山好き的日々@京都北山

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2010年 01月 04日

今年の初登山-野登山・仙ヶ岳・宮指路岳

【日 付】 2010年1月4日(月曜)
【天 候】 曇り後晴れ
【山 域】 鈴鹿南部
【メンバー】 単独行

【コース】小岐須渓谷山の家-マド-国見広場-野登山-野登寺-仙鶏尾根入口-仙鶏乗越-仙の石-仙ヶ岳東峰-仙ヶ岳西峰-小社峠-岩峰-犬返しの険-宮指路岳-馬乗り岩-小岐須峠-(カワラコバ谷)-小峠-ヤケギ谷道出合-大石橋-小岐須渓谷山の家

 新年明けましておめでどうございます。
 今年の初登りはどこにしようかと思案しました。最初は1/3に武奈ヶ岳にしとうと思っていましたが、正月の不摂生と天気がイマイチだったため断念し、1/4に登ることにしました。これも当初は御池岳に登ろうと計画していましたが、当日朝の予報が曇りがちだったため、急遽比較的天気のよさそうな鈴鹿南部の山にしました。

 これまで登ったことのない山にも登りたいということから、小岐須渓谷から野登山に登り、仙鶏尾根を歩いて仙ヶ岳に行き、そこから県境尾根を北上し、宮指路岳に登り、下山は小岐須峠から、これも歩いたことのないカワラコバ谷を下り、小岐須渓谷まで戻りました。最初は、晴れ間あったものの、雲が多く景色ぱっとしませんでしたが、正午頃から晴れ上がってきて、綿向山、雨乞岳、御在所岳、鎌ヶ岳などの鈴鹿の主な山がきれいに輝いていました。

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 宮指路岳の馬乗り岩にて-右後方に綿向山が見えています



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<野登山・野登寺へ>
 野登山(ののぼりやま)は、山頂に電波中継所の塔があるので、鈴鹿南部の山に登ればすぐに同定できる山ですが、これまで登ったことがありませんでした。今回初めて登ってみることにしました。登山口は、小岐須渓谷山の家の駐車場からスタートすることにしました。小岐須渓谷にやってくると、いつも思うのですが、採石のため山肌が大きく削り取られている山があります。この山は鳩ヶ峰(710m)と呼ばれるそうです。小岐須渓谷から野登山への登山道は「一ノ谷コース」と呼ばれています。駐車場の奥から河原に下りていくと、すぐに鉄橋があり、これを渡ると、薄暗い植林帯の中を緩やかに登っていきます。すぐに自然林に変わり、右手に一ノ谷が近づいてきました。クサリが設置してある場所で、右下がゴルジュ状の深い谷になっているので、転落しないように慎重に渡ります。
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 採石のため山肌が抉られている鳩ヶ峰
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 小岐須渓谷山の家の駐車場
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 一ノ谷コースの標識-通報ポイントは1~9まであります
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 河原に下りるとすぐに鉄橋を渡ります
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 植林帯を抜けると自然林の中を進みます
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 クサリが設けてある岩場を通過します
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 右下にはゴルジュ状の深い谷

 やがて一ノ谷を渡渉することを何度も繰り返しながら、少しずつ高度を上げていきます。通過ポイント3、4、5があり、目印のテープもたくさんありますが、基本的には一ノ谷に沿って登っていけばよいことになります。通過ポイント5を過ぎると、次第に傾斜が急になってきて、振り返ると入道ヶ岳の姿も見えるようになってきました。尾根の鞍部に近づいてくると、ジグザグ気味になり、やがて「マド」と呼ばれる尾根の鞍部にやってきました。ここに通過ポイント6の標識があります。ここからは、入道ヶ岳がまるで小窓に入ったように見えるので、「マド」と呼ばれるのでしょうか。
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 一ノ谷の渡渉が始まります
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 通過ポイント4
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 次第に傾斜が急になってきました
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 尾根の鞍部(マド)直下です
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 マドにやってきました
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 マドにある通過ポイント6の標識-尾根を左に行けば鳩ヶ峰、野登山には右に行きます
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 マドから見た入道ヶ岳

 マドから野登山へは、細尾根の稜線の急登になっています。200mほどの登りとなりますが、岩が多く少し登りづらいところになっています。急登を辛抱して行くと、やがて緩やかな広尾根になってきます。通過ポイント8でフェンスネットを跨ぎ、ススキのあるところを進むと、電波塔が見えてきて、やがて国見広場と呼ばれる平坦地に出てきました。国見広場は好展望地になっていて、伊勢平野や、入道ヶ岳、御在所岳、雨乞岳などが一望できるところです。
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 細尾根の急登です
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 岩が結構出てきます
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 通過ポイント7を過ぎます
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 通過ポイント8ではフェンスネットを越えます
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 電波塔が見えてきました
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 国見広場です
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 鳩ヶ峰の向こうに伊勢平野を眺望できます
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 入道ヶ岳が見えます(御在所岳はガスで見えない)

