山好き的日々@京都北山

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2009年 10月 31日

紅葉の檜塚劇場へ-明神平・檜塚奥峰・檜塚・ヒキウス平

 今年4/19に思いがけず明神平から薊岳に歩いたのですが、この明神平の雰囲気に感動しました。さらに、この明神平の先には、檜塚奥峰、檜塚、ヒキウス平という気持ちのよい場所があるということでした。特に、ヒキウス平から眺める明神岳、檜塚奥峰や檜塚は「檜塚劇場」とも呼ばれる絶景地というので、是非とも訪れてみたいと思っていました。

 10/31は好天に恵まれるという予報でしたので、最後の紅葉を楽しめるのではないかという期待と込めての訪問となりました。アクセスは、前回は奈良県側の大又林道からでしたので、今回は三重県側のマナコ谷登山口からにしようと思っていましたが、千秋林道がどこまで進めるか情報が不足していたため、安全策として同じく大又林道からにしました。この林道は、先般の台風18号の影響で、登山道の一部がズタズタに抉られていて危険な状態になっていました。
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 ヒキウス平から檜塚奥峰(左)と檜塚を眺望しています



 午前5時京都を出発し、城陽から京阪和自動車道に乗り、R24-R169-R307 と走り、東吉野村をめざします。県道16に入り、高見川沿いに走り、東吉野村役場のところで大又小川線に入り、丹生川上中社のところで県道221に入り、四郷川沿いに走ります。やがて四郷川が大又川になり、最終バス停の大又を越えて、さらに車を走らせ、大又林道に入ります。大又林道は狭いながらもアスファルト舗装が最後まであり、普通の車でも問題ありません。

 午前7時30分大又林道の駐車地に到着しました。ここには20~30台くらいの駐車スペースがあります。すでに5、6台ほどの車が駐まっていました。早速、身支度を整えて出発です。最初のゲートところに「明神平への登山道通行止」と書かれた掲示がありました。「台風18号の被害のため、現在明神平への登山道は通行止めとなっており、復旧未定です。」と書かれているではありませんか。さて、どうしようかと思案していると、ほかの登山者がどんどんゲートを通過していくので、取りあえず行けるところまで行ってみることにしました。
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 最初のゲートのところに設置してあった登山道通行止めの案内

 まずは、舗装された林道を10分ほど歩くとゲートと登山届のボックスがあります。そのまま通過していくと、コンクリート舗装の道になってきます。左手の大又川にある滝を見ながら、登っていくと、突然道が崩壊していました。それも半端な崩壊ではなく、ざっくりと真ん中がえぐれています。深さも2mくらいあって、小さな谷のようになっています。「うわー、こりゃあひどい!」というのが実感です。それでも、両端にわずかに残っている部分を右に左に渡りながら歩きました。特に左側の部分は左手が川になっているので転落しないように慎重にならざるを得ません。台風という自然の驚異をまたしても(昨年9月の鈴鹿の被災に続き)見せつけられました。この状況では復旧にはかなり時間がかかるでしょうね。
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 林道終点のゲートを通過します
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 コンクリート舗装の道ですが、結構急坂になっています
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 左手の大又川にかかる二筋の滝
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 道の真ん中がえぐれています
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 木の板が渡してあるので、左から右に渡ります
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 えぐれた部分に降りてみました-かなり深さがあることがわかります
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 中央がえぐれ、左端が残っているので、ここを歩きました-左の川に転落しないように要注意!

 道が崩壊している部分はそう長く続かず、5分程度で通過することができました。やがて大又川の右岸に移り(道の下に大きな管が設置してあり、川の流れはここを通過しているので渡渉ではありません)、コンクリート舗装の道が途切れてきて、林道終点になりました。ここからさらに直進していくと、右手に最初の渡渉地点が出てきました。右岸から左岸に渡るのですが、ここにはロープが設置してあるのですぐにわかります。左岸沿いに少し行くと、今度は左岸から右岸に渡渉します。ここにもロープが張られています。渡ったところに木の短いハシゴがあり、これを登っていきます。すると、左手に崩壊した小さな小屋がありますが、これが旧あしび山荘跡でしょうか。
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 最初の渡渉地点-右岸から左岸に渡ります
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 続いて左岸から右岸に渡ります-渡ったところに小さなハシゴがあります
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 旧あしび山荘跡でしょうか

