶ岳や静ヶ岳などが眺望できます。
Commented by kitayama-walk at 2010-04-29 09:49
 三太夫さん、こんにちは。
 名古屋方面からは永源寺はちょっと遠いかも知れませんね。でも、名
神八日市ICまでくれば、あと30分というところなので、そう遠いとも思わ
れないのですが。

 シマリスの写真拝見しましたよ。すばしこく動くリスを捉えるのは難し
く、リスの方で静止してくれるチャンスをうかがわなければなりません。
そういう意味では偶然的な要素が強い撮影ですね。


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