 国見広場からは作業道を行き、通過ポイント9で左に行き、電波塔の右横から野登山の三角点をめざします。途中右手に「国見石」という石がありました。ここは昔、見晴らしがよかったそうですが、現在は樹木が茂ってしまい、展望がなくなっています。さらにしばらく進むと、右手に二等三角点がある登山山頂に到着しました。山頂は狭く展望もありません。点の記によると、標高850.92m、点名:野登山、選点:M21.8.11、埋標:M21.10.22となっています。
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 通過ポイント9で左へ
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 無線中継所の横から入ります
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 途中にある国見石
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 右に行くと二等三角点のある野登山山頂
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 野登山山頂の二等三角点
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 野登山山頂の山名プレート

 野登山山頂からは野登寺に行ってみることにしました。溝状になった道を下ると、途中右手に鏡池という小さな池を通過し、原生林の残るところトラバースして行くと、野登寺の参道入口に出てきました。杉の巨木が出迎えてくれるので、参道を進むと、右手に石階段があり、これを登ると本堂に至りました。野登山はもともと鶏足山(けいそくさん)と呼ばれていて、麓にある野登寺(やとうじ)の山寺が山頂にあります。この野登寺は歴史が古く、醍醐天皇の勅命を受けた仙朝上人が910年に建立したという古刹で、1583年に兵火により焼失したが、亀山城主の寄進を受け復興したと言われています。現在は、本堂、庫裏、鐘楼が残っています。
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 溝道を緩やかに下ります
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 鏡池は氷っていました
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 参道入口にやってきました
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 杉の巨木が迎えてくれます
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 杉の巨木が立ち並ぶ参道を行きます
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 石の階段を登ります
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 鐘楼があります
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 本堂
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 本堂には「鶏足山」とい書かれていました
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 本堂の左手奥の斜面を登っていくと、もうひとつの電波塔のところに行きますが、ここが野登山の最高点になっています。電波塔の下に車道が見えますが、尾根を西に下っていくと、この車道に出てきます。ここが仙鶏尾根の入口になっています。
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 本堂の裏手の斜面を直登すると電波塔があります
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 電波塔から尾根を西に下ります
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 車道に出たところに仙鶏尾根の入口があります

 仙鶏尾根の入口からはまずは薄暗い植林帯を急降下し、再び登り返すとP778です。ここからは岩場の多いヤセ尾根をアップダウンしながら進みます。ロープのあるガレ場は慎重に下り、途中に岩塊の展望地があります。やがて、仙ヶ谷から登ってくる道が合流する仙鶏乗越に着きます。
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 ヤセ尾根をアップダウンします
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 ガレ地を通過します
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 ロープのあるガレ場を下ります
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 仙鶏乗越に着きました

 仙鶏乗越からは、今度はヤセ尾根の登りとなります。ロープが設けられているガレた場所を登ると、ちょっと展望が開けてきて、入道ヶ岳や野登山が見えてきます。やがて傾斜も緩やかになり、仙ヶ岳東峰の仙ノ石が近くなってきました。手前に展望地があり、ここからは仙ノ石、仙ヶ岳西峰、御所平などが眺望できます。
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 ガレ地を登っていきます
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 振り返ると、電波塔がある野登山が見えます
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 右手に入道ヶ岳が見えます
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 仙ノ石が見えてきました-左に御所平、右に仙ヶ岳西峰が見えています
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 仙ノ石にある素焼きのかわいい標識
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 仙ノ石-結構大きく高3mほど
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 別角度から見ると
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 さらに別角度から
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 見下ろすと新名神の高架が見えています
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 手前に仙ヶ岳南尾根、右手に御所平に続く尾根

 仙ノ石からわずかに行くと、仙ヶ岳の東峰に着きます。ここからは、西に仙ヶ岳西峰が見え、北には鎌ヶ岳や雨乞岳、綿向山を眺望することができます。しばらく眺望を楽しんだ後、西峰に向かいます。双耳峰なので東峰からは一旦鞍部に下り、西峰に登り返すことになります。薄い樹氷のある自然林の中を下り、鞍部の白谷コースを左に分け、登り返すと西峰山頂に到着しました。
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 東峰から西峰を眺望しています
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 左から綿向山、雨乞岳、鎌ヶ岳と見えています(東峰から)
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 一旦鞍部に下ります
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 鞍部では白谷コースを左に分けます
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 登り返すと仙ヶ岳西峰に着きます。