 旧あしび山荘跡を通過し、少し急な山腹道を登っていくと、作業小屋のような建物の横を通過すると、やがてキワダサコ谷と書かれた標識があり、ここが3番目の渡渉地点(右岸から左岸へ)となります。ここにもロープが設けてあります。左岸に沿って少し登ると、谷にごろごろとした大きな岩があり、途中でこれを横切って右岸に渡ります(4度目の渡渉)。すると、少し谷から離れた地点をトラバースしていきます。間もなく「ミョウジン谷」と書かれた標識がある地点に着きました。ここは小さな広場になっていて、最初の休憩地に適しています。この奥に明神滝が落ちています。谷に少し入ってみると、明神滝の姿が見えます。
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 キワダサコ谷の標識のあるところが渡渉地点
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 キワダサコ谷の渡渉(3番目の渡渉)
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 大きな岩の転がる谷を登りながら自然と渡渉します(4番目の渡渉)
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 谷から少し離れてトラバース気味に登ります
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 ミョウジン谷の標識のある小さな広場
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 広場から少し谷に入ると明神滝が見えます

 明神滝前の小広場からは登山道は一旦左手に折り返すように登っていき、再度右に折り返したところで、明神滝の全景がよく見えてきました。なるほど、ここに「明神滝」の標識があるはずです。登山道を進むと、滝の上に出てからは谷を右手に見ながら緩やかに登っていきます。やがて、谷を渡渉する地点にやってきます。これが最後の渡渉になります。以前はもう少し上を通過していたと思うのですが、今は一旦下におり、落下している鉄製の橋板を左手に見ながら、谷を渡り、「キケン」と書かれた標識のある木橋を通過していきます。
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 「明神滝」と書かれた標識があります
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 登山道から明神滝の全景が見えます
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 左手に落下した橋板を見ながら最後の渡渉です
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 「キケン」と書かれた標識のある木道に渡っていきます

 再度の渡渉が終わると、傾斜が緩やかになってきて、ブナやヒメシャラの木がある林の中を登山道をつづら折りに登っていきます。このあたりが紅葉が目につく場所でした。小さな谷を2つ横切り、樹林を抜けると水場がありました。4つのホース(管)が出ていて、登りのときには1本しか水が出ていませんでした(下りのときは3本でした)。水場を過ぎると、稜線が近づいてきて、ふと右後を振り返ると、薊岳の姿が見えていました。そして、稜線に出たところが明神平で、広々とした平原になっており、ここには立派なログハウスであるあしび山荘が建っていました。よく見ると、「大阪府立天王寺高校あしび山荘」と書かれていました。鍵がかかっていて中には入れませんでした。
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 緩やかな登りとなっています
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 次第に陽が当たってきました
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 水場があります
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 薊岳が見えています
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 明神平に建つ「あしび山荘」
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<コースタイム>091031晴れ
750大又林道駐車地 820林道終点 835明神滝 915水場 920明神平930 940三ッ塚分岐 955明神岳 1030P1394 1040桧塚奥峰1105 1115桧塚1125 1135桧塚奥峰 1145P1394 1155ヒキウス平(昼食)1235 1240ヒキウス平PartⅡ1250 1310P1394 1400笹ヶ峰1410 1440明神岳 1500明神平 1530明神滝 1600林道終点 1605大又林道駐車地


by kitayama-walk | 2009-10-31 23:25 | 台高・大峰山系 | Comments(2)
Commented by 麻鈴音 at 2009-11-05 22:39 x
お久しぶりです。
桧塚劇場の、絵画のような色あいや、点在するような樹木と素晴らしいと思います。
鈴鹿山系の風景より、ワイドですね。
Commented by kitayama-walk at 2009-11-10 00:18
 マレーネさん、お久しぶりですね。
 HPを見ると、先月に台高の薊岳に登っておられますね。私も、今年
4/19に明神平から薊岳に登りました。そのときの雰囲気が忘れられず、
今回もう一度明神平から檜塚方面を歩いてきました。今回の山行も晴天
に恵まれ、紅葉にはちょっと遅かったけれど、随分楽しい山歩きができま
した。鈴鹿にも、そして台高にも、よい山はたくさんありますね。京都から
台高はちょっと遠いですが、日帰りできないことはないので、これからも
挑戦していきたいと思っています。


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