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山好き的日々@京都北山

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2009年 04月 11日

カタクリの花-京都岩倉・箕裏ヶ岳

 今日は、午後から仕事があるので、午前を利用して、近場(京都岩倉)の低山である箕裏ヶ岳(432.7m)にカタクリの花を見に行ってきました。国際会議場からほど近い岩倉実相院のあたりから歩き始めると1時間半ほどで山頂に辿り着くことができます。

 お目当てのカタクリは、一昨年の4/18に、たまたまある谷で見つけたもので1週間ほど早いのですが、今年はちょうど見どころではないかと期待していました。しかし、花の時期はもっと早かったようで、カタクリ谷(勝手に命名)にはくたびれた花が4つ、5つしか残っていませんでした。
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 もう終わりかけになっていたカタクリの花



 地元岩倉の山として身近な存在は、瓢箪崩山(532.4m)と箕裏ヶ岳です。今日は、午前中しか時間がないので、箕裏ヶ岳に登ることにしました。車で狐坂の宝ヶ池トンネルを越え、岩倉村松保育園横の公園付近に駐車して、静原方面に向けて歩き始めます。住宅地を抜け、民家が途切れたあたりから田畑が広がってきました。すぐにY字路があり、左に進みます。
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 歩き出すと民家の向こうに箕裏ヶ岳が見えてきました
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 岩倉ふるさと館の作製の案内標識(岩倉の山にはかなりあります)
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 Y字路を左にとり、畑の中の道を進んで行きます

 小さな小川を渡るところに石仏があり、その周囲には春を告げる山野草の花-オオイヌフグリ、スミレ、タンポポ、キランソウ、タチツボスミレなどが咲いていました。しばらく、右手に作業小屋を見ながら、山道を北に進むと、やがて左に分岐があります。これは箕裏ヶ岳への近道コースになっています。ここでは、直進し、静原墓地まで行くことにしました。
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 箕裏ヶ岳への近道ルート分岐
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 分岐を直進していきます

 やがて山道は樹林帯の中に入り、少しずつ登っていきます。左の路傍には石塔などもあります。やがて、左に直角気味に折れると、登りとなりますが、間もなく峠にやってきました。ここには静原墓地があります。箕裏ヶ岳には、この峠から左手に取り付くことになりますが、ちょっと墓所を上がり、箕裏ヶ岳の山容を見ることにしました。
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 樹林帯の中を行きます
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 峠に近づいてきました
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 墓所のある峠にやってきました
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 墓所から少し上がると箕裏ヶ岳が正面に見えます

 峠から墓地を反対側の山肌に取り付き、登っていくと、すぐに鹿除けの黄色いネットが山道沿いに張られています。しばらくはこのネット伝いに進むことになりました。途中、右手に崩壊した作業小屋の跡があります。ミツバツツジなどが咲く道を進むと、やがて右手に小さな谷があります。ここがカタクリの花が咲いている場所でした。しかし、今年はもう終わりかけていて、くたびれた花が4つ、5つしか残っていませんでした。その代わりにニチリンソウの花が咲いていました。
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 峠からの取り付き
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 山道沿いに鹿除けネットがあります
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 崩壊した作業小屋跡
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 カタクリの花を見終えて、再度登山道に戻ると、山腹をトラバース気味に進むと、分岐点に至りました。先ほどの分岐の近道コースがここに合流してきました。ここで右にとり、山頂をめざします。ここからは少し急登になっていて、固定ロープが設置してあります。しばらく辛抱して登ると山頂に出てきました。
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 山頂への分岐
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 急登になってきました(固定ロープあり)
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 箕裏ヶ岳の山頂です
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 山頂は小さな広場になっています(三等三角点あり)

 さて、箕裏ヶ岳からの下山は、市原か岩倉かになりますが、今日は繁見坂から岩倉に下りました。山頂からの道を間違えないように岩倉方面に下ります。道ははっきりしているので、ミツバツツジの咲く中をどんどんと下っていくと、左手に展望の開けた場所がありました。ここから岩倉の町並みと比叡山が眺望することができます。よく見ると、国際会議場も見えています。
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 正面に比叡山、その手前に岩倉の町並み
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 比叡山とその北尾根、その手前には瓢箪崩山
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 右に見えるのが国際会議場、その手前に同志社高校が見えます

 下山道をどんどん下っていくと、ポンと林道に出てきました。あとはこの林道(繁見坂)を下っていくと、仏教大学の岩倉グランドのところに出てきました。さらに歩くと住心院の桜がきれいでした。また、老人ホーム洛翠園のそばに権土池という池がありました。この池の由来が書いてありました。「明治維新の元勲岩倉具視公は、岩倉村に幽棲のおり、常に村民に庇護せされ、危害を免れた。明治9年公は村民の旧義に報いるため、三百円を寄付された。村民らは永久に記念するために用水溜池を築いて「ごんぞう」(池造り人足)の名を冠し、加恩の池として、今もその恩恵に浴している」
 後は村松保育園のところまで歩いて帰りました。
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 ミツバツツジの道を下ります
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 林道に出てきました
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 繁見坂を歩きます
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 仏教大学の岩倉グランドに出てきました
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 安住院には桜が満開でした
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 権土池
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 権土池の由来書
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 この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平20業使 第438号)

今日の花

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 オオイヌノフグリ
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 キランソウ
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 セイヨウタンポポ
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 レンゲソウ
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 ムラサキキケマン
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 ニリンソウ
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 ミツバツツジ
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 タチツボスミレ
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 ウマノアシガタ(馬の足型)
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 ツルニチニチソウ(蔓日日草)

<コースタイム>090411晴れ
930村松保育園 1010静原墓地 1030カタクリ谷 1120箕裏ヶ岳 1155林道出合 1205仏大グランド 1215権土池 1230村松保育園


by kitayama-walk | 2009-04-11 23:56 | 京都北山


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