 11:20に仙ヶ岳西峰に到着したのですが、天気も次第に晴れてきて、鎌ヶ岳や雨乞岳などもガスがとれてきれいに見えるようになりました。風もなく暖かいのでここで昼食にすることにしました。ちょうど60歳くらいの男性の先客がひとりいましたが、間もなく70歳くらいの男性もやってきました。ちょうどいい感じの天気になり穏やかなランチタイムとなりました。
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 綿向山、雨乞岳、イブネ、御在所岳、鎌ヶ岳、入道ヶ岳のパノラマ
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 鎌ヶ岳のアップ
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 雨乞岳のアップ
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 東峰を見返しています(仙ノ石も見えています)
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 仙ヶ岳からは県境稜線を北上していきます。前方に鎌ヶ岳や雨乞岳を見ながら、自然林の中を急降下していくと、すぐに鞍部に着きます。ここが小社峠で、ここから仙ヶ谷に下るルートもあります。小社峠から県境稜線はアップダウンを繰り返すことになります。途中に展望のよいガレ場やザレ場があるので慎重に通過しました。やがて、前方に岩峰が見えてきました。落っこちそうな大きな岩が乗っかっています。
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 仙ヶ岳から小社峠へ急降下
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 前方には鎌ヶ岳、御在所岳、雨乞岳
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 宮指路岳の右手には三体仏岩と東海展望の岩場は見えています
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 最初の鞍部の小社峠
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 ガレ場を通過します
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 ザレ場もあります
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 岩の集まった岩峰

 岩峰からの展望はよく、北には鎌ヶ岳や馬乗り岩が見え、三体仏岩や東海展望の岩も間近に見えています。この峰を越えると、今度は岩場とザレ場の急降下となりますが、ここは「犬返しの険」と呼ばれているところです。慎重に下り、再び登り返すと宮指路岳に着きました。山頂自体は展望がありませんが、少し北に行ったところに馬乗り岩と呼ばれる岩があり、展望が得られます。
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 鎌ヶ岳や御在所岳、右に馬乗り岩
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 三体仏岩と東海展望の岩場
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 犬返しの険
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 馬乗り岩とその向こうにも奇岩が見えます
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 宮指路岳山頂(眺望なし)
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 宮指路岳の少し北から馬乗り岩と奇岩が見えます-左には綿向山
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 馬乗り岩
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 馬乗り岩からさらに北に向かいますが、自然林の中を急降下していきます。鞍部に出たところが小岐須峠でした。ここからカワラコバ谷を下ります。このルートは今回初めて通過します。谷に沿って渡渉を繰り返しながら下って行きます。通過ポイントの標識を確認します。P15を過ぎたところで右岸に渡ると谷を離れて高巻きの道を行くことになります。途中にクサリがあったり、ガレ・崩壊地があるので注意を要します。P12のところが小峠で、ここから急降下すると、再び別の谷沿いに下ることになります。左手に滝もあります。やがてヤケギ谷道と合流すると、まもなく林道に下り立ちました。
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 カワラコバ道の標識
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 小岐須峠-ここから左手の谷に下ります
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 クサリがある崩壊地
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 P12の小峠
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 ヤケギ谷道との合流点
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 林道に下り立ちました

 林道に下り立った直ぐそばに大石橋があり、あとは林道を歩いて小岐須山の家の駐車地まで戻ります。途中に「屏風岩」と呼ばれる岩があったので(林道から徒歩1分)立ち寄ってみました。
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 この吊り橋から屏風岩を眺めます
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 屏風岩
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 この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平20業使 第438号)

<コースタイム>100104曇り後晴れ
730小岐須山の家 820マド 855国見広場 900野登山 910野登寺925 945仙鶏尾根入口 1015仙鶏乗越 1040仙の石1100 1120仙ヶ岳(昼食)1220 1235小社峠 1330岩峰1345 1350犬返しの険 1410宮指路岳 1415馬乗り岩1430 1445小岐須峠 1520小峠 1530ヤケギ道出合 1535大石橋 1555小岐須山の家


by kitayama-walk | 2010-01-04 23:07 | 鈴鹿山系 | Comments(2)
Commented by Chika at 2010-01-08 08:52 x
新年早々、とんがったテッペン制覇ですね(笑
ウチもやっと始動ですー。
長いお休みでデブデブなので、のんびりコース予定です。
近畿も大雪の後なんでコワイですね。。
kitayama-walkさんもお気をつけて~
Commented by kitayama-walk at 2010-01-09 22:14
 chikaさん、コメントありがとう。今年もよろしくお願いします。
 馬乗り岩にまたがって、ちょっとご機嫌さんですね。三脚にセルフタイマ
ー10秒で撮ったのですが、10秒で岩にまたがるのはちょっと慌ただしか
ったです。